~sMedio、切羽(きりは)観察のためのAIエンジンを新たに構築。さらに、本AIエンジンを組み込んだiPadアプリケーションと、クラウドシステムを網羅したトータルシステムを構築~

株式会社sMedio(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩本 定則、東証マザーズ:3913、以下sMedio)は、西松建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高瀬 伸利、東証1部:1820、以下西松建設)が推進する「山岳トンネルAIソリューション」の2つ目のソリューションとして、“切羽評価システム”を開発しました。

2018年より開始された、西松建設が推進する「山岳トンネルAIソリューション」は、AI(人工知能)を活用することにより、山岳トンネル工事における様々な課題を解決するものです。西松建設の長年の技術を用いて蓄積されたビッグデータをもとに、sMedioのAIによる分析と推論技術を用いて、山岳トンネル工事におけるトータルなソリューション提供を目指しています。

今回、新たに開発を行った“切羽評価システム”は、山岳トンネル掘削の過程で必須となる地質の評価をAIが行い、人間の目視による地質の評価をサポートするものです。

本システムでは、西松建設が収集した膨大な切羽断面のデータで学習を繰り返すことにより構築された学習モデルを使用し、様々な種類の地質の評価を行うことができます。

本システムは、東京理科大学理工学部土木工学科小島尚人教授の特許取得技術である錯視誘発画像特徴強調システム(Visual illusion based-Image feature enhancement System:VIS *1)を組み合わせることで、AI判定の精度向上を目指しています。

上記に加え、地質の強度の指針として、穿孔探査システム DRISS(Drilling Survey System)により計測した強度データを解析に加味することにより、更なる判定精度の向上を目指します。

また、“切羽観察”アプリで入力したスコアやAI判定の結果は、クラウドでデータを管理することで、オフィスから写真の閲覧やスコア入力、帳票の出力まで行えるトータルなシステムとなっています。

sMedioでは、今後も西松建設との「山岳トンネルAIソリューション」の共同開発を進め、工事現場における様々なシーンをAIにより判定する技術の向上を行って、山岳トンネル工事における様々な課題を解決するトータルなソリューション提供を行ってまいります。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000202702&id=bodyimage1

*1 VISは、錯視誘発処理(残像錯視&擬似回転錯視)を通して、画質を改善・鮮鋭化させるとともに、各種画像特徴(凹凸、線構造、エッジ、きめ、粗さ等)の強調・視認性の向上を担います。

(注)VISおよびDRISSを使用したシステム開発は、西松建設との共同開発の一環として進めています。

西松建設ニュースレター Webサイト
iPadアプリひとつで切羽評価を行える『切羽評価システム』を開発 -AI活用技術で山岳トンネル施工の生産性向上-
https://www.nishimatsu.co.jp/news/news.php?no=MzQ1

※高瀬伸利の「高」は「はしごだか」、「瀬」は旧字体が正しい表記となります

<sMedioについて>
sMedioは2007年の設立以来、マルチメディア、無線接続技術関連ソフトウェアの開発力で高い評価を獲得しているソフトウェア開発会社です。「デジタルトランスフォーメーションの加速」をミッションとし、近年はAI(人工知能)による映像解析、IoTプラットフォーム製品、セキュリティ関連技術に事業分野を広げ、ソフトウェアによる新たな価値の創造に取り組んでいます。

※このニュースリリースに記載されている会社名および製品・サービス名などは、各社の登録商標または商標です。
※iPad は、Apple Inc.の商標です。

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2019年10月2日 発表



配信元企業:株式会社sMedio
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情報提供元: Dream News
記事名:「 sMedio、西松建設と共同開発中の「山岳トンネルAIソリューション」の第2弾として、“切羽評価システム”を新規開発