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MUSICトライブ・サービセスJP株式会社は、有名なコルグMS-20の開発に携わった西島裕昭氏がシンセサイザーを中心とするベリンガーブランド製品の新開発拠点、日本イノベーションセンターの所長に就任することを発表いたします。就任は2019年9月中旬の予定です。

今後弊社は大規模な研究開発センターを日本に建設し、多くの優秀な日本人エンジニアを招いて、主力のシンセサイザーやサンプラー等、革新的な製品設計を目指します。

西島裕昭氏談
”私は子供の頃から、おもちゃを分解して、その仕組みを探ることにワクワクしていました。その仕組みの探求に父と祖父は私にとても協力してくれました。小学校3年生の時に父から電子回路を、祖父からは半田付けを教えてもらいました。当時トランジスタ1個の発振器が抵抗値の変化で周波数が変化する事を体験し、非常に興奮したことを昨日のことのように思い出されます。

音楽との出会いも小学生の時でした。兄が持っていたクラシックギターを触ったのがきっかけで、毎日のようにギターを弾いて、気が付けば兄よりも上手になっていました。演奏をギターの先生に習った事もあります。
中学生の時には、エレキギターを買って、バンドを結成しました。

高校生でシンセサイザーに出会いました。音色に感銘を受けて凄くシンセが欲しかったのですが、その当時は高価過ぎて買う事が出来ませんでした。
大学では電子工学を専攻しました。また音楽サークルでバンドをやっていました。
在学中には仲間達のアンプの修理やエフェクターの製作をしていました。
私は、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ジェネシス、ELP、イ・プー等のアーチストと音楽が好きです。

卒業後、私はKORGに就職しました。MS-20シリーズ、Σ(Sigma)、アナログ・エフェクターのKESおよびPME-40Xシリーズ、ギターシンセサイザーZ3、さらにはKORGのCMT(Component Modeling Technology)などのシンセサイザー関連技術をエンジニアとして長年開発して来ました。

KORGを退職した後、この数年間、Behringerが高品質のシンセサイザーを提供し、世界中のミュージシャンが使っているのを見て、私自身とても感銘を受けていました。
そんな時、Uli Behringer氏と知り合い、彼と私の信念が一致したので、一緒にBehringerブランドで世界クラスの楽器を作って行こうと決心しました。これは私の夢の実現でもあります。

現在の日本の楽器メーカーでは、様々な理由からプロ仕様のオリジナル・アナログ・シンセサイザーを開発するのが困難です。
プロ仕様のアナログ・シンセサイザーを新規に開発するという私の野望と、Uli Behringer氏の楽器に対する深い愛情とが一致し、二人意気投合したからこそ、このプロジェクトは非常に意義があると思います。
私は、現在経験豊かな組み込みソフトウエアのエンジニアとそのチームリーダーになる方をこの日本イノベーションセンターで募集しています。是非ご応募ください。応募はメイルで、yuka.ishigami@musictribe.comに職務経歴書を添付しご送付ください。

Music Tribeについて
Behringer と Music Tribeの創設者であるUli Behringerは次のようにコメントしています。「私たちのチームに西島氏を迎えることを非常に誇りに思っています。 彼は数十年の経験を持つ伝説的なシンセサイザーのアイコンです。
1977年に自分のシンセサイザーを初めて設計して以来、私は常にシンセサイザーに夢中です。
近来、Behringerは古典的なシンセサイザーを復活させ、全く新しい楽器として再設計し、誰もが手頃な価格で購入できるようにすることを一番の使命としています。 Behringerは、が70年代と80年代に登場した素晴らしいシンセサイザーとサウンドを、お客様誰も手に入れることができると信じています。」
さらにULIは、
「現在、シンセサイザーミッションに参加してくれる経験豊富なシンセエンジニアを世界中から70名募集中です。 興味のある方は是非私に直接連絡して下さい。
uli.behringer @musictribe.com」
と語っています。



配信元企業:MUSICトライブ・サービセスJP株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 シンセサイザー界のレジェンドエンジニア西島裕昭氏、べリンガーのシンセサイザー新開発拠点、日本イノベーションセンター所長に就任