米ニュージャージー州ラザフォード--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- インテリジェント・ライトは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、テキサス州ダラスで開催されたスーパーコンピューティング22イベントにおいて、CFDシミュレーションのためのin-transit(処理実行中処理)並列処理ツールKombyne(コンバイン)の威力を実証しました。



インテリジェント・ライトのスティーブ・レゲンスキー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「スーパーコンピューティング22で行ったデモは、Kombyne™を使ったin-transit並列処理が、インターネットを介して数千マイルを超えて実行できるほどロバストであることを示しました。JAXAはFieldView(フィールドビュー)の初期から、インテリジェント・ライトの可視化ツールとポスト処理ツールを頼りにしてきました。シミュレーションは年を追うごとに、その規模と複雑さが増しており、現在は数テラバイトの出力ファイルを書くことがまったく非現実的な状況に至っています。JAXAは2017年以来、大規模非定常CFDシミュレーションを実用的なものにするために、並列処理を使用しています。」

JAXAは、インテリジェント・ライトがKombyne™を導入した日本のスーパーコンピューターで、Kombyne™を統合したOpenFOAMを使用しました。Kombyne™を統合したOpenFOAMを実行するために使用されるシステムは、東京郊外の調布にあるJAXAのJSS3スーパーコンピューターコンプレックスの一部となっています。OpenFOAMは、オートバイに乗ったライダーというデモ事例を解いていました。ライダーとオートバイの断面および形状は、ソルバーの実行中に日本にあるKombyne™エンドポイントに抽出されました。

Kombyne™のzeroMQトランスポートオプションが、東京のエンドポイントとダラスのエンドポイントを接続し、ダラスのブースにあるKombyne™ GUIがリアルタイムでパフォーマンスとストリップチャートの情報を表示しました。またダラスのエンドポイントは、断面や形状をスカラー値でvtkデータセットとして書き出し、ParaViewで可視化しました。GUIのステアリングタブを使い、ソルバーの実行に合わせて、断面の位置を移動させることができます。ダラス側では、ノートパソコンがあれば十分でした。

インテリジェント・ライトについて

1984年に設立されたインテリジェント・ライトは、FieldViewの開発元です。FieldViewはCFDの可視化とポスト処理を行うための世界有数のソフトウエアツールの1つとなりました。インテリジェント・ライトは2019年10月に、FieldViewをパッケージソフトウエア事業に特化した事業体(FieldView CFD, Inc.)としてスピンオフすることを決定しました。それにより、インテリジェント・ライトは現在、サブスクリプションベースのHPC製品とデジタルツイン製品に傾注できるようになりました。当社は、委託された研究開発業務にも参画しています。Kombyne™の開発は、DE-SC0018633助成金によって米国エネルギー省の支援を受けています。詳細情報については、当社の広報チーム(pubrel@ilight.com)までお問い合わせください。

Kombyne™とIntelligent Light™は、JMSI, Inc.の商標です。

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記事名:「 インテリジェント・ライトとJAXAがCFDシミュレーション向けのin-transit並列処理ツールKombyne™の威力を実証