2019年度の敏感肌コスメ市場は前年度比9.4%増の888億円となり、市場規模はこの10年で約1.7倍に拡大している。これは、敏感肌コスメのマス化が進んだことが影響している。また、2020年度については、2019年度比8.6%減の812億円となる見込み。コロナ禍において従来のような店頭販売ができなくなったことや、インバウンドの激減が影響する。一方、ウィズコロナの新生活様式によって新たなニーズも誕生している。当資料では、今日の化粧品の中でも特に関心の高い敏感肌コスメ市場について徹底調査。主要各社の商品動向やマーケット、今後の方向性をレポートしている。

概要
◆2019年度の敏感肌コスメ市場は前年度比9.4%増の888億円となり、市場規模はこの10年で約1.7倍に拡大している。

◆好調に推移した要因としては、敏感肌コスメのマス化が進んだことが挙げられる。具体的に、近年は敏感肌の捉え方自体が先天的なものから環境要因によるものへと拡大しており、これによって“一時的な敏感肌”を感じる人が増えるなど敏感肌人口の増加が加速している。こうした状況のなか、主要ブランドでは有名な女優を起用したTVCMやイベントなど積極的なプロモーション展開で露出を強化しており、敏感肌コスメの認知拡大につながっている。

◆さらにアプローチ方法をみても、カネボウ化粧品の「フリープラス」が掲げる“敏感を愛そう。”のように、敏感肌であることを肯定的に捉えたポジティブなメッセージを打ち出すブランドが多くなり、こうした前向きなアプローチが奏功して、新規ユーザーも増加傾向にある。

◆このほか商品面では、使用部位が拡大している。従来、敏感肌コスメとしてはフェイスケアがメインであったが、ここ数年は体や頭皮の乾燥による敏感肌を気にする人が増え、ボディケアやヘアケアのユーザーが増加。使用部位が拡大したことで、スキンケア商品とのクロスセルにつながり、市場規模の拡大に寄与している。特に2019年以降はボディケア商品の上市が相次いでおり、花王の「キュレル」や第一三共ヘルスケアの「ミノンメン」、ディセンシアの「アヤナス」などが売上を伸ばしている。

◆2020年度(見込)については、2019年度比8.6%減の812億円となる見込み。コロナ禍において従来のような店頭販売ができなくなったことや、インバウンドの激減による影響を受け、減収推移となる見通しである。一方、ウィズコロナの新生活様式によって新たなニーズも誕生しており、マスク着用による肌荒れなどから敏感肌への関心は高まっているといえる。

◆また、プレミアアンチエイジングや明色化粧品、ベアエッセンシャルなどの一般化粧品企業・ブランドからの新規参入も増加しており、今後の市場拡大に貢献することが期待される。

◆当資料では、今日の化粧品の中でも特に関心の高い敏感肌コスメ市場について徹底調査。主要各社の商品動向やマーケット(ブランド別、分野別、種類・機能別、チャネル別)を分析するとともに、今後の方向性についてまとめている。

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TPC市場調査レポート
「2020年 敏感肌コスメの市場分析調査」
―コロナ禍で増える敏感肌!化粧品市場の成長の鍵を握る―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210200525
資料体裁:A4判156頁
発刊日:2020年11月27日
頒価:99,000円(税抜)

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会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、2020年 敏感肌コスメ市場について調査結果を発表