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上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- オーラン・アライアンス(O-RAN Alliance)は本日、MWC上海で実施する一連の重要イベントについて発表しました。
オーラン・アライアンスは、オープンな仕様と概念実証(POC)デモの開発に一貫して取り組んでいます。MWC上海でオーラン・アライアンスの会員が、6件のPOCデモを実施します。
1つ目のデモ「オーランと連携しての負荷分散向けRANインテリジェント・コントローラー(RIC)」は、スマート無線指紋技術を用いた予測的負荷分散を紹介します。これは、オーラン・アーキテクチャー・インターフェースと業界で認められた要素を使用するため、相互運用性の機会を提供します。このソリューションにより、UEアタッチメントの正確な転送、最適化された負荷分散、ユーザー体験の改善を実現できます。
2つ目のデモ「RICによるAI活用型のユーザー体感品質(QoE)」は、予測的なユーザー体験のQoEを紹介します。これは機械学習によるマイクロサービスをつなぐことで実現するものです。トラフィックタイプをリアルタイムで自律的に認識して、品質を予測し、ネットワーク状態認識とともにクローズドループ制御を提供することで、一貫性のある高品質な5Gユーザー体験をもたらします。
3つ目のデモ「オーラン・アーキテクチャーに基づいたAI活用型SON」は、セルの分割と融合による自動的かつ動的な構成の最適化を紹介します。本ソリューションはAI/ML技術を活用して、クローズドループのネットワーク自動化を実現し、手動による運用を大幅に低減します。
4つ目のデモ「オーラン・フレームワークの構成と調整」は、5G RANとオーケストレーションフレームワークの統合を紹介します。これは、運用コストを大幅に削減しながら、運用の柔軟性と効率を実現するものです。
5つ目のデモ「サブ6GHz向けのオープンな参照設計ハードウエア」は、4Gと5Gの両方でサブ6GHzの屋内通信エリアの導入事例に対応できるホワイトボックスハードウエアをライブで実演します。RANハードウエアの分離と、オープンな参照設計ハードウエアの組み合わせにより、設備投資を大幅に削減しながら、柔軟な導入が実現します。
6つ目のデモ「5G NR RAN向けオープンソフトウエア」は、汎用ハードウエアで動作するオープンな集約ノード(O-CU)とオープンな分散ノード(O-DU)のソフトウエアが、スタンドアロン(SA)モードで5G NRのサブ6GHzスモールセルを実現する方法を紹介します。RANソフトウエアの分離とオープンソフトウエアモジュールの組み合わせにより、設備投資を大幅に削減しながら、柔軟な導入選択肢が実現します。
オーランがMWC上海で実施するマイルストーンイベントの重要な要素に、6月25日に行う第3回シンポジウムがあります。「オーラン業界フォーラム」という名称の本イベントは、「インテリジェンス性」と「オープン性」をテーマにしたセッションを個別に行い、業界シンクタンク、オーラン・アライアンスの会員、緊密に連携する業界パートナーが基調講演を行います。オーラン・アライアンスによる最新の進捗状況、業界組織との協業、招待講演者による新たな展望や見解について発表され、約150人が参加する見通しです。
オーラン・アライアンスについて
オーラン・アライアンスは通信事業者が主導する世界規模の活動として、次世代無線システムの無線アクセスネットワークで新たなレベルのオープン性を推進することを目的としています。今後のRANは、オーランのインテリジェンス性およびオープン性という中核原理を完全に取り込んだ仮想化ネットワーク構成要素、ホワイトボックスハードウエア、標準化インターフェースの土台の上に築かれることになります。マルチベンダー対応で相互運用性と自律性を備えたRANはこれまで多くが構想してきましたが、今ではオーラン・アライアンスの会員とコントリビューターによる世界規模での業界挙げての展望、コミットメント、リーダーシップによって可能となっており、革新的な新製品のエコシステムが既にこうしたRANの下支えとなる形で登場しています。オーランの詳細情報についてはwww.o-ran.orgをご覧ください。
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O-RAN PR Contact
Zbynek Dalecky
pr@o-ran.org