東京 & 香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Oasis Management Company Ltd.(以下、「オアシス」という)は、片倉工業株式会社(東証:3001)(以下、「片倉工業」または「会社」という)の株式を保有するファンドの運用会社です。オアシスは、日本の金融庁の「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫を受け入れており、この原則に沿って、投資先企業のモニタリングとエンゲージメントを行っています。

本日、Oasisは、片倉工業との生産的な対話をまとめることができました。Oasisとの対話が始まってから、片倉工業は、純利益を2015年のわずか2億円から現在の29億円にまで増やしてきました。これは1450%を超える増加です。Oasisが片倉工業の新たな経営陣および従業員と共に達成してきた成果を、私たちは誇りに感じます。

Oasisは、片倉工業の長期的な株主です。私たちは、2015年から同社のエンゲージメントを開始しました。当時の同社は、損失を出しているバラバラな事業と価値ある保有不動産の寄せ集めでした。

当社との対話を通じて、特に「より良い片倉」公開エンゲージメント活動を通じて、片倉工業は大きな進歩を遂げ、あらゆるステークホルダーのためにコーポレート・ガバナンスと企業価値を改善しました。その内容は、以下のとおりです。

  • 事業資産の変革(「カタクラ2021」計画による5つの赤字事業の終了とその他の事業の再編など)
  • 不動産の専門能力を持つ取締役の採用
  • ROE、ROIC、NOIに対する正式な目標の導入
  • 自己株式取得の実施
  • 成果連動株式報酬の導入

同社経営陣は、片倉工業の変革の次の段階のために非公開化が必要であると判断しました。同社は、少数株主の過半数による承認を条件として、1株当たり2150円で同社を買収することを提案しました。私たちは、同社がその事業の変革と成長の軌道を継続するために非公開化が合理的な次のステップであることに合意します。

オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、さまざまな国やセクターにわたる幅広いアセットクラスの投資機会にフォーカスしている投資ファンドです。オアシスは、現在最高投資責任者 (CIO) を務めるセス・H・フィッシャーによって2002年に設立されました。オアシスに関する詳しい情報は、https://oasiscm.comをご覧ください。オアシスは日本の金融庁の「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、この原則に沿って投資先企業のモニタリング及び、エンゲージメントを行っています。

本プレス・リリースの情報と意見は、Oasis Management Company Ltd(以下、「オアシス」とする)が情報提供目的またはご参考に供する目的でのみ提供するものです。本プレス・リリースは、受領者に対して、 オアシスと共同して特定の会社の株券その他の金融商品取引法における大量保有の状況等に関する開示制度の対象となる有価証券を取得し、若しくは譲渡し、又は議決権その他の権利を行使することを勧誘あるいは要請するものではありません。そのような共同行動をとる株主は大量保有の状況等に関する開示制度の共同保有者とみなされ、共同保有者は一般への情報開示のために合算した保有株式数を関係当局に報告しなければなりません。オアシスは、そのような報告が必要とされる共同保有者としての合意を明示的に締結する例外的な場合を除き、共同保有者としての報告義務を発生させる一切の行為を行わないことをご了承ください。

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 片倉工業のMBOに関するオアシスの声明