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資金は、難民および資源の乏しいコミュニティーが食料を栽培し、食品取扱いおよび安全の慣行を改善するサポートをします
米ジョージア州ダルース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 持続可能な農業開発を通じて飢餓を予防・軽減するビジョンを持つ民間基金のAGCO農業基金(AAF)は本日、プロビデンス・ファーム・コレクティブ(PFC)への5万米ドルの助成金を発表しました。これにより、同組織の米ニューヨーク州オーチャード・パークにある37エーカーの農場で、総合的な農場での堆肥生成システムの導入と収穫後の効率および食品安全の最適化をサポートします。
PFCは、他の方法では農地にアクセスできないニューヨーク州西部の難民、移民、黒人、低所得の農業従事者を支援する非営利団体です。同組織は2017年に、ソマリ・バントゥー・コミュニティーによる自分たちの受け継いできた農業に戻り、新鮮で文化的に関連のある農産物を栽培するための草の根の取組みとして始まりました。PFCは現在、複数の国の難民と移民、そして黒人コミュニティーのメンバーを包含するまでに成長しています。
PFCの既存のプログラムは、難民および資源の乏しいコミュニティーに、自分たちの食料を栽培し、追加の所得を得て、文化的な農業の伝統を将来の世代に教えるための場所を提供しています。このプロジェクトは、バランスの取れた堆肥を現地で生成することにより持続可能な農業慣行と土壌肥沃度を向上させて、PFCの多様な農業従事者の食料生産を増やし、所得を増加させる支援をします。さらに、このプロジェクトは能力構築を促進し、農業従事者の収穫後および食品安全の慣行に関する取組みを支援します。
AGCO農業基金のロジャー・バトキン理事長は、次のように述べています。「難民および移民コミュニティーは、社会経済的機会を欠いていることがよくあります。PFCプロジェクトのような農業活動をサポートすることで、難民が農地へのアクセスを確保するだけでなく、食料を生産して生計を向上させる手段を築くことも支援できます。農業従事者とそのコミュニティーは、当基金の飢餓の予防と軽減に向けた取組みに不可欠です。私たちは、参加する農業従事者が食品安全の慣行を向上させ、市場機会を強化することも願っています。」
プロジェクトに定められた1年間の目標を達成するために、PFCは、窒素を豊富に含む被覆作物の植え付けを含む堆肥事業を管理し、1対1の技術支援と実践的なデモンストレーションを提供します。非営利団体のPFCはまた、農業従事者が効率的で食品に安全な収穫後の取扱いのための最良慣行と標準作業手順の知識を深めるために、視覚的補助と標識も開発します。
AAFからの資金支援を得て、PFCは、フレイル型ハーベスター、ダンプトレーラー、くず・堆肥散布機、被覆植物種子など、現地で堆肥を生成するための必要な機器を購入し、それに加えて堆肥分析試験に投資します。堆肥を使用することで、土壌の有機物が増え、土壌の水分保持が改善されて、農業従事者の収量と土壌の健康が持続可能な形で向上します。このプロジェクトの期間中、PFCは、合計275人の農業従事者を含み、21の小規模農場を運営する難民、移民、黒人農業従事者の9つのコミュニティーと協力します。
PFCのエグゼクティブ・ディレクターのクリスティン・ヘルトマン・ワイス氏は、次のように述べています。「AAFのサポートを通じて、私たちは土壌有機物の増加と土壌の水分保持の改善に焦点を当て、農業従事者が農場に費やす膨大な時間と労力が収量に確実に反映されることを目指します。農業従事者はまた、大半の時間を収穫と収穫後に費やします。そのため、収穫後および食品安全の慣行を改善することは、PFCの農業従事者の最終的な収益と、その小規模事業の経済的実行可能性に決定的な影響を及ぼします。」
AGCOについて
AGCO(NYSE:AGCO)は、農業機械と精密アグ・テクノロジーの設計・製造・販売における世界的リーダー企業です。AGCOは、Challenger®、Fendt®、GSI®、Massey Ferguson®、Precision Planting®、Valtra®といった中核的ブランドを含む差別化されたブランド・ポートフォリオを通じて顧客価値を提供しています。Fuse®スマート農業ソリューションを備えたAGCOのフルラインの機器とサービスは、世界に食糧を持続可能な形で供給する農業従事者を支援します。1990年に設立され、米国ジョージア州ダルースに本社を構えるAGCOは、2022年に約127億ドルの売上高を記録しました。詳しい情報については、www.AGCOcorp.comをご覧ください。当社のニュース、情報、イベントについては、ツイッターで@AGCOCorpをフォローしてください。ツイッターでの財務ニュースについては、ハッシュタグ#AGCOIRの投稿をフォローしてください。
AGCO農業基金(AAF)について
AGCOコーポレーション(NYSE: AGCO)が2018年に開始したAGCO農業基金(AAF)は、飢餓の予防と救済を目指す民間基金です。当基金は、食料安全保障を支え、持続可能な農業開発を促し、社会の周縁に追いやられている農業コミュニティーで必要な農業インフラストラクチャーを構築する影響力のあるプログラムを発足させています。AAFはリヒテンシュタインのファドゥーツを本拠地とし、米国ジョージア州ダルースで運営を管理しています。詳細情報については、https://www.agcofoundation.org/をご覧ください。
プロビデンス・ファーム・コレクティブ(PFC)について
プロビデンス・ファーム・コレクティブは、食料と農地への公正で公平なアクセスの支援を信条とする非営利団体です。当組織は、資源が不足している人々の権利を実現するべく、農業従事者主導でコミュニティーに根付いた農業および食料システムを育んでいます。PFCのルーツは、3年間のパイロット・プロジェクトだったソマリ・バントゥー・コミュニティー農場にあります。このパイロットでは、生鮮食品の不安と農地の不公平に対処するための課題と機会が探求されました。PFCは、汚染のない農村部の農地へのアクセス、農業およびビジネス教育、技術支援、市場へのアクセス、収入のために農業を行う機会を必要とするニューヨーク州西部の資源の不足している農業従事者をサポートしています。詳細情報については、www.providencefarmcollective.orgをご覧ください。
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Aryn Drawdy, Corporate Communications Director
aryn.drawdy@agcocorp.com
Kristin Heltman-Weiss, Executive Director
kristin@providencefarmcollective.org