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ビザはファストトラック・プログラムにパートナー・ツールキットおよびVisa Readyフィンテック・イネーブラー認定を新たに追加
ファストトラック・プログラムは、デジタル・ウォレット、金融包摂、企業間取引(B2B)、デジタル通貨決済といった成長産業を支援し、参加企業は前年比360%増加
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 新型コロナウイルスの感染拡大は、企業や一般消費者に深刻な財政問題をもたらしました。資金管理のデジタル化が進む中、フィンテック企業は世界経済の復旧・復興において重要な役割を果たしています。エコシステムへの支援を拡大するためにビザ(NYSE: V)は本日、フィンテック・ファストトラック・プログラムに2つの新たな内容を加えることを発表しました。
1. フィンテック企業の成長や顧客へのサービスの向上を後押しする豊富なパートナー・ツールキット
2. デジタル発行やその他の重要なサービスにおいて、フィンテック企業と認定1パートナーとの迅速な連携を簡素化するフィンテック・イネーブラー向けVisa Ready認定プログラム
デジタル・ウォレット、デジタル・バンキング、後払い購入、B2B決済、海外送金、請求書決済、決済インフラストラクチャー、個人間決済といった重要分野において、業界をリードする世界各地のフィンテック企業がビザとの連携を選択する傾向が高まっています。最近には、Affirm、BillGO、Finix、Gojek、PayPal、Rappi、Stripe、Varo Bank、Venmoなど、多数のフィンテック企業がビザのパートナーとなりました。
フィンテック企業は、業界をリードするビザのファストトラック・プログラムの拡張に伴い、それぞれの分野を制する強力なツールを手に入れることができます。ファストトラック・プログラムの参加企業は前年比360%で増加しており、何百というフィンテック企業2が積極的にプログラムを利用しています。
ビザのシニアバイスプレジデント兼フィンテック担当グローバル責任者のテリー・アンジェロスは、次のように述べています。「フィンテックのパートナー企業が、当社のプログラムやネットワークを活用して金融サービスのデジタル化を図り、消費者生活やビジネスの改善を行っていることを大変うれしく思っています。当社はファストトラック・プログラムを通じて、フィンテック企業の商品を実現するためのシンプルなツールセットを提供しています。オンライン・ライセンス供与やカードデザインなど、当社が提供するリソースにより、ファストトラックはフィンテック企業のリーディング・プログラムとなっています。」
ファストトラック・パートナー・ツールキットの導入
ビザは、プログラムに参加するフィンテック・パートナーに特化したファストトラック・パートナー・ツールキットを導入しました。本ツールキットは、企業の成長を促進するために開発され、戦略、マーケティング、デザイン、リスク管理などの分野におけるビザのエキスパートへの特別なアクセスを提供しています。パートナー企業は本ツールキットを通じて、決済ブートキャンプのような教育リソースを活用して企業の業界知識を向上させたり、重要な戦略的リソースを利用してカスタマイズされたベンチマーク調査を作成したり、ビザのオンライン・カード・デザイン・ツールを活用して迅速にカードを作成し、市場に投入したりすることができます。
Visa Readyによるデジタル発行業務の強化
「フィンテック・イネーブラー」向けのVisa Ready認定は、安全性や機能におけるビザのグローバル基準を満たす決済ソリューションをテクノロジー企業が構築・展開する上でサポートするプログラムです。これらのテクノロジー企業は代わりに、世界各地のフィンテック企業が必要とするソリューションや専門知識を提供することで、フィンテック企業が自身の商品を構築する支援をしています。
本日から利用可能となるフィンテック・イネーブラー向けのVisa Ready認定は、パートナー企業が集まる認定エコシステムを確立します。これらのパートナー企業は、フィンテック企業が自身の商品をビザのネットワークに有効に投入し、運用する上で必要となる力のエキスパートです。最近、サンパウロからシンガポールまで、世界各地の企業が新たにVisa Readyプログラムに参加しました。新たな認定プロセッシング・パートナーには、BPC Radar Payments(グローバル)、Conductor(ラテンアメリカ・カリブ)、FIS(グローバル)、Global Processing Services(GPS)(グローバル)、i2c(グローバル)、Marqeta(グローバル)、NovoPayment(ラテンアメリカ・カリブ、北米)が含まれます。ビザは同様に、フィンテック企業の立ち上げプログラムをサポートするDock(ラテンアメリカ・カリブ)、Nium(アジア太平洋、ヨーロッパ)、Railsbank(アジア太平洋、ヨーロッパ)、Sutton Bank(北米)などの世界各地のBINスポンサーの認定も行っています。
ファストトラック・エクスペリエンス
現在、本プログラムに参加している何百社のグローバル企業のうち、ファストトラックに参加した最新のイノベーターを一部ご紹介します。
パートナーからのコメント:
BillGOのエンタープライズ・アライアンス&製品担当エグゼクティブバイスプレジデントのマイク・ピント氏は、次のように述べています。「今日のデジタルに精通した企業や消費者は、請求書の支払いや管理において一元化された最新のエクスペリエンスを期待しています。これは、以前であればシステムの非効率さにより実現することができなかったことです。請求書の支払いに関しては、誰もが即時支払いを期待しています。ビザと協力することにより、当社は、スムーズな請求書の支払いをリアルタイムで提供する力をさらに拡張します。」
CapWay最高経営責任者(CEO)のシーナ・アレン氏は次のように述べています。「より多くの金融に関する機会、アクセス、教育を人々に提供すること、特に、従来のバンキング・システムでは十分なサービスを受けていなかったり、見過ごされていたりした人々に提供することが、CapWayのかねてからの使命です。当社にとってビザが最適なパートナーであることは理解していました。その理由として、ビザが優れた決済能力や技術を提供しているということだけでなく、CapWayの日々の業務を支えている社会的インパクトに対するコミットメントをビザが共有していることが、さらに重要なこととして挙げられます。ビザは、キャッシュレス経済が優勢となりつつある中でソリューションを提供しようとする当社の業務を全面的にサポートしてきました。」
i2C最高経営責任者(CEO)で創立者のアミール・ウェイン氏は次のように述べています。「ファストトラックやVisa Readyのようなプログラムに参加することで、当社は、エコシステム内の新たな企業とつながることができ、そのような企業が妥協することなく商品ビジョンを実現できるようサポートすることができます。今日のフィンテック企業がその規模にかかわらず抱える特定のニーズに対応するために、これらのプログラムが構築されたことは明らかです。また、これらは可能な限り容易かつ迅速に市場に参入するために必要となるツールやパートナーを提供することで、エコシステム内の全ての企業が成功するためのサポートを行います。」
PayPalのOmni Payments担当シニアバイスプレジデントのジム・マガッツ氏は次のように述べています。「どこでどのように支払うのかという選択肢をすべての人に提供することは、シンプルで安全で信頼性の高いデジタル決済へのアクセスを世界各地の全ての人や企業に提供するという当社の使命にとって非常に重要です。ビザとのパートナーシップを通じて、デジタル決済の未来を推進し、資金へのより迅速なアクセスをより多くの顧客に提供できることを非常にうれしく思っています。」
Rappiの最高経営責任者(CEO)で共同創立者のサイモン・ボレッロ氏は次のように述べています。「2021年は、Rappiが配達人(Rappitenderos)やレストラン・パートナー、小規模事業者に、これまでよりさらに多くの機会を提供することができる年となるでしょう。これから先には多くの課題がありますが、当社は連携、起業家精神、技術を通じてこれらの課題を打ち破り、私たちの地域に発展をもたらします。ビザのようなパートナーと協力することは、当社のパートナーやユーザーのために金融サービス全体にわたる新たな機会を作り出す上で不可欠でした。ビザの技術は世界で最も認知されている技術の1つです。当社のデジタル・ウォレットが参入している市場で、信頼のおけるブランドとしてビザのサポートを受けられることを誇りに思います。これは、ラテンアメリカ・カリブにおける金融サービスの基準を向上させる最初の一歩にすぎません。」
Varo Bank最高経営責任者(CEO)のコリン・ウォルシュ氏は次のように述べています。「現在、何百万という消費者とそのコミュニティーが厳しい状況を迎えています。ビザのようなパートナーと協力し、迅速で安全な資金へのアクセス、タッチ決済やモバイル・ウォレットのようなより安全な決済手段、そしてバンキングの未来を力付けるイノベーションへの共通したコミットメントを当社の顧客に確実に提供できることを誇りに思います。」
Vipps最高経営責任者(CEO)のルネ・ガールボルク氏は次のように述べています。「今日、デジタル決済はもはや単なる便利なものというだけではなく、必要なものとなっています。Vippsはノルウェーにおけるデジタル・ウォレット業界をリードしています。ユーザーは380万人に達しました。当社は、市民がボタンをタッチするだけで確実に送金、支払い、受領をできるようにすることを中核としています。ビザとの協力により、発行銀行は、よりスマートで簡素化されたデジタル決済サービスをヨーロッパ内外の顧客に提供することができます。ビザと共に、両社の専門知識を活用し、住んでいる場所やモバイル・デバイスの種類にかかわらず、消費者や企業に安全なデジタル・コマースへのアクセスを提供することができます。」
フィンテック・コミュニティーのために構築されたビザのプログラムとリソースの詳細情報については、こちらをご覧ください。
ビザについて
ビザ(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、あらゆる人があらゆる場所で端末を問わず利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進しています。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細情報については、About Visa、visa.com/blog、@VisaNewsをご覧ください。
1 Visa Readyパートナーは、デジタル発行やマルチテナント・アーキテクチャーに対する対応力、リスクマネジメント能力など、特別に定められた一連の基準に基づき、審査、認定が行われます。
2 ビザ・ファストトラック・グローバル・データ、2020年9月
3 ビザ2020年第4四半期決算報告電話会議文字起こし
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