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フィリピンの公共気象機関との連携により、同国を含む広い地域向けに早期警報の迅速化と新しい気象データの提供が可能に
米メリーランド州ジャーマンタウン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
アース・ネットワークスは本日、フィリピン共和国の国家気象水文サービス(NMHS)機関であるフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)向けに、フィリピン初の全国的な過酷気象観測・警報ネットワークと関連ソフトウエアサービスが完成したと発表しました。この発表はシンガポールで開催された年次カンファレンスの第3回
InterMETアジアカンファレンスで行われました。
このPAGASAとアース・ネットワークスとの技術提携は2017年に開始し、今週正式に運用が開始されたもので、この種のものとしてはフィリピンとその周辺地域で初となります。総合雷センサーとリアルタイム自動気象観測所から成るネットワークの力を活用して、メソスケールのモニタリングを行っています。この10年間のプログラムはフィリピンのパートナーであるウェスト・ポイント・エンジニアリングとの協力で導入・運用され、下記の内容を含んでいます。
この連携によるデータは、過酷気象に関する判断の改善や情報提供のために当地域の公共部門や民間産業が商用利用できるようになります。これにより、こうした過酷気象観測・警報システムのための商業的に持続可能なモデルの実現がさらに確実となります。またアース・ネットワークスは、当社初の屋外警報システムをフィリピンに展開して、広域の公衆警報を提供しています。
PAGASAはフィリピンの公共気象サービス機関であり、台風や洪水の警報、公共気象予報、助言、気象/天文/気候関連製品のほか特殊サービスを、主に人命や財産の保護のために、また経済的生産性や持続可能な開発の支援のために提供しています。
アース・ネットワークスは、100カ国1700台の総合雷センサーによるアース・ネットワークス総合雷ネットワークなど、気象情報サービスを世界規模で提供しています。新たにフィリピンにも拡大された本ネットワークは世界最先端の雷ネットワーク技術であり、雲内放電と対地放電の両方を総合的にモニタリングでき、より早期の局地暴風雨警報、より正確な気象予報を実現しています。
PAGASAの局長は、次のように語っています。「当局は最先端技術による最高の気象情報システムをフィリピンに提供することに傾倒しており、アース・ネットワークスとの提携はこの取り組みにおける感激的な前進となります。PAGASAは既に短期予報、極短期予報、過酷気象警報の能力向上という利点を確認しており、この協力による一層の能力向上を期待しています。」
アース・ネットワークスの世界販売担当シニアバイスプレジデントのジム・アンダーソンは、次のように語っています。「この革新的な提携モデルをPAGASAと構築して、より安全で繁栄する世界の実現という当社ビジョンを推進することができ、喜ばしい限りです。より正確な予報や過酷気象観測、警報でPAGASAを支援するのみならず、これらの新たなデータソースは航空、農業、エネルギー、電気水道等の公益事業など、気象の影響を受けるフィリピン国内の多様な産業に大きな恩恵となります。今回の商業的提携は、そうした能力向上を今後長年にわたりさらに維持拡大する上で役立つはずです。」
アース・ネットワークスについて
アース・ネットワークスは過去数年間に多くの国々で提携関係を構築し、安価であると同時に導入や保守が容易な気象観測/予報/警報技術を提供してきました。当社は最高の気象/雷観測ネットワーク、視覚化ツール、早期警戒警報技術を世界に提供することに傾倒しています。学校、空港、スポーツチーム、電気水道等の公益企業、政府機関は、当社の早期警報ソリューションを利用して、人々の命を保護し、気象現象に備え、活動を最適化しています。あらゆる産業の企業が当社の気象データを利用し、リスク管理・事業継続・資産保護に関する判断を自動化しています。
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