GPU需要が急増する中、Vultrとドミノ・データ・ラボの提携でAIのタイム・トゥ・バリューを短縮
新しい共同ソリューションにより、GPUで高速化されたKubernetesクラスター上で生成AIのトレーニングと推論を行う際、AIおよび機械学習のワークロードアクセラレーションに即時アクセスが可能に
フロリダ州ウェストパームビーチ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 本日、世界最大の非上場クラウド・コンピューティング企業Vultrと、Fortune 100の20%以上に信頼されているエンタープライズMLOpsプラットフォームの大手プロバイダーであるドミノ・データ・ラボが、Domino NexusをVultrのKubernetesエンジンに統合することを発表しました。今回この2社が統合したことで、最先端のAIのワークロードを、クラウドとオンプレミスの環境を超えてGPUで高速化されたコンピューティング・クラスターへシームレスにバーストし、コンピューティング・コスト、パフォーマンス、可用性のバランスをとりながらイノベーションを加速することが可能となり、企業は生成AI時代における競争上の優位性を獲得することになります。
今回の発表は、すでに発表済みのVultrとドミノのパートナーシップを形にしたものです。これにより企業のデータ・サイエンス・チームは、NVIDIA A100とH100のTensorコアGPUを含め、最先端のNVIDIA搭載クラウド・インフラにVultrでアクセスできるようになり、企業の自前の深層学習モデルのトレーニング、展開、管理を、迅速、柔軟かつ手頃な価格で行うことができるようになります。Vultrとドミノは、いずれもNVIDIA パートナー ネットワーク プログラムのメンバーです。
「AI主導の競争優位性を求めるお客様は、圧倒的なGPU需要とコスト圧力と闘わなければなりません」とドミノ・データ・ラボのCEO兼共同創業者であるニック・エルプリンは話しています。「当社のVultrとの統合により、企業は予算オーバーすることなく最先端のAI開発を継続できるオンデマンドコンピューティングが利用できるようになります」
今回提供する新しい共同ソリューションは、VultrのKubernetes Engine（VKE）とドミノのハイブリッド・マルチクラウド・アーキテクチャであるNexusを土台とするもので、コスト、パフォーマンス、スケールを考慮しながらも、データサイエンスの脱サイロ化とコンピューティング・オプションの柔軟化を実現します。開放性、柔軟性、オープンスタンダードへのコミットメントを軸に、規模、予算、場所を問わず、一般のチームを対象としたAIイノベーションの民主化をさらに進めます。
統合データサイエンス：Domino Nexusの統合版MLOpsプラットフォームは、Vultrを含むすべての環境に共通のデータサイエンス・ツールおよびインフラへの制御されたセルフサービス・アクセスをまとめたもので、モデルのトレーニング中のインフラ容量やデータ主権の問題を緩和します。
柔軟性と相互運用性：ドミノのKubernetesネイティブ・プラットフォームはVKE上でシームレスに動作します。CNCF認定およびMACH準拠のVKEは、地理的に冗長なクラスターに対応できる自動コンテナ・オーケストレーションを提供するため、Vultrの世界中の拠点でデータサイエンスのワークロードの拡張も簡単で、ユーザーはベンダーロックインや機能停止の心配なく、安心して運用することができます。
コスト効率と俊敏性：Vultrは、NVIDIA A100およびNVIDIA H100 TensorコアGPUを、完全実施と一部実施のさまざまな構成で提供することができ、AIワークロード需要に基づき著しい低コストで迅速にインフラを最適化することを可能にします。Vultrのグローバル帯域幅料金プランにより、データ転送コストは最小限に抑えられます。
「大規模な言語モデルや生成AIのトレーニングと導入という今日の記録的な需要を満たすには、コスト効率の高いコンピュートへの迅速なアクセスが不可欠です」とコンステレーション・リサーチのバイスプレジデント兼主席アナリストであるアンディ・トゥライ氏は述べています。「ドミノとVultrの統合で最先端のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントが1つのソリューションに統合されたことで、迅速なAIイノベーションを追求する企業にとって、遅延やコスト超過を避けてワークロードを処理する方法が1つになります」
「Vultrは、お客様がコストやデータ主権、セキュリティの懸念を抱くことなくイノベーションの推進に集中できるよう、高性能クラウド・コンピューティングへのアクセスの民主化に取り組んでいます」とVultrのCEO であるJ・J・カードウェルは話しています。「当社はドミノ・データ・ラボと共に、機械学習やデータサイエンスの実務に携わる人々が、幅広い業界において世界で極めて差し迫った問題を解決できるようにする、クラス最高のソリューションを構築しました」
利用開始時期
このMLOpsとコンピュート（クラウドとGPU）の共同ソリューションのデータプレーン機能は、本日よりDomino Nexusをご利用いただいているお客様に提供され、既存のドミノのデプロイメントにVultrクラウド・コンピュート環境を追加できるようになります。Vultr上での完全なドミノ・プラットフォームのデプロイメントは、2023年夏までに利用可能になる予定です。
Vultrとドミノ・データ・ラボは、5月31日から6月2日までニューヨーク市で開催されるデータサイエンスとアナリティクスのリーダーを対象としたカンファレンス「Rev 4」にて、この共同ソリューションのデモンストレーションを行います。
コンスタントとVultrについて
Vultrを設立し、親会社であるコンスタントは、世界中の企業や開発者が高性能なクラウド・コンピューティングを使いやすく、手頃な価格で、ローカルにアクセスできるようにすることを使命としています。Vultrは、柔軟でスケーラブルなグローバル・クラウド・コンピュート、クラウドGPU、ベアメタル、クラウド・ストレージ・ソリューションで185か国、150万以上の顧客にサービスを提供してきました。デビッド・アニノフスキーによって設立されたVultrは、完全なブートストラップにより、エクイティ・ファイナンスを受けることなく、世界最大の非上場クラウド・コンピューティング企業に成長しました。詳細については、www.constant.comとwww.vultr.comをご覧ください。
ドミノ・データ・ラボについて
ドミノ・データ・ラボは、Fortune 100の20%以上に信頼されているエンタープライズMLOpsプラットフォームでモデルドリブン型のビジネスを支援しており、コラボレーションとガバナンスを強化しながら、データサイエンス業務の開発と展開を加速させます。ドミノに共に、世界各地の企業はより優れた医薬品の開発、より生産性の高い作物の栽培、より優れた自動車の製造など、さまざまなことを成し遂げています。2013年に設立されたドミノは、コーチュー・マネジメント、グレイト・ヒル・パートナーズ、ハイランド・キャピタル、セコイア・キャピタルなどの有力な投資家からの支援を受けています。詳細については、www.dominodatalab.comをご覧ください。
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