ユーブロックス、先進運転支援システム(ADAS)向けV2X開発を加速

最先端の技術を搭載した低コストで小型の量産可能なソリューション、次世代V2Xトランシーバー802.11pモジュール



2017年6月1日、スイス、タルウィル - u-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表 仲 哲周)は、本日、安全性と自動化を向上した車両の開発を加速するV2Xモジュール製品群の新シリーズ、VERA-P1シリーズを発表しました。安全で信頼性の高い自動運転車の開発は、テクノロジーによってのみ、その目標を達成することができます。自動車業界、政府、標準化団体はすべて、車両が他の車両や周辺環境と継続的に通信することが不可欠になるであろうという意見で一致しています。この通信を車車間(V2V)および路車間(V2I)通信といい、車車間・路車間(V2X)通信と総称しています。

VERA-P1モジュールはユーブロックスの最新のAutomotiveグレード・トランシーバー・モジュールです。IEEE 802.11p規格に準拠し、自律走行を可能にする次世代の先進運転支援システム(ADAS)を実現します。

V2X技術は、数年にわたる世界各地での相互運用性試験と実地試験により、量産体制が整い、早ければ今年中に大手自動車メーカーの新車に搭載されることになります。2023年までに米国で販売されるすべての新車にV2V技術の搭載が義務化され、2021年には広く普及すると見込まれています。この義務化は自律走行のパラダイムの実現に向けた大きな一歩であり、V2Xが自動運転車の中核技術であることを裏付けるものです。

ユーブロックスの製品戦略近距離無線部門ディレクター、Costas Meimetisは次のように述べています。「当社はVERA-P1モジュールの導入によりこのエキサイティングな新興市場へのコミットメントを強化します。それはお客様とユーブロックスにとって、V2Xトランシーバー・モジュールの新時代の訪れを告げるものです。THEO V2Xモジュールにも使用されているクラス最高のRFサブシステムを搭載したVERAは、低コストの小型パッケージで同等の高性能を提供します。」

通信可能範囲1Km(見通し線上)のVERA-P1は、米国および欧州市場向けに、WAVE(Wireless Access in Vehicular Environments)、DRSC(Dedicated Short Range Communications)、ETSI ITS G5に完全準拠するよう設計されています。製品種別間に完全なピン互換性があるためお客様の選択の幅とシステムの柔軟性が広がり、ホストプロセッサとのインターフェースはUSBとSPIの両方が可能です。VERA-P1にはアンテナ構成に基づく4種の製品があり、初期搭載とアフターマーケットのお客様、およびインフラストラクチャ(路上)展開でも、設置が容易です。

無線性能の向上を実現すべく設計されたu-blox VERA-P1モジュールは、減衰を補償するために必要になることのある追加コンポーネントが不要もしくは最小限で済むので、システム全体のコストとリスクを削減することができます。

V2Xの詳細については、こちらのビデオをご覧ください。

ユーブロックスのVERA-P1シリーズは、2017年6月7-8日開催の「TU-Automotive Detroit Conference and Expo」のB77ブースに展示される予定です。



ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、民生、産業および自動車市場向けにワイヤレスと測位用半導体を提供するグローバルリーダーです。ユーブロックスのソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらにセルラーおよび近距離ネットワークでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様がIoTの革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.com/ja/をご覧ください。

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〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
カントリー・マネージャー
仲 哲周
電話:03-5775-3850
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com




情報提供元: Dream News