- 週間ランキング
本書は、副題が示す通り、古今の存在論的哲学・思想を読み直すことで、「無とは何か」に光を当てようとしています。画期的なのは、解読の精密さに加え、いま認識主体の側に訪れている変容や危機や解体を、思索の可能性の拡がりとして取り込んでいること。尖端の科学が解明していくこの世の不可思議、眼前の価値の崩壊現象、そして日々感受する底なしの不安を繋ぎ、肯定的に「存在」のありかを浮かび上がらせる視点に勇気づけられます。
■書名:無の研究―老、荘、空からドストエフスキー、ニーチェ、ハイデッガー、サルトル、ベケットまで
■著者:内田耕治
■発行所:株式会社牧歌舎
■発売元:株式会社星雲社
■体裁:A5判ハードカバー
■総頁数:597頁
■定価:本体3,000円+税
■ISBN:9784434213960 C0010
■目次:
老子の場合
荘子の場合
仏教における空について
ソクラテス以前期における哲学者たちの場合
プロティノスの場合
キリスト教における「有」について
デカルトの場合
ドストエフスキーの場合
ニーチェの場合
ハイデッガーの場合
サルトルの場合
ベケットの場合
■本件に関するお問い合わせ
株式会社牧歌舎
伊丹本社 吉田光夫
TEL:072-785-7240
FAX:072-785-7340
E-Mail:bokkasha@skyblue.ocn.ne.jp