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ストラタシスおよびパターン グループのダイローン・ボンド・ファクトリーとの共同研究により、ファッション業界における持続可能性の大きな可能性が明らかに
米フロリダ州ハリウッド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Additive Manufacturer Green Trade Association(積層造形事業者グリーン協会=AMGTA)は、持続可能な積層造形(AM)業界慣行の促進に焦点を当てた世界的な提言団体であり、「比較分析:高級デザイナー商品における3Dマテリアルジェッティングと従来の製法の比較」と題されたLife-Cycle Inventory(LCI)調査の結果を発表しました。AMGTAからの依頼により、英国を拠点とするAMコンサルタント業務のリーブズ・インサイトが、AM技術の世界的リーダーであるストラタシス(NASDAQ: SSYS)と、高級ファッションブランドのエンジニアリングと生産のリーダーであるパターン グループ傘下のダイローン・ボンド・ファクトリーと共同で実施したこの調査は、マテリアルジェット加工で製造された布地にプリントされた高級デザイナー靴のロゴアップリケの作成において、従来の製造方法から高度なAMへの移行を分析したものです。その結果、従来のプロセスと比較して、CO2排出量が24.8%、サプライチェーン全体で在庫材料が49.9%削減されました。
AMGTA専務取締役のシェリー・モンローは、「積層造形技術を採用することによる環境面でのメリットを明らかにすることを目的とした、独立した委託研究論文シリーズの第3弾を発表いたします。私たちは、幅広いビジネスケースの製造サイクルの一部として、AM技術の持続可能な価値をよりよく理解するために必要な研究と出版を進めることをお約束します。ストラタシスおよびダイローン・ボンド・ファクトリーとのこの共同研究は、テキスタイル印刷プロセスが及ぼす影響を評価するもので、ポリマーを用いた初の研究事業です。ストラタシスおよびダイローン・ボンド・ファクトリーとのこの共同研究は、テキスタイル印刷への加工が与える影響を評価するもので、ポリマーを用いた初の研究事業です」と述べています。
この調査の主な結果は以下のとおりです。
この14か月にわたる調査では、高級スポーツシューズのヒールに取り付けられた3次元グラフィック部品のクレードルからゲートまでを分析しました。AMGTAは2022年、積層造形の採用に関してあまり意識されないファッション業界において、積層造形の設計と製造が環境にもたらす潜在的メリットをよりよく理解するために、この調査を依頼しました。この研究は、従来の方法と積層造形法による3D部品の製造を比較したもので、靴全体ではなく、この1つの部品に範囲を限定して行われたものです。この研究では、8000足の靴に使用される1万6000個のロゴ部品について両工程を評価し、ACAM Aachen Center for Additive Manufacturing GmbHの査読を受けました。
従来の多段階プロセスには、2Dインクジェット印刷と、射出成形部品とシート状ポリウレタン材料との熱溶着が含まれていました。効率化された積層造形プロセスには、光硬化性液体樹脂を使用したマテリアルジェッティングが含まれ、工程数は大幅に削減されます。さらに、サプライチェーンへの依存度を減らし、生産工程のステップを減らすことで、環境および業務に関する効率化が図られたことも記録されています。
この調査の主要部分は、AMGTAウェブサイトに掲載されています。本調査およびAMGTAが依頼したその他の調査に関する追加情報は、AMGTAウェブサイト(www.AMGTA.org)でご覧いただけます。
AMGTAについて
世界経済全体における積層造形の環境面でのメリットをよりよく理解し、促進するために、AMGTAは2019年に設立されました。AMGTAの加盟企業は、設計から原材料、最終製品、ユーザーに至るまで、製造の全領域を代表しており、優れた積層造形の実践を通じて、より優れた、より持続可能な、より経済的に優れた製品を創出することに力を注いでいます。詳細は、シェリー・モンローまでお問い合わせいただくか、www.AMGTA.orgでご覧ください。
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Sherri Monroe
smonroe@amgta.org
954.308.0888