IDTechEx(英国の先進技術調査会社)は、『バイオプラスチック 2020-2025年』と『ポリマー・リサイクリング技術 2020-2030年』と題した2つ調査レポートを発行し、2020年6月29日より、日本法人のアイディーテックエックス株式会社での販売を開始しました。

https://www.idtechex.com/ja/research-report/bioplastics-2020-2025/721
https://www.idtechex.com/ja/research-report/polymer-recycling-technologies-2020-2030/760

近年、プラスチック生産は加速しており、現在の成長率で生産が続けば、世界のプラスチックセット生産量は2030年までに6億トンに達すると予測されています。 このプラスチックのほとんどは生分解性を持たず、30~50%のプラスチックは使い捨て用途として、製造されています。 このため、使用済みプラスチックは深刻な環境問題となり、近年ではプラスチックごみが、ますます差し迫った問題となっています。

世界中でプラスチックごみを削減するための2つの有望なアプローチが、新たな生分解性プラスチックと洗練されたリサイクル戦略です。生分解性プラスチックとポリマーリサイクルの両方に焦点を当てることで、プラスチック廃棄物問題への解決の手助けとなり、魅力的なビジネスチャンスを得られる可能性があります。いずれの分野も、原油価格の歴史的な低水準との競争で苦戦しています。こうした背景下では、従来のように使い捨てプラスチックを生産・廃棄する方がはるかに低コストで済むからです。しかし、新技術がこの状況を終わらせる役割を担っています。システムの各要素は互いに競争関係にあり、例えば、リサイクルが重視されるとバイオプラスチックの潜在市場が縮小し、この分野が直面する経済的問題が一層悪化します。とはいえ、世界各国がプラスチックごみの問題に対して有意義な措置を講じるためには、両方の技術の成長が必要であると考えられています。



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000218914&id=bodyimage1

Opportunities for recycling in the polymer value chain. 出展: IDTechEx リサーチ

◆『バイオプラスチック 2020-2025年』では、「生分解性」という用語の意味や使用済みバイオプラスチックの処分方法についての議論とともに、あらゆる一般的なバイオブラスチックの生分解性に関する全体像を紹介しています。
 例えば: 「生分解性」プラスチックとは何かということ。ほとんどの消費者が「生分解性」プラスチックと聞けば、自然環境下で数週間から数カ月で分解されるプラスチックのことだと考えるのが普通でしょう。しかし、「生分解性」バイオプラスチックの多くはこの定義にあてはまりません。
https://www.idtechex.com/ja/research-report/bioplastics-2020-2025/721

◆『ポリマー・リサイクリング技術 2020-2030年』では、拡大するポリマーリサイクル市場の技術について、詳しく解説しています。
 例えば:  既存のリサイクル技術は、機械的にプラスチックごみを分別して溶融する方法に頼っています。そのため汚染がひどく、原料の「ダウンサイクル」につながることもしばしばです。しかし、ポリマーのバリューチェーンにおける事業機会拡大への道を開く、各種の代替的なリサイクル技術が新たに開発されています。
https://www.idtechex.com/ja/research-report/polymer-recycling-technologies-2020-2030/760

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https://www.idtechex.com/ja/research-article/biodegradable-vs-recyclable-plastics/21022

IDTechExの調査レポートは、アイディーテックエックス株式会社 (IDTechEx日本法人) が、販売しています。
IDTechExからの直接販売により、お客様へ各種メリットを提供しています。

【本件に関するお問合せは下記まで】
アイディーテックエックス株式会社
100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
URL: https://www.idtechex.com/ja
担当:村越美和子  m.murakoshi@idtechex.com
電話 : 03-3216-7209



配信元企業:アイディーテックエックス株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 使用済みプラスチックが環境問題となるなか、プラスチックごみ削減の有望なアプローチ、「新たな生分解性プラスチック」と「洗練されたリサイクル戦略」技術について、IDTechExが調査レポートをリリース。