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2017年都議選の調査を実施。自民党は大敗するか?!
巷間、メディアなどで伝えられているように、自民党は今回の都議選において、本当に大敗するのか?株式会社バズグラフ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:西本 光治)は自社のソーシャルリスニングソリューション「BuzzGraphTM」を使用し、ブログ、Twitter、ネットニュース記事中、都議選の記述がある12,253記事について調査を実施しました。
記事が書かれた期間:2017年6月22日~6月28日
ブログ記事数:6,496
Twitter記事数:5,567
ニュース記事数:190
■自民党と都民ファースト、SNS上で「支持する」と共に記述された記事数は?
BuzzGraphTMに下記のキーワードを指定し、自動解析を行いました。
“都議選”AND “政党名(自民党、都民ファースト)“
都議選関連の記事のみを抽出するため”都議選“必須としました。
“支持する”、“投票する”、“投票したい”、“応援する”、“応援したい”
政党名とともに上記の5つのキーワードのいずれかが同時に記述された記事について解析を行いました。
2017年6月22日~6月28日に“支持する”等と共に検索された記事数は
自民党 101件
都民ファースト 58件
都民ファーストに対して自民党の記事が1.7倍検索されました。
●2017年6月22日~6月28日:自民党支持のポジネガ推移数
6月28日:ポジティブ数130 ネガティブ数 346)となり、ネガティブ数は多いですがポジティブ数も多く出ています。
●2017年6月22日~6月28日:都民ファースト支持のポジネガ推移数は、6月28日:ポジティブ数58 ネガティブ数 101でネガティブ数が増加傾向にあります。
●2017年6月22日~6月28日:自民党支持のポジネガ比率は、ポジティブ数27.77%、ネガティブ数72.23%となり、ネガティブ語比率が高く出ています。
●2017年6月22日~6月28日:都民ファースト支持のポジネガ比率は、ポジティブ数38.88%、ネガティブ数61.12%となり、ポジティブ語数の比率は決して高いとは言えず、自民党との決定的な差にはなっていないようです。
●2017年6月22日~6月28日:自民党支持の男性比率90.18%、女性比率9.82%となっています。
●2017年6月22日~6月28日:都民ファースト支持の男性比率94.03%、女性比率5.97%となっています。
※記事の書き手については、どちらも女性比率が低く、結果には女性の意見が反映されていない可能性があります。
●2017年6月22日~6月28日:自民党支持の年代比率は20代18.18%、30代18.18%、40代27.27%、50代36.36%となり、40代、50代の比率がやや高い傾向があるようです。
●2017年6月22日~6月28日:都民ファースト支持の年代比率は20代25%、30代25%、40代37.5%、50代12.5%となり、20代、30代、40代の比率が高く、50代の比率は低い傾向があるようです。
■自民党と都民ファーストはどちらが優勢?
以上のことからも、自民党が大敗する兆候は記事の出現状況から見てとることはできず、支持出現数では自民党が優位にあり、ポジティブ語、ネガティブ語の比率では、都民ファーストがやや優位に立っていると言えるものの決定的な差にはなっていないようです。
この結果を参考としつつ、弊社BuzzGraphTMを使用し、都議選 AND 各政党名の6月22日~6月28日のブログ、Twitter、ネットニュースでの出現数をポジティブ語、ネガティブ語分析による比率のみを用いて、政党別の都議選当選者数を予測しました。
自民党 52名、日本維新の会 1名、都民ファーストの会 34名、民進党 10名、公明党 9名、共産党 14名、社民党 0名、生活者ネットワーク 0名、諸派 1名、無所属 6名
計127名となりました。自民党は議席を減らすが大敗とは言えず、都民ファーストの会は、他の協力政党と合わせて過半数を取るという結果でした。
但し、地区毎の積み上げではない点と女性による書き込みの比率が少ない点により、精度的な問題はあると思いますが、思いの他、自民党支持の記事数が多いことはSNS上での特徴的な結果であると思われます。
■調査レポートについてのお問い合わせ先
会社名:株式会社バズグラフ
(イーブックイニシアティブジャパン グループ)
所在地:〒101-0062 東京都千代田区駿河台2-9
担当者:西本 光治(にしもと みつはる)
E-Mail:support@buzzgraph.net
URL:http://www.buzzgraph.net
TEL:03-5577-6756