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東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 米国病理医協会(CAP)とCGIkkは、日本の有力機関に所属する病理医20人を対象とする検査室認定審査員研修を開催しました。9月28日の研修は、CAPに代わって検査室を認定する審査員を地域でさらに増やし、検査室の質と正確性を確保して患者ケアを改善する上で、最初の取り組みとなります。
CAPの認定プログラムは国際的に評価されており、検査室の現役従事者のチームを審査員に活用するプログラムとして最大規模となります。2年ごとに行う現場査察において、CAP審査チームはCAP認定プログラムの厳格な認定基準に則り、解剖病理学、細胞病理学、分子病理学、臨床検査室の全体的な管理と実務、さらにはその他の専門分野をカバーするチェックリストを使用します。CAPはこのチェックリストを毎年更新して、臨床検査の分野における最新成果を反映させています。例えば、CAPはゲノム変化を検出するための最先端の詳細分析が可能な次世代シーケンシングを重視した分子病理学ガイドラインを取り入れました。
日本鋼管病院(川崎市)および慶應義塾大学医学部(東京都)に在籍し、CAP会員である“ロバート”長村義之医師(MD、PhD、AAS、FCAP)が、今回の検査室審査員研修に参加しました。長村医師は現役の病理医として長年にわたり活動し、CAPの現役審査員を務めていますが、研修参加で病理学と臨床検査の知識が拡大・強化されると述べています。
長村医師は、次のように述べています。「私は常に学び続けるように努めており、最新の最優良事例と基準に通じておくことで、自分の検査室の運営で効果と効率が確保されていることを確認して、患者さまに最高の質のケアを提供できるようにしたいと常に思っています。」
長村医師のセッションにおける病理医らはより広範な研修セッションと試験の完了後、CAPの代わりに他の臨床検査室の現場査察の実施を開始することになります。長村医師の臨床検査室は既にCAP認定済みなので、このプロセスに精通しています。9月28日の研修に参加した他の病理医10人もCAP認定検査室の所属です。他の病理医10人は、間もなくCAP認定取得に取り組むことになる検査室の所属で、今回の研修によって認定取得プロセスの準備をします。このプロセスは通常、完了に約1年かかります。
長村医師は、次のように述べています。「CAP認定審査員研修への参加は、質改善の長きにわたる取り組みで重要な段階となります。CAPのピアベースの審査プロセスは、審査員が審査対象の検査室から学びを得ることに加え、自分の知識を共有するための機会となります。」
CAP認定評議会議長のBharati S. Jhaveri医師(MD、FCAP)が東京での研修を統括しましたが、日本の病理医らと協力してCAP検査室認定プログラムの詳細について説明できたことに感激していました。
Jhaveri医師は、次のように述べています。「CAP認定検査室は臨床検査の最高基準に従っています。他の病理医らと提携して、ここ日本における検査室に役立つ技法を共有するという体験は素晴らしいものでした。私はお互いに多くのことを学ぶことができると考えています。」
米国病理医認定機構が認定する病理医の世界最大の組織であるCAPは、合衆国における立法活動を通じて会員病理医の代わりに権利擁護の活動を行うとともに、世界の病理医らに広範な教育機会を提供しています。その検査室認定プログラムと技能試験プログラムは、世界中の認定検査室8000軒以上で最高の質と安全性を備えた業務を保証することに貢献しています。
日本企業のCGIkkは臨床検査機関を支え、従事者教育やソフトウエアと情報の開発を通じた品質管理システムの維持に貢献しています。同社は日本でCAP認定サービスを初めてサポートし、導入・実施した企業です。
米国病理医協会について
米国病理医協会(CAP)は世界最大の認定病理医組織および検査室認定・技能試験プログラムを提供する有力組織として、世界における病理検査と臨床検査の卓越した実務を深め、推奨することで、患者・病理医・一般市民に貢献しています。詳細情報についてはcap.orgのCAP年次報告書をご覧ください。
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