概要

◆世界の農薬市場は、2016年で499億ドルの規模となった。このうち、中南米地域の市場規模は、全体のおよそ3割となる140億9,000万ドルとなっている。中南米はブラジルを中心に、有力市場として近年注目を集めている。


◆ただ、中南米の農薬市場は、2014年を境に縮小が続いている。これは、ブラジルなどで通貨の下落や穀物相場の下落など、マイナス要因が重なったためである。また、害虫耐性大豆の普及により、殺虫剤の需要が著しく落ち込んでいることも、マイナス要因のひとつに挙げられる。


◆このような市場動向にもかかわらず、主要企業は中南米、特にブラジルでの展開を進めている。例として、住友化学が2016年11月に中南米初となる研究開発拠点をブラジルに開設したほか、日産化学工業が同年にブラジルで現地法人を設立。日本農薬もブラジルの合弁会社を連結子会社化するなど、各社はブラジルを中心に拠点の基盤強化を図っている。


◆この背景には、中南米における農薬市場の不振は一時的なもので、中長期的にみると今後も成長が見込まれるとの見方が強いためといえる。事実、2017年以降は主要国で回復の兆しが見えており、アルゼンチンに至っては、2017年に前年を上回ると予想される。ブラジルも足元では苦戦を強いられているが、2018年以降は回復に向かうとみられる。


◆当資料では、主要国であるブラジル、アルゼンチン、メキシコ、チリ、コロンビアを対象に各国の市場特性、市場規模などの調査を実施するとともに、主要企業における中南米の進出事例を挙げることで、新たな事業展開の一助となるレポートとしてまとめている。




TPC市場調査レポート

「2017年 中南米の農薬市場動向分析調査」

―ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、チリ、コロンビアの現状と今後の市場性を探る―

詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr410170354

資料体裁:A4判 136頁

発 刊 日:2017年6月16日

頒   価:87,000円(税抜)



【会社概要】

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事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版

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情報提供元: Dream News