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株式会社パテント・リザルトは6月25日、独自に分類したゼネコン業界の企業を対象に、2019年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「ゼネコン業界 他社牽制力ランキング2019」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2019年に最も引用された企業は清水建設、次いで鹿島建設、大成建設となりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216966&id=bodyimage1】
1位 清水建設の最も引用された特許は、菊水化学工業と共同出願した「耐火被覆構造体」に関する技術で、シェルターの5件、三井住友建設の1件の合計6件の審査過程で引用されています。このほかには「造成工事における重機の施工ナビゲーションシステム」に関する技術などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2019年に清水建設の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、竹中工務店(36件)、次いで鹿島建設(23件)、大成建設(21件)となっています。
2位 鹿島建設の最も引用された特許は「免振装置の交換方法」に関する技術で、前田建設工業などの計9件の審査過程において引用されています。このほかには「飛散防止装置」に関する技術や「杭基礎構造およびその施工方法」に関する技術などが、引用された件数の多い特許として挙げられます。
2019年に鹿島建設の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、清水建設(24件)、次いで大林組(23件)、大成建設(20件)となっています。
3位 大成建設の最も引用されている特許は「木質耐火部材」に関する技術で、シェルターの「木製建築部材」関連特許など、計5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2019年に大成建設の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は竹中工務店(25件)で、鹿島建設(24件)、清水建設(18件)と続いています。
そのほか、4位の大林組は「廃棄物の詰め込み量を多くすることにより、運搬費用を削減する技術」が、5位の竹中工務店は「移動中の人の周囲及び前方を効率的に照明することが可能な照明システム」が、最も引用された特許として挙げられます。
【ランキングの集計対象について】
日本特許庁に特許出願され、2019年12月までに公開されたすべての特許のうち、2019年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年5月29日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
また弊社では、本ランキングの詳細データを下記の通り販売しています。
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【本件に関するお問い合せ先】
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5802-6580
Fax:03-5802-8271
ホームページURL https://www.patentresult.co.jp/
配信元企業:株式会社パテント・リザルト
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