PHP研究所(京都市南区 代表取締役社長:清水卓智)は、組織のリーダーがどうすれば結果至上主義に陥ることなく強い組織をつくり、目標を達成することができるかについての方法論を語る『結果主義のリーダーはなぜ失敗するのか』電子版をリリースいたしました。
2015年に発覚した東芝の不正会計問題も、その翌年に露見した三菱自動車の燃費偽装問題も、根底にあるのは、「どんな手段を使っても、結果を出せ!」という結果至上主義だった。すなわち、「目的 (=利益) のためには手段を選ばず」──これがいま世の中に蔓延している結果主義の正体であると、著者は強調します。さらに問いかけます。大きな不祥事が発覚するたびに、経営者もマスコミも、こぞって企業倫理や法令遵守の重要性を説くにもかかわらず、同様の事件が続出するのはなぜなのか、と。
会社の成長、人材の育成、顧客への奉仕など、「あれも大事、これも大事」という総花主義で使命を語るリーダーがいますが、聞く側の耳には何も残らないに等しい。だからリーダーも部下も、結局はわかりやすい数字 (業績) だけを取り上げることになり、思考停止状態で数字の操作に専念し、あげくブラックな領域へ踏み込むことも厭わなくなるからなのだ──著者はこのように指摘します。そうした弊害から自由であるために、リーダーがいかに自らを律し、部下を導いていけばよいのかというのが、執筆の動機であると語ります。
本書は、大は会社ぐるみで、小は部や課の単位で、さまざまなレベルの不祥事が起こる現代の病理を明らかにし、経営者であれ、職場の管理職であれ、人材の育成と啓発にもっと情熱を注ぐよう、注意喚起を促してくれる、すべてのリーダー必読の注目作です。

【本書の構成】
はじめに
第1章 不祥事の温床となる結果至上主義
第2章 結果を出したければ「人」に還れ
第3章 リーダーは「モチベーター」であれ
第4章 どんなメッセージを発信するのか
第5章 残業ゼロへの挑戦が仕事の質を高める
第6章 リーダーの品格と見識を磨く
巻末付録 【対談】経理担当者から見た不正会計

【著者略歴】
本田有明 (ほんだ ありあけ)
本田コンサルタント事務所代表。1952年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学卒業後、社団法人日本能率協会に勤務。経営事業本部、情報開発本部などに所属し、部長職を務める。96年に人事教育コンサルタントとして独立。経営教育、能力開発の分野でコンサルティング、講演、執筆活動に従事している。懇切な指導と明快な語り口には定評がある。
おもな著書に『人材育成の鉄則《正・続》』(経団連出版)、『上司失格!』(青春出版社)、『ヘタな人生論より葉隠』『ヘタな人生論より夏目漱石』(以上、河出書房新社)、『上司になってはいけない人たち』(PHPビジネス新書)、『ダメな部下でも伸ばす上司、できる部下まで潰す上司』(PHP研究所)などがある。
【電子書籍 作品概要】
(タイトル)結果主義のリーダーはなぜ失敗するのか
(著者) 本田有明  (希望小売価格) 本体694円 (税別)
(リリース日) 2016年9月17日配信 (発行元) 株式会社PHP研究所

【主な販売サイト】
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情報提供元: Dream News