■「SI Web Shopping V12.10」について 「SI Web Shopping V12.10」では、EC事業者様の利便性向上とECサイトにおける更なるパフォーマンス向上を目的に、PostgreSQLバージョン12への対応と、管理画面のWEBブラウザとしてGoogle Chromeをサポートしました。
1.PostgreSQLバージョン12への対応について これまでのSI Web Shoppingは、PostgreSQLバージョン11に対応していましたが、「SI Web Shopping V12.10」でPostgreSQLバージョン12に対応しました。PostgreSQLバージョン12では、従来バージョンと比べ、データベースから特定のデータを検索するためのインデックスが改善され、スペース使用率が平均40%削減されています。また、パーティショニング(※1) も改善されております。これらの改善により高いパフォーマンスのデジタル基盤をSI Web Shoppingで構築することができるようになりました。 購買行動のデジタルシフト加速に対応する課題を持つEC事業者様に対して、SI Web Shoppingは、サービス拡張・拡大が可能なデジタル基盤を提供するため、複数のデータベースに対応する方針をとっています。PostgreSQLだけではなく、Oracle Databaseにも対応しており、それぞれのデータベースの特徴を最大限に活かし、参照系データベースをPostgreSQL、更新系データベースはOracle Databaseを利用するなど、個々のデータベースの強みを生かしたハイブリッド環境を構築することも可能です。
2.Chromeブラウザ対応について 「SI Web Shopping V12.10」ではEC事業者様の運用利便性の向上を目的に、管理画面のWEBブラウザとして、全世界で60%以上*のシェアを誇るGoogle Chromeに対応いたしました。なお、Microsoft Internet ExplorerはMicrosoft社のサポート終了に伴い、「SI Web Shopping V12.10」のサポートも終了します。今後は、Google Chromeを標準サポートブラウザといたします。
*出典:StatCounter調べ
■今後の展望について E-Commerceの利用、集客・販促のためのオンラインサービスが拡大する昨今において、拡張性と可用性の高いECサイト構築のご要望は年々増加しており、大手EC事業者様を中心にスケーラビリティの高いシステムへの移行が増えてきています。また今後、更に5Gが普及していくことを考慮すると、ライブコマースなど動画をより活用した新たなスタイルのECサイトも増加していくと思われます。 このような背景からECサイトの多様なニーズは、今後も高まると考えられます。だからこそ、EC事業者様の利便性が高く、消費者のユーザービリティの高い、柔軟で堅牢なデジタル基盤の構築が重要となります。 「SI Web Shopping」をECビジネスのコアシステムと位置づけ、堅牢なEC基盤をベースに顧客の繊細なニーズを満たす製品としてEC事業者様の売上向上へ貢献して参ります。
■ECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」とは 「SI Web Shopping」は1996年に日本で初めて販売されたECサイト構築パッケージです。累計1,100本の実績を持ち、様々な有名ECサイトに使われています。発売以来20年以上、時代のニーズに合わせて機能改良(バージョンアップ)を続けており、2021年2月に最新版「SI Web Shopping Ver12.10」をリリースしました。専門的なマーケティング製品との柔軟な連携性、堅牢なセキュリティで、拡大を続ける日本のECビジネスを支えます。 近年では高い品質と高いカスタマイズ柔軟性が市場で評価され、様々なEC事業の中でも業務システム化の難易度が高いネットスーパーサイトのリニューアルや複数のフロントECを束ねるOMS(Order Management System)(※2)基盤として採用されています。