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仏クレルモンフェラン--(BUSINESS WIRE)----(ビジネスワイヤ)--プラスチックと繊維のライフサイクルを変革する生物学的技術の開発と産業化のパイオニアであるカルビオス(Euronext Growth Paris:ALCRB)(Paris:ALCRB)は、世界で最も影響力のある10大科学誌の1つであるChemical Reviews(ケミカル・レビューズ)に、「Enzymes' power for plastics degradation」(プラスチック分解における酵素の力)と題した論文を公表したことを発表します。この論文は、あらゆる種類のプラスチック(PET、PLA、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド)の酵素分解に関して、現在まで発表された研究の包括的かつ批判的な総説で、ほぼ700件の参考文献が含まれています。この論文は、カルビオスと当社の学術パートナーであるトゥールーズ・バイオテクノロジー研究所(TBI)のバイオ技術研究者のほか、ボルドー大学の高分子科学の著名な教授2人による共著で、プラスチックの循環型経済への移行促進に向けて、酵素学、高分子科学、産業の分野における専門力を結集しました。
著者らは包括的な文献研究に加え、データを分析し、革新と産業プロセスの発展を視野に入れながら、酵素によるプラスチックリサイクルの範囲、限界、機会について検討しています。プラスチック汚染をめぐる課題についてこの論文がもたらす独自の視点と付加価値は、技術移転と産業の拡張性に関する批判的な見解にあります。
カルビオスのアラン・マーティ最高科学責任者は、次のように述べています。「どのような新しい科学研究プロジェクトも、私たちがPETバイオリサイクル技術とPLA生分解技術に関して行ったような徹底的な文献研究から始まります。現在、カルビオスは、そのPETバイオリサイクル技術の産業化において、最先端を行く企業です。カルビオスは、あらゆる種類のプラスチックを循環型経済に組み込むことを使命としています。そのため、当社の長年のパートナーであるTBIや、新しいパートナーであるボルドー大学と、Chemical Reviewsに掲載された論文で連携できたことを大変誇りに思います。この論文は、ほかのポリマーの生物学的リサイクルソリューションを研究する上での基盤となるでしょう。」
CNRSの研究ディレクターのイザベル・アンドレ氏は、次のように語っています。「Chemical Reviewsの次期特別テーマ号のために論文執筆の依頼を受けて、再びカルビオスと協力しました。私たちは、『Bridging the Gaps: Learning from Catalysis across Boundaries』(ギャップを埋める:境界を越えた触媒作用からの学び)という主題に沿って、産業における実行可能性を検討し、さまざまなポリマー向けに生体触媒を利用した新しいソリューションを見つけるべく、プラスチックとポリマーの科学の境界を超えて、協力しています。研究者として、多大な努力の成果が権威ある科学誌に掲載されるのは、いつでもうれしく、やりがいを感じることです。関係したすべての研究者に、お祝いを申し上げます。」
Chemical Reviewsの本論文を閲覧するには、こちらをクリックしてください:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.chemrev.2c00644
本論文は、次期特別テーマ号「Bridging the Gaps:Learning from Catalysis across Boundaries」への掲載が決まっています。
著者:Tournier, Vincent(カルビオス);Duquesne, Sophie(TBI);Guillamot, Frédérique(カルビオス);Cramail, Henri(ボルドー大学);Taton, Daniel (ボルドー大学);Marty, Alain(カルビオス);André, Isabelle(TBI)
カルビオスについて
2011年にトラッフル・キャピタルが設立したカルビオスは、生物学的な革新的プロセスを開発するグリーン化学企業です。カルビオスは、酵素とプラスチックを組み合わせる独自の手法により、プラスチックおよび繊維による汚染という今日の大きな課題を引き受けることで、消費者の新しい期待に応え、幅広いエコロジカル転換という課題に取り組むことを目的としています。カルビオスは、あらゆる種類のPET(ポリエステルでできたボトル、トレー、繊維の主要ポリマー)を基本的な構成要素に分解することで、バージンプラスチックと同等の品質を持つ新しいPETプラスチックを製造するために再利用できるようにします。このPETをめぐる革新成果は世界初のもので、権威ある雑誌ネイチャーの表紙を飾った科学論文で最近評価されています。カルビオスは、2021年にクレルモンフェランの実証プラントを成功裏に稼働させました。また、インドラマ・ベンチャーズとの提携により、世界初となる装置を建設することで、当社プロセスの産業化に向け、別の重要な前進を達成したところです。
2017年、カルビオスとロレアルは、当社の専有的なリサイクル技術の産業化に寄与するためのコンソーシアムを共同で設立しました。2019年4月、持続可能な発展のための革新的ソリューションの開発を約束したネスレ ウォーターズ、ペプシコ、サントリー食品ヨーロッパがこのコンソーシアムに参加しました。2022年、カルビオスはオン(On)、パタゴニア、プーマ、サロモンと契約を締結し、それぞれの製品のリサイクル性と循環性を促進するソリューションを開発することになりました。PVHコープが2023年1月にこのコンソーシアムに参加しました。
当社はまた、バイオベースポリマーであるPLA系の使い捨てプラスチックの酵素による生分解技術を開発しました。この技術は、プラスチック製品の中心部に酵素を組み込むことで、家庭の条件で100%堆肥化可能な新世代のプラスチックを作り出すことができます。
詳細情報については、www.carbios.com/en、ツイッター(カルビオス)、リンクトイン(カルビオス)、インスタグラム(insidecarbios)をご覧ください。
カルビオス(ISIN FR0011648716/ALCRB)は、中小企業に投資するフランス居住者が所得税還付の恩恵を受けられる政府プログラムPEA-PMEの適格企業です。
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1 トゥールーズ・バイオテクノロジー研究所:INSA(トゥールーズ)、CNRS、INRAEが連携する共同研究ユニット
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