なぜいまこの本を書いたのか。それは、ながらく閉塞感に陥っているいまの日本に足りないのが、パワフルな「変人」ではないかと思っているからです。(本文より)

■集英社新書『ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論』
[著者] ヤマザキマリ
[発売日] 2015年12月17日(木)
[定価] 本体760円+税
[ISBN] 978-4-08-720815-3
[WEBサイト] http://shinsho.shueisha.co.jp/



■目次より
はじめに

第1章 フィリッポ・リッピとボッティチェリ
     ――ルネサンスを爛熟に導いた二人
1 フィリッポ・リッピ
2 サンドロ・ボッティチェリ

第2章 愛しのラファエロ、ミケランジェロ、レオナルド
     ――秀抜とした「変人」としてのルネサンス三大巨匠論
1 ラファエロ・サンティ
2 ミケランジェロ・ブオナローティ
3 レオナルド・ダ・ヴィンチ
4 「盛期ルネサンス」とは何か

第3章 型破りで魅力的な各地の「変人」画家たち
     ――シチリア、ヴェネチア、北方の絵画
1 アントネロ・ダ・メッシーナ
2 アンドレア・マンテーニャ
3 パオロ・ウッチェロ
4 ヴィットーレ・カルパッチョ
5 アルブレヒト・デューラー
6 ホルバインとグリューネヴァルト
7 ピーテル・ブリューゲル

第4章 王様から小説家まで ルネサンスの礎となった「変人」
     ――わが敬愛する「ルネサンス人」たち
1 フェデリーコ2世(フリードリヒ2世)
2 ダンテとペトラルカ
3 アンドレーア・パッラーディオ
4 ジョルジョ・ヴァザーリ

第5章 あらためて、「ルネサンス」とは?
     ――多様性と寛容さが世界を救う



■著者プロフィール
漫画家。1967年東京都生まれ。1984年よりイタリア国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で美術史と油絵を学ぶ。1997年漫画家デビュー。2008年連載開始の『テルマエ・ロマエ』が空前の大ヒットとなり、2010年のマンガ大賞、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。同作品は映画化もされた。漫画作品では他に『プリニウス』(とり・みきと共著)、『スティーブ・ジョブズ』など。『男性論 ECCE HOMO』『国境のない生き方』など評論、エッセイの著書も多数。

【問い合わせ先】 集英社広報部 電話03-3230-6314










情報提供元: Dream News