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ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2017年通期および2017年第4四半期の業績を発表しました。
通期業績
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||||
通期 | 変化率 | ||||||
2017年12月31日締め | 2016年12月31日締め | 前年比 | |||||
売上高 | $30,440 | $27,810 | 9% | ||||
税引き前営業利益 | $3,921 | $3,273 | 20% | ||||
税引き前営業利益率 | 12.9% | 11.8% | 111 bps | ||||
純損失(GAAPベース) | $(1,505) | $(1,687) | n/m | ||||
純利益(特別費用・利益を除く)* | $2,085 | $1,550 | 35% | ||||
希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失)(GAAPベース) | $(1.08) | $(1.24) | n/m | ||||
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* | $1.50 | $1.14 | 32% | ||||
* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | |||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
通期の売上高は前年度から9%増加して304億ドルでした。これには、買収したキャメロン事業の通期業績が含まれています。これに対し、2016年度はキャメロン事業の3四半期の業績が含まれています。キャメロンの事業を除くと、売上高の伸びは北米陸上事業の活動が後押ししました。北米陸上では、リグカウントの増加に伴って売上高は82%増加しました。通期の生産グループの売上高は21%増加し、油層定義グループは2%増加、掘削グループは2%減少しました。
2017年通期の税引き前営業利益は20%増加し、税引き前営業利益率は1.11ポイント上昇して13%となりました。その要因は、北米で利益性が向上したことです。北米では陸上活動が活発になり、生産グループと掘削グループの業績が伸びました。
第4四半期業績
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
売上高 | $8,179 | $7,905 | $7,107 | 3% | 15% | ||||||
税引き前営業利益 | $1,155 | $1,059 | $810 | 9% | 43% | ||||||
税引き前営業利益率 | 14.1% | 13.4% | 11.4% | 73 bps | 272 bps | ||||||
純利益(損失)(GAAPベース) | $(2,255) | $545 | $(204) | n/m | n/m | ||||||
純利益(特別費用・利益を除く)* | $668 | $581 | $379 | 15% | 76% | ||||||
希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失)(GAAPベース) | $(1.63) | $0.39 | $(0.15) | n/m | n/m | ||||||
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* | $0.48 | $0.42 | $0.27 | 14% | 78% | ||||||
* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | |||||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
シュルンベルジェのポール・キブスガード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「第4四半期の売上高は前四半期から3%増加し、税引き前営業利益は9%増加して今年度を終えました。前四半期から業績が向上した要因は、北米、サウジアラビア、中南米で活動が活発になったことです。一方、欧州、CIS、アフリカ地域では季節的要因で売上高が減少しました。特別費用を除く1株当たり利益は、第3四半期から14%増加して0.48ドルとなりました。」
「事業部門別では、生産グループの売上高が7%増加し、第4四半期の売上高増加に寄与しました。生産グループの業績が向上した要因は、海外での活動が好調だったことで、サウジアラビア、ロシア、アルゼンチンでは、売上高は前四半期比で20%増加しました。北米陸上では、市場の活動は前四半期比で若干減少したものの、圧力ポンピング設備をさらに再配備して、売上高は6%増加しました。」
「キャメロン・グループの売上高は前四半期比で9%増加しました。特にワンサブシーでプロジェクト量が増え、サービスの売上高が増加したことから、すべての製品ラインで売上高が伸びました。掘削グループの売上高は前四半期比で3%と若干増加しました。その要因は、メキシコと北米でM-I
SWACOの売上が好調だったことと、クウェートでの統合掘削サービス活動が増加したことです。油層定義グループの売上高は前四半期比で8%減少しました。ロシアではワイヤーラインの活動が季節的要因で減少し、中東では長期プロジェクトの売上高が減少しましたが、年末のSISソフトウエアとウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上により、その影響は部分的に相殺されました。」
「税引き前利益率は前四半期比で0.73ポイント上昇して14.1%となりました。これは、生産、掘削、油層定義の各グループで利益性が向上したためです。」
「この3年間、市場はかつてないほど低迷しましたが、当社は世界の主要市場において積極的に技術提供と市場プレゼンスの強化を図りました。直近の例としては、北米陸上での水圧破砕事業の拡大が挙げられます。この3年間の厳しい事業環境に対応すべく、当社は、規模と組織構成においてすべての関連する部門を再編し、市場での競争力と事業の機敏性を最大限に高めました。」
「この数年で、顧客企業の優先事項や購買習慣が大きく変わったことから、当社は、会社の長期的財務業績のあらゆる要素を最大化すべく、引き続きすべての製品ラインの現在および将来の利益見通しを評価しました。この詳細な分析に基づき、最終的な市場回復を考慮しても、今後の利益予想に見合わない唯一の製品ラインは、地震探査データ取得事業であると判断しました。そのため、当社は、海上および陸上地震探査データ取得市場から撤退する苦渋の決断をしました。これに替えて、マルチクライアント、データ処理、地球物理学的解釈サービスでの当社の主導的地位を生かし、ウェスタンジーコの製品ラインをアセット・ライトな事業に転換します。」
「石油市場では、力強い世界経済の回復を背景に、2018年には引き続き需要が大きく伸びると予想されます。供給サイドでは、OPECおよびロシア主導で続けられている減産により、すでに予想を上回る在庫減少が起きています。北米では、2018年のシェールオイルの生産は再び大きく増えそうです。石油市場のセンチメントが高まれば、投資意欲および資金の利用性のいずれもが高まるでしょう。また、世界の他の生産拠点では、3年間に及ぶかつてないほどの投資不足によって疲れが見えています。基調的な衰弱の兆候は今年はさらに明らかになりそうです。以前の好調時の投資による増産分は、目に見えて減少し始めています。これらを踏まえ、石油市場は現在均衡しており、以前の過剰供給による割引は、徐々に市場の逼迫による割増へと変化しています。そのため、当社事業にとって、世界的な見通しはますます明るいものになっています。」
「このような明るい石油市場のセンチメントは、第三者による探鉱・生産支出調査に表れています。これらの調査では、2018年、北米の投資は15~20%増加すると予想されており、海外市場でも4年ぶりに増加し、5%増と予想されています。そのため、2014年以来、当社の世界的事業のすべての部門で初めて成長の年度を迎える中で、会社全体が新たな意気込みと熱意に溢れ、お客さまに市場をリードする製品とサービスを提供し、株主の皆さまに大きな利益を還元すべく努めています。」
その他の出来事
当四半期、シュルンベルジェは当社普通株式160万株を1株当たり平均64.82ドル、総額1億100万ドルで買い戻しました。
2017年12月7日、シュルンベルジェ生産管理(SPM)と カナダの非公開探鉱・生産企業のトルクセン・エナジー(Torxen
Energy)は、カナダの統合的石油会社であるセノヴィス・エナジー(Cenovus
Energy)から、カナダ・アルバータ州にあるパリサー鉱区資産の購入を完了しました。
2017年12月、シュルンベルジェは、サウジアラビア王国のサルマン国王エネルギーパークに最先端の産業用製造センターを開発する計画を発表しました。50万平方メートルのこのセンターでは、掘削、探鉱、生産および川中業務向けの製品を製造します。第1フェーズは、2018年第2四半期に完了する予定です。
2017年12月29日、シュルンベルジェは、ウェザーフォードから、米国水圧破砕・ポンプダウン穿孔事業を4億3000万ドルで買収しました。シュルンベルジェは、ウェザーフォードの米国内の施設、油田資産、これらの事業に関連するサプライヤーおよび顧客との契約を取得しました。この取引により、シュルンベルジェのワンスティム(OneStimSM
)事業が拡大します。
2018年1月17日に、当社取締役会は、流通普通株式1株当たり0.50ドルの四半期現金配当を承認しました。この配当金は、2018年2月7日現在の登録株主に対し、2018年4月13日に支払われます。
地域別連結売上高
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
北米 | 2,811 | $2,602 | $1,765 | 8% | 59% | ||||||
中南米 | 1,034 | 952 | 952 | 9% | 9% | ||||||
欧州/CIS/アフリカ | 1,808 | 1,838 | 1,834 | -2% | -1% | ||||||
中東・アジア | 2,396 | 2,357 | 2,494 | 2% | -4% | ||||||
その他 | 130 | 157 | 62 | n/m | n/m | ||||||
$8,179 | $7,905 | $7,107 | 3% | 15% | |||||||
北米部門の売上高 | $2,811 | $2,602 | $1,765 | 8% | 59% | ||||||
海外部門の売上高 | $5,237 | $5,147 | $5,280 | 2% | -1% | ||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
第4四半期の売上高は前四半期比で3%増の82億ドルで、北米では8%、海外では2%増加しました。
北米
北米地域の売上高は前四半期比で8%増加しました。その要因は、陸上の活動が活発になり、価格が上昇したことです。また、沖合事業でも、ウェスタンジーコの年末のマルチクライアント地震探査ライセンスの売上により、売上高が増加しました。北米陸上事業では、市場全体でのステージカウントが1%減少したにもかかわらず、売上高は前四半期比で5%増加しました。これは主に、ワンスティム(OneStim)が設備をさらに再配置し、活動が活発になったためです。北米では、引き続きシェール油田で長い水平坑井の掘削への需要が高まり、掘削グループの売上高が増加しました。キャメロンの坑外システムと掘削システムの製品売上とサービスが増加したことも北米の売上高増加に寄与しました。
海外
中南米地域では、売上高は前四半期比で9%増加しました。これは、アルゼンチンとコロンビアで掘削グループと生産グループの活動が活発になったためです。エクアドルでのSPMプロジェクトの売上高は前四半期比でほぼ横ばいでしたが、メキシコと中米地域市場では、第3四半期にウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が好調だったことから売上高は減少しました。ワンサブシー(OneSubsea)のプロジェクト量が増えたこともこの地域の売上高増加に寄与しました。
最近のベネズエラの経済的・政治的状況を踏まえ、シュルンベルジェは、ベネズエラでの投資の評価減を計上することが適切だと判断しました。そのため、シュルンベルジェは、2017年第4四半期に9億3800万ドルの費用を計上しました。
欧州/CIS/アフリカ地域では、売上高は前四半期比で2%減少しました。これは、ロシア、北海、大陸欧州での夏季の活動のピークが終了したためです。しかし、この売上高減少は、SISソフトウエアの売上が好調だったことや、この地域全体で坑井仕上げ、人工採油、ビット・掘削ツール製品の売上が増加したことから、その影響は部分的に相殺されました。サハラ以南アフリカでは、コンゴでの活動の低迷や、モザンビークで第3四半期に計上されたウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上がなかったことから、売上高は前四半期比で減少しました。
中東・アジア地域の売上高は前四半期比で2%増加しました。その要因は、サウジアラビア・バーレーン地域市場で統合生産サービス(IPS)プロジェクト活動が好調だったことです。しかし、工事進行基準に基づいて計上される中東での長期建設プロジェクトの見積が変更されたために売上高が減少し、地域全体の売上高増加は部分的に相殺されました。中東東部および極東アジア・オーストラリア地域市場では生産グループと掘削グループの活動が活発になり、クウェートでの統合掘削サービス(IDS)プロジェクト活動は特に好調でした。バルブ・計測製品の売上増加や、オーストラリアでワンサブシー(OneSubsea)のプロジェクト量が増えたこともこの地域の売上高増加に寄与しました。
油層定義グループ
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
売上高 | $1,638 | $1,771 | $1,676 | -8% | -2% | ||||||
税引き前営業利益 | $360 | $311 | $319 | 16% | 13% | ||||||
税引き前営業利益率 | 22.0% | 17.6% | 19.0% | 441 bps | 294 bps |
油層定義グループの売上高は前四半期比で8%減少して16億ドルとなり、売上高の74%は海外市場の売上高でした。売上高減少の要因は、ロシアでのワイヤーライン活動が季節的要因で低調だったことと、中東で長期プロジェクトの見積りが変更されたことです。しかし、この売上高減少は、年末のSISソフトウエアおよびウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上により部分的に相殺されました。地域別では、SISソフトウエアは多くの地域市場で売上が増加しました。米国メキシコ湾でのウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上は増加しましたが、メキシコ・中米地域市場でライセンスの売上が低調だったために、部分的に相殺されました。
税引き前営業利益率は、前四半期比で4.41ポイント上昇して22%となりました。利益率の高いSISソフトウエアおよびウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上や、中東での長期プロジェクトの計上の影響が大きく寄与しました。
油層定義グループの業績は、統合サービス管理(ISM)事業や、契約締結および新しい技術の展開により後押しされました。
BPはシュルンベルジェと、米国メキシコ湾のマッドドッグ2プロジェクトにおける5~8本の開発井の坑井建設でISM契約を結びました。この成果ベースの契約の作業範囲には、すべての掘削関連のサービスが含まれ、坑井建設コストを削減すると同時に、安全、信頼性、完全性要件を維持することを目指します。
インドネシアでは、ISMがKS
ORKA向けに、スマトラ北部のソリク・マラピ地熱プロジェクトで13本の坑井を掘削しました。これには、Xtreme*
高圧・高温坑井検層プラットフォームおよびi-DRILL*
統合ダイナミック・システム分析サービスなど、6つの異なる製品ラインの技術とサービスの展開が含まれます。その結果、この厳しい高温環境において99.9%の操業効率を達成しました。
シュルンベルジェは、フランス・パリで開催されたSISグローバルフォーラムにて、BPが、DrillPlan*
デジタル坑井建設計画ソリューションおよび坑井掘削に重点を置いた今後の執行ソリューションにおける戦略的パートナーになることを発表しました。BPは、オマーンのハザーン油田の開発でこれらのソリューションを試します。DrillPlanソリューションは、DELFI*
コグニティブE&P環境における第1段階です。この技術により、坑井計画プログラムを週単位ではなく日単位で策定できる可能性があり、完全統合された坑井建設サービス提供の一部となっています。
12月、シュルンベルジェは、テキサス州ヒューストンに新たに拡張された貯留岩・流体分析研究所を開設しました。この研究所では、石油技術専門家が、岩石・流体の物理的およびデジタル分析をより適切に活用して、総合的な油層定義を行うことができます。油田から得られたデータと知識およびこの新しい施設での試験所測定をDELFI
コグニティブE&P環境に統合することで、E&Pチーム全体が共同作業し、石油・ガス資産を最適化する上で利用可能なあらゆるデータと科学の潜在性を十分に発揮することができます。
テキサス州南部では、ワイヤーラインが、チェサピーク・オペレーティングLLC向けにJJヘンリー油田で技術を組み合わせ、北米第2の規模のマイクサイスミック・フラクチャー定義プロジェクトを完了しました。これらの技術には、VSI*
汎用地震探査イメジャー・アレイが含まれ、これをTuffTRAC*
ケースドホール・サービス・トラクターにより水平に配置し、実験的な非在来型資源の刺激設計をリアルタイムにマッピングすることができました。
掘削グループ
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
売上高 | $2,180 | $2,120 | $2,013 | 3% | 8% | ||||||
税引き前営業利益 | $319 | $301 | $234 | 6% | 36% | ||||||
税引き前営業利益率 | 14.6% | 14.2% | 11.6% | 43 bps | 300 bps |
掘削グループの売上高は前四半期比で3%増の22億ドルで、売上高の73%は海外市場の売上高でした。売上高増加の要因は、メキシコと北米陸上でM-I
SWACOの売上が好調だったことと、クウェートでIDS活動が増加したことです。アルゼンチンとコロンビアで掘削活動が活発になり、カタールと中国では新しい掘削プロジェクトが始動し、リビアでは陸上活動が再開され、アルジェリアでドリルビットの売上が増加したことも、売上高増加に寄与しました。
税引き前営業利益率は、前四半期比で0.43ポイント上昇して15%となりました。これは、掘削・計測の利益性が向上したことと、M-I
SWACOの製品売上が増加したためです。
第4四半期の掘削グループの業績は、契約締結、IDS事業、操業コストの削減につながるさまざまな技術と統合掘削システムにより後押しされました。
サウジ・アラムコは、シュルンベルジェと、最大146本のガス井と最大128本の油井に掘削リグとサービスを提供する3年間にわたる2件のIDS契約を結びました。IDSでは、高度なプロセスと最新技術を採用して、効率レベルと費用対効果を高めるとともに、最高水準の操業安全基準を維持しました。
クウェート・エナジーは、シュルンベルジェと、シバ油田の4つの坑井と1つのオプションの坑井で1年間のIDS契約を結びました。この統合サービスには、ビット・掘削ツールのStingBlade*
円錐ダイヤモンド・エレメント・ビット、および掘削計測、M-I SWACO、ワイヤーライン、坑井仕上げ、坑井サービスの技術が含まれます。
インドでは、ベダンタ・リミテッド(ケアン・オイル&ガス)がシュルンベルジェと、ベンガル湾での沖合探鉱キャンペーンで、総額4000万ドルの2年間のIDS契約(1年延長オプションを含む)を結びました。この契約には、M-I
SWACO、掘削・計測、ビット・掘削ツール、ワイヤーライン、坑井サービス、ワンサブシーなど、シュルンベルジェの多くの製品ラインのサービスと技術の提供が含まれます。
メキシコ湾メキシコ区間では、IDSがオクチ・エナジー(Hokchi
Energy)向けに、4つの坑井キャンペーンで技術を組み合わせることで、掘削時間は154日短縮され、掘進率(ROP)は50%向上しました。これにより、オクチ・エナジーは、5つ目の評価井を掘削することができました。これらのすべての作業は、最初のプロジェクト範囲の時間枠と予算の範囲内で行うことができました。これらの技術には、ビット・掘削ツールのFireStorm*
耐摩耗性高衝撃PDCカッター技術、Rhino XS2* フルサイクル拡張型リーマー、i-DRILL
統合ダイナミック・システム分析サービス、および掘削・計測のPowerDrive X6* ロータリー・ステアラブル・システムが含まれます。
ロシア沖合では、IDSがルクオイル・ニジネボルスクネフチ(LUKOIL-Nizhnevolzhskneft)向けに、カスピ海のフィラノフスキ油田で技術を組み合わせ、3本の試掘井を掘削する必要がなくなり、操業コストを460万ドル削減しました。坑井建設は予定より19日早く完了しました。GeoSphere*
掘削同時油層マッピング・サービスにより、顧客企業は、坑井を正確に目標区間に配置することができ、坑井仕上げ作業の技術的リスクが抑制されました。
北海英国区間では、掘削・計測サービスがセントリカ・エナジー向けに、チェストナット油田でGeoSphere
掘削同時油層マッピング・サービスを採用したことで、パイロットホールの掘削や複雑な枝堀作業が不要になりました。GeoSphereサービスにより、掘削と同時に坑井の軌道をリアルタイムに調整し、複雑なインジェクタイト油層で水平坑井の貯留層接触を最大化することができました。
アルゼンチンでは、掘削・計測サービスが、主要石油生産企業向けに技術を組み合わせ、ヴァカ・ムエルタ・シェール・プレイで最長の水平区間を掘削しました。パンパ・デ・ラス・ジェグアス油田のこの水平区間は3,152
mの長さです。技術には、PowerDrive Orbit* ロータリー・ステアラブル・システム、およびPowerDrive Archer*
高角度変化ロータリー・ステアラブル・システムが含まれます。
北海ノルウェー区間では、掘削グループの技術により、スタトイルがガルファクス油田で総コストを550万ドル削減することができました。これは操業時間にして28日間に相当します。カスタマイズされたソリューションにより、スタトイルは、難しいケースドホール区間で従来の試錐孔サイズのドリルストリングを用いて油層にアクセスすることができました。操業時間を短縮し、システムの信頼性を高める技術の組み合わせには、TrackMaster*
総合ホイップストック枝掘りソリューション、PowerDrive X6 ロータリー・ステアラブル・システム、Rhino RHE*
デュアルリーマー・ラットホール除去システムが含まれます。
生産グループ
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
売上高 | $3,079 | $2,876 | $2,203 | 7% | 40% | ||||||
税引き前営業利益 | $315 | $283 | $128 | 11% | 146% | ||||||
税引き前営業利益率 | 10.2% | 9.8% | 5.8% | 39 bps | 440 bps |
生産グループの売上高は前四半期から7%増の31億ドルで、売上高の54%は海外市場の売上高でした。これは、海外での活動が好調だったためであり、サウジアラビア、ロシア、アルゼンチンでは、売上高は前四半期比で20%以上増加しました。北米陸上では、市場全体でのステージカウントが1%減少したにもかかわらず、圧力ポンピング設備をさらに再配置して、陸上事業の売上高は6%増加しました。SPMの売上高は前四半期比でほぼ横ばいでした。
税引き前利益率は前四半期比で0.39ポイント上昇して10%となりました。これは、北米陸上での価格が上昇したためです。北米陸上で利益率が上昇して23%になったため、当四半期の税引き前営業利益率はほぼ1.00ポイント上昇しました。
生産グループでは、技術の採用と契約締結が業績に寄与しました。
オクシデンタル・ペトロリアム・コーポレーション(Oxy)とシュルンベルジェは、ニューメキシコ州のデラウェア盆地のアベンタイン・プロジェクトで5年間のサービス・パートナーシップの覚書(MOU)に署名しました。両パートナーは共同で、できる限り安全かつ効率的な方法でバレル当たりのコストを削減します。正式契約の交渉は今後行いますが、この合意には、独占的サービスとして最少で700本の坑井と、Oxyの構内にシュルンベルジェの施設を建設することが含まれ、この施設は、アベンタイン・プロジェクトおよびこの地域の他のオペレーターにサービスを提供します。
ルイジアナ州では、ワンスティム(OneStim)が、イーソン・エナジー(Aethon Energy)向けにBroadBand Sequence*
破砕サービスを採用し、ヘインズビル・シェールの4本の坑井の敷地を刺激した結果、1本の坑井で上位4分位に入る生産量を達成しました。BroadBand
Sequenceサービスでは、ピルを注入して分流を促進し、すべての穿孔クラスターを刺激するとともに、圧力分析により、穿孔した区間全体が刺激されたことを確認しました。これにより、イーソン・エナジーは、シュルンベルジェと、この盆地で、専用破砕設備での作業契約を結びました。
北米陸上では、ワンスティム(OneStim)がエンカナ(Encana)向けにBroadBand
Sequence破砕サービスを採用し、2つのシェール・プレイで坑井を再破砕しました。イーグルフォード・シェールでは、Broadband
Sequenceサービスにより、1本の坑井では産油量が約50 bbl/日 から 650 bbl/日 に増加し、産出圧は250 psi から
5,000 psiに上がりました。ヘインズビル・シェールでは、BroadBand
Sequenceサービスにより、1本の坑井のガス生産量は、100 Mscf/日 から5,000 Mscf/日に増え、産出圧は1,500
psiから 6,000
psに上がりました。再破砕での坑井の選択は、貯留層の質、これまでの仕上げと生産、オフセット坑井に対する位置に基づいて行いました。
英国では、ハリケーン・エナジーがシュルンベルジェと、シェットランド西部の英国大陸棚のランカスター基盤岩油田で人工採油ソリューション技術を提供する契約を結びました。これらの技術には、可変速駆動システムを備えたREDA
Maximus* 電動海中ポンプシステムが含まれます。
ブリティッシュ・コロンビア州では、複数の石油・ガス企業向けにHEAL System™
技術を採用し、モントニー・シェールの25本の水平坑井では平均して75%生産性が向上しました。シュルンベルジェとプロダクション・プラス・エナジー・サービシズ(Production
Plus Energy Services Inc.)の合弁事業であるHEAL
システムの技術は、水平非在来型坑井の生産段階で、多段階スラグ流体流動と過度のガス干渉を緩和して、生産コストを削減するよう設計されています。この技術は現在、北米陸上事業ですべての主要なリキッドリッチ・シェール盆地で採用されています。
キャメロン・グループ
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
売上高 | $1,414 | $1,297 | $1,346 | 9% | 5% | ||||||
税引き前営業利益 | $203 | $194 | $188 | 5% | 8% | ||||||
税引き前営業利益率 | 14.4% | 14.9% | 14.0% | -58 bps | 38 bps |
キャメロン・グループの売上高は前四半期から9%増加して14億ドルとなり、売上高の56%は海外市場の売上高でした。すべての製品ラインで売上高が増加し、特に、ワンサブシー(OneSubsea)のプロジェクト量が増加し、オーストラリアとメキシコでサービスの売上高が増加しました。北米陸上で製品売上が好調だったことから、坑外システムの売上高が増加し、また、米国とノルウェーで製品数量が増加したことから、掘削システムの売上高が増加しました。バルブ・計測では、サウジアラビアおよび中東東部地域市場の製品売上が好調で、売上高が増加しました。
税引き前営業利益率は、前四半期比で0.58ポイント低下して14%となりました。これは、坑外システムと掘削システムの構成が変わったためです。
キャメロン・グループの業績は、サブシー・インテグレーション・アライアンス(Subsea Integration
Alliance)の相乗効果、資本効率的なソリューション、契約締結、新しい技術の商品化により後押しされました。
オフィール・エナジー(Ophir Energy)の子会社であるオフィール・エクアトリアル・ギニア・リミテッド(Ophir Equatorial
Guinea
Limited)は、サブシー・インテグレーション・アライアンス(ワンサブシーとサブシー7のパートナーシップ)と、赤道ギニアのフォルトゥナFLNGプロジェクトで、設計・調達・建設・据付・試運転(EPCIC)契約を結びました。この契約には、海底アンビリカル、ライザー、フローライン、および海底生産システムが含まれます。このプロジェクトでは、平均水深1,790
mに位置する4本の坑井から成るインフラにより、440
Mmscf/日のガスを生産する予定です。EPCIC契約に基づく投資は、プロジェクト最終投資決定(FID)後に開始されます。最初のガス生産は2020年になると予想されます。
シュルンベルジェは、掘削請負業者のステナ・ドリリング(Stena
Drilling)向けに、業界初の完全OEM管理の圧力掘削(MPD)システムを設置し、試運転しました。クローズドループのMPDシステムは現在、超深海掘削船のステナ・カロン(Stena
Carron)に設置され、このほどガイアナ沖合の試掘井の掘削で使用されました。
当四半期、シュルンベルジェは、GROVE IST*
統合シート技術ボールバルブを商品化しました。これは、必要なトルクが最大70%少なく、可動部品の摩耗が軽減されるため、総所有コストを抑えることができます。GROVE
ISTバルブはまた、従来のボールバルブより最大40%軽量なため、通常は大型バルブが必要な厳しい環境で非常に有利です。また、GROVE IST
技術では、特許取得済みのシート・オン・ボール技術を採用しています。その密閉性能は、認定圧力試験中に、業界標準を100倍上回りました。
オーストラリア・クイーンズランド州では、セネックス・エナジー(Senex
Energy)がシュルンベルジェと、30本のコールシームガス坑井の坑井建設でIDS契約を結びました。この統合的契約には、シュルンベルジェの陸上リグ、およびオーストラリアでは初めて坑外システムの坑口装置が含まれます。操業は2017年6月に開始され、2017年11月に完了しました。単一リグによるこの統合的操業により、坑井の掘削と仕上げにおいて、リグの移動時間を含み3日と16時間のベンチマークを達成しました。
2014年に導入されたワンサブシー資本効率的ソリューションにより、市場トップの海底ブースティング技術が拡張され、現在これは、すべての顧客企業のプロジェクトの重要な要素となっています。資本効率的ソリューションにより、海底製品の平均リードタイムは50%以上短縮され、プロジェクト・コストは最大60%削減されました。効率化されたエンジニアリング・製造プロセスを活用する標準設計製品を含む資本効率的ソリューションは、統合的海底製品システムを提供し、プロジェクトのサイクル時間と総コストを削減します。品質計画、サプライヤー、資材、溶接仕様を事前に選定することで、製品製造ライフサイクルの効率と信頼性が高まりました。
財務諸表
要約連結損益計算書 | ||||||||||||||||
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||||||||||
第4四半期 | 通期 | |||||||||||||||
12月31日締め | 2017 | 2016 | 2017 | 2016 | ||||||||||||
売上高 | $8,179 | $7,107 | $30,440 | $27,810 | ||||||||||||
利息およびその他の収入 | 52 | 47 | 224 | 200 | ||||||||||||
経費 | ||||||||||||||||
売上原価 (1) | 7,201 | 6,193 | 26,543 | 24,409 | ||||||||||||
研究・エンジニアリング | 192 | 261 | 787 | 1,012 | ||||||||||||
一般管理費 | 109 | 99 | 432 | 403 | ||||||||||||
減損その他 (1) | 2,701 | 599 | 3,211 | 3,172 | ||||||||||||
合併・統合 (1) | 95 | 76 | 308 | 349 | ||||||||||||
利息 | 143 | 139 | 566 | 570 | ||||||||||||
税引き前損失 | $(2,210) | $(213) | $(1,183) | $(1,905) | ||||||||||||
所得税(欠損金)(1) | 62 | (19) | 330 | (278) | ||||||||||||
純損失 | $(2,272) | $(194) | $(1,513) | $(1,627) | ||||||||||||
非支配持分に帰属する純利益(損失) | (17) | 10 | (8) | 60 | ||||||||||||
シュルンベルジェに帰属する純損失(1) | $(2,255) | $(204) | $(1,505) | $(1,687) | ||||||||||||
シュルンベルジェの希薄化後1株当たり損失(1) | $(1.63) | $(0.15) | $(1.08) | $(1.24) | ||||||||||||
平均流通株式数 | 1,385 | 1,391 | 1,388 | 1,357 | ||||||||||||
希薄化後平均流通株式数 | 1,385 | 1,391 | 1,388 | 1,357 | ||||||||||||
経費に含まれる減価償却費(2) | $906 | $1,016 | $3,837 | $4,094 | ||||||||||||
(1) | 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | |||||||||||||||
(2) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。 | |||||||||||||||
要約連結貸借対照表 | ||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||
12月31日締め | 12月31日締め | |||||||||||||||
資産の部 | 2017 | 2016 | ||||||||||||||
流動資産 | ||||||||||||||||
現金および短期投資 | $5,089 | $9,257 | ||||||||||||||
売掛金 | 8,084 | 9,387 | ||||||||||||||
その他の流動資産 | 5,324 | 5,283 | ||||||||||||||
18,497 | 23,927 | |||||||||||||||
債券投資(満期保有) | - | 238 | ||||||||||||||
固定資産 | 11,576 | 12,821 | ||||||||||||||
マルチクライアント地震探査データ | 727 | 1,073 | ||||||||||||||
のれん | 25,118 | 24,990 | ||||||||||||||
無形資産 | 9,354 | 9,855 | ||||||||||||||
その他の資産 | 6,715 | 5,052 | ||||||||||||||
$71,987 | $77,956 | |||||||||||||||
負債および株主資本の部 | ||||||||||||||||
流動負債 | ||||||||||||||||
買掛金・未払負債 | $10,036 | $10,016 | ||||||||||||||
概算所得税債務 | 1,223 | 1,188 | ||||||||||||||
短期借入金・長期債務の当期返済分 | 3,324 | 3,153 | ||||||||||||||
未払配当金 | 699 | 702 | ||||||||||||||
15,282 | 15,059 | |||||||||||||||
長期債務 | 14,875 | 16,463 | ||||||||||||||
繰延税金 | 1,650 | 1,880 | ||||||||||||||
退職後給付 | 1,082 | 1,495 | ||||||||||||||
その他の負債 | 1,837 | 1,530 | ||||||||||||||
34,726 | 36,427 | |||||||||||||||
株主資本 | 37,261 | 41,529 | ||||||||||||||
$71,987 | $77,956 |
流動性
(単位:100万) | |||||||||
12月31日締め | 9月30日締め | 12月31日締め | |||||||
流動性内訳 | 2017 | 2017 | 2016 | ||||||
現金および短期投資 | $5,089 | $4,952 | $9,257 | ||||||
債券投資(満期保有) | - | - | 238 | ||||||
短期借入金・長期債務の当期返済分 | (3,324) | (1,289) | (3,153) | ||||||
長期債務 | (14,875) | (15,871) | (16,463) | ||||||
純負債 (1) | $(13,110) | $(12,208) | $(10,121) | ||||||
純負債の増減の詳細を以下に示します。 | |||||||||
通期 | 第4四半期 | 通期 | |||||||
12月31日締め | 2017 | 2017 | 2016 | ||||||
純損失(非支配持分控除前) | $(1,513) | $(2,272) | $(1,627) | ||||||
減損およびその他の費用(税引き後)(非支配持分控除前) | 3,624 | 2,945 | 3,237 | ||||||
$2,111 | $673 | $1,610 | |||||||
減価償却(2) | 3,837 | 906 | 4,094 | ||||||
年金およびその他の退職後給付費用 | 104 | 25 | 187 | ||||||
株式報酬費用 | 343 | 82 | 267 | ||||||
年金およびその他の退職後給付資金 | (133) | (26) | (174) | ||||||
運転資金の増減 | (823) | 650 | 416 | ||||||
米国連邦税還付金 | 685 | - | - | ||||||
その他 | (461) | (59) | (139) | ||||||
営業活動によるキャッシュフロー(3) | $5,663 | $2,251 | $6,261 | ||||||
設備投資 | (2,107) | (625) | (2,055) | ||||||
SPM投資 | (1,609) | (1,117) | (1,031) | ||||||
資本計上されたマルチクライアント地震探査データ | (276) | (53) | (630) | ||||||
フリーキャッシュフロー(4) | 1,671 | 456 | 2,545 | ||||||
支払配当金 | (2,778) | (692) | (2,647) | ||||||
自社株買い戻しプログラム | (969) | (101) | (778) | ||||||
従業員持株制度による受取金 | 297 | 36 | 415 | ||||||
(1,779) | (301) | (465) | |||||||
事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除) | (847) | (465) | (4,022) | ||||||
その他 | (363) | (136) | (87) | ||||||
純負債の増加 | (2,989) | (902) | (4,574) | ||||||
純負債(期首) | (10,121) | (12,208) | (5,547) | ||||||
純負債(期末) | $(13,110) | $(13,110) | $(10,121) | ||||||
(1) | 「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 | ||||||||
(2) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。 | ||||||||
(3) | 退職金として、2017年12月31日締め通期および第4四半期に、それぞれ4億5500万ドルと1億800万ドル、2016年12月31日締め通期に8億5000万ドルが含まれます。また、2016年12月31日締め通期には、キャメロン買収に関連する一度限りの取引関連の支払金として約1億ドルが含まれます。 | ||||||||
(4) | 「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、SPM投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的支出で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 |
特別費用・利益
2017年度通期および第4四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gに基づく)を提示しています。特別費用・利益を除く純利益、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益、特別費用・利益を除く実効税率)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用います。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、これらの指標の代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようしてください。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||||||||||
2017年第4四半期 | ||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | ||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $(2,210) | $62 | $(17) | $(2,255) | $(1.63) | |||||||||||
減損その他: | ||||||||||||||||
ウェスタンジーコ地震探査の再編 | 1,114 | 20 | - | 1,094 | 0.79 | |||||||||||
ベネズエラの投資の評価減 | 938 | - | - | 938 | 0.67 | |||||||||||
人員削減 | 247 | 13 | - | 234 | 0.17 | |||||||||||
マルチクライアント地震探査データ減損 | 246 | 81 | - | 165 | 0.12 | |||||||||||
その他の事業再編費用 | 156 | 10 | 22 | 124 | 0.09 | |||||||||||
合併・統合 | 95 | 26 | - | 69 | 0.05 | |||||||||||
長期建設プロジェクトに関する損失引当金 (1) | 245 | 22 | - | 223 | 0.16 | |||||||||||
米国税制改革(2) | - | (76) | - | 76 | 0.05 | |||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $831 | $158 | $5 | $668 | $0.48 | |||||||||||
2017年第3四半期 | ||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS | ||||||||||||
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $677 | $121 | $11 | $545 | $0.39 | |||||||||||
合併・統合 | 49 | 13 | - | 36 | 0.03 | |||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $726 | $134 | $11 | $581 | $0.42 | |||||||||||
2016年第4四半期 | ||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | ||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $(213) | $(19) | $10 | $(204) | $(0.15) | |||||||||||
減損その他: | ||||||||||||||||
人員削減 | 234 | 6 | - | 228 | 0.16 | |||||||||||
施設閉鎖費用 | 165 | 40 | - | 125 | 0.09 | |||||||||||
一部の活動撤退に関連する費用 | 98 | 23 | - | 75 | 0.05 | |||||||||||
エジプトでの通貨切り下げによる損失 | 63 | - | - | 63 | 0.04 | |||||||||||
契約取消費用 | 39 | 9 | - | 30 | 0.02 | |||||||||||
合併・統合 | 76 | 14 | - | 62 | 0.04 | |||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $462 | $73 | $10 | $379 | $0.27 | |||||||||||
(1) | 要約連結損益計算書の売上原価に計上 | |||||||||||||||
(2) | 要約連結損益計算書の所得税(欠損金)に計上 | |||||||||||||||
* 端数処理の関係で合計数値が合わない場合があります。 | ||||||||||||||||
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||||||||||
2017年通期 | ||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | ||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $(1,183) | $330 | $(8) | $(1,505) | $(1.08) | |||||||||||
減損その他: | ||||||||||||||||
ウェスタンジーコ地震探査の再編 | 1,114 | 20 | - | 1,094 | 0.78 | |||||||||||
ベネズエラの投資の評価減 | 938 | - | - | 938 | 0.67 | |||||||||||
約束手形の公正価額調整等 | 510 | - | 12 | 498 | 0.36 | |||||||||||
人員削減 | 247 | 13 | - | 234 | 0.17 | |||||||||||
マルチクライアント地震探査データ減損 | 246 | 81 | - | 165 | 0.12 | |||||||||||
その他の事業再編費用 | 156 | 10 | 22 | 124 | 0.09 | |||||||||||
合併・統合 | 308 | 70 | - | 238 | 0.17 | |||||||||||
長期建設プロジェクトに関する損失引当金 (1) | 245 | 22 | - | 223 | 0.16 | |||||||||||
米国税制改革(2) | - | (76) | - | 76 | 0.05 | |||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $2,581 | $470 | $26 | $2,085 | $1.50 | |||||||||||
2016年通期 | ||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | ||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $(1,905) | $(278) | $60 | $(1,687) | $(1.24) | |||||||||||
減損その他: | ||||||||||||||||
固定資産減損 | 1,058 | 177 | - | 881 | 0.65 | |||||||||||
人員削減 | 880 | 69 | - | 811 | 0.59 | |||||||||||
在庫評価損 | 616 | 49 | - | 567 | 0.42 | |||||||||||
マルチクライアント地震探査データ減損 | 198 | 62 | - | 136 | 0.10 | |||||||||||
施設閉鎖費用 | 165 | 40 | - | 125 | 0.09 | |||||||||||
一部の活動撤退に関連する費用 | 98 | 23 | - | 75 | 0.05 | |||||||||||
エジプトでの通貨切り下げによる損失 | 63 | - | - | 63 | 0.05 | |||||||||||
その他の事業再編費用 | 55 | - | - | 55 | 0.04 | |||||||||||
契約取消費用 | 39 | 9 | - | 30 | 0.02 | |||||||||||
合併・統合 | 349 | 64 | - | 285 | 0.21 | |||||||||||
パーチェス法による在庫公正価格調整の償却 (1) | 299 | 90 | - | 209 | 0.15 | |||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $1,915 | $305 | $60 | $1,550 | $1.14 | |||||||||||
(1) | 要約連結損益計算書の売上原価に計上 | |||||||||||||||
(2) | 要約連結損益計算書の所得税(欠損金)に計上 | |||||||||||||||
* 端数処理の関係で合計数値が合わない場合があります。 |
製品グループ
(単位:100万) | |||||||||||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||||||||||
2017年12月31日締め | 2017年9月30日締め | 2016年12月31日締め | |||||||||||||||||||||
売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | ||||||||||||||||||
油層定義 | $1,638 | $360 | $1,771 | $311 | $1,676 | $319 | |||||||||||||||||
掘削 | 2,180 | 319 | 2,120 | 301 | 2,013 | 234 | |||||||||||||||||
生産 | 3,079 | 315 | 2,876 | 283 | 2,203 | 128 | |||||||||||||||||
キャメロン | 1,414 | 203 | 1,297 | 194 | 1,346 | 188 | |||||||||||||||||
消去など | (132) | (42) | (159) | (30) | (131) | (59) | |||||||||||||||||
税引き前営業利益 | 1,155 | 1,059 | 810 | ||||||||||||||||||||
全社など | (219) | (234) | (245) | ||||||||||||||||||||
受取利息(1) | 25 | 30 | 23 | ||||||||||||||||||||
支払利息(1) | (130) | (129) | (126) | ||||||||||||||||||||
特別費用・利益 | (3,041) | (49) | (675) | ||||||||||||||||||||
$8,179 | $(2,210) | $7,905 | $677 | $7,107 | $(213) | ||||||||||||||||||
(単位:100万) | |||||||||||||||||||||||
通期 | |||||||||||||||||||||||
2017年12月31日締め | 2016年12月31日締め | ||||||||||||||||||||||
売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | ||||||||||||||||||||
油層定義 | $6,786 | $1,251 | $6,648 | $1,249 | |||||||||||||||||||
掘削 | 8,392 | 1,151 | 8,561 | 994 | |||||||||||||||||||
生産 | 10,639 | 928 | 8,804 | 507 | |||||||||||||||||||
キャメロン | 5,205 | 733 | 4,211 | 653 | |||||||||||||||||||
消去など | (582) | (142) | (414) | (130) | |||||||||||||||||||
税引き前営業利益 | 3,921 | 3,273 | |||||||||||||||||||||
全社など | (934) | (925) | |||||||||||||||||||||
受取利息(1) | 107 | 84 | |||||||||||||||||||||
支払利息(1) | (513) | (517) | |||||||||||||||||||||
特別費用・利益 | (3,764) | (3,820) | |||||||||||||||||||||
$30,440 | $(1,183) | $27,810 | $(1,905) | ||||||||||||||||||||
(1) | 製品グループの業績に含まれる利息を除きます。 | ||||||||||||||||||||||
以前の一定の期間の項目は、現在の期間に合わせて再分類されています。 |
補足情報
1) | 2018年通期の設備投資の指針はどうなっていますか? | |||||||||||||||
2018年度通期の設備投資(マルチクライアントおよびSPM投資を除く)は約20億ドルと予想されます。これは2017年、2016年と同等のレベルです。 | ||||||||||||||||
2) | 2017年第4四半期の営業活動によるキャッシュフローおよびフリーキャッシュフローはどうなっていますか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期の営業活動によるキャッシュフローは23億ドルで、これには退職金の約1億800万ドルが含まれます。第4四半期のフリーキャッシュフローは4億5600万ドルで、これには退職金の1億800万ドルとパリサー鉱区の資産購入が含まれています。 | ||||||||||||||||
3) | 2017年通期の営業活動によるキャッシュフローおよびフリーキャッシュフローはどうなっていますか? | |||||||||||||||
2017年通期の営業活動によるキャッシュフローは57億ドルで、これには退職金の4億5500万ドルが含まれます。2017年通期のフリーキャッシュフローは17億ドルで、これには、退職金の4億5500万ドルと2017年第4四半期のパリサー鉱区の資産購入が含まれています。 | ||||||||||||||||
4) | 2017年第4四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期の「利息およびその他の収入」は5200万ドルで、その内訳は、持分法投資利益の2200万ドルと受取利息の3000万ドルです。 | ||||||||||||||||
5) | 2017年第4四半期に受取利息と支払利息はどのように変化しましたか? | |||||||||||||||
受取利息は3000万ドルで、前四半期から横ばいでした。支払利息は1億4300万ドルで、前四半期からほぼ横ばいでした。 | ||||||||||||||||
6) | 税引き前営業利益とシュルンベルジェの税引き前連結利益の違いは何ですか? | |||||||||||||||
この違いは、セグメントに割り当てられていない社費、特別費用・利益、および受取利息/支払利息、ならびに株式報酬費用、一定の無形資産に関連する償却費用(キャメロン買収による無形資産償却費を含む)、一部の一元管理イニシアチブ、その他の営業外項目です。 | ||||||||||||||||
7) | 2017年第4四半期の実効税率(ETR)は、どの程度でしたか? | |||||||||||||||
GAAPに基づく2017年第4四半期の実効税率は-2.8%、2017年第3四半期は17.9%でした。特別費用・利益を除く2017年第4四半期の実効税率は19.0%、2017年第3四半期は18.4%でした。 | ||||||||||||||||
8) | 米国税制改革はシュルンベルジェにどのような影響を及ぼしますか? | |||||||||||||||
米国税制改革により、米国法人税法は大きく変わります。特に、2018年より米国法人税率が21%に引き下げられ、属地課税制度が創設され、米国子会社の以前の繰延海外利益に一度限りの強制税が課されます。そのため、シュルンベルジェは2017年第4四半期に7600万ドルの正味費用を計上しました。この金額は、要約連結損益計算書の所得税(欠損金)に含まれ、 (i) シュルンベルジェの米国子会社が完全または部分的に所有する一部の非米国子会社の以前の繰延利益に対する一度限りの強制税に関連する4億1000万ドルの費用、(ii) 新たな低法人税率に基づく米国におけるシュルンベルジェの正味繰延税金債務の再評価による3億3400万ドルの税務利益の2つの要素から構成されます。 | ||||||||||||||||
海外税務利益と税務損失を検討した結果、シュルンベルジェの米国子会社の以前の繰延海外利益に対する一度限りの強制税により支払われる現金税は多額にはなりません。 | ||||||||||||||||
非米国企業としてのシュルンベルジェの企業構造により、当社は主に事業を運営し利益を上げている場所で税金を支払い、追加の税が発生することはありません。この企業構造により、米国税制改革がシュルンベルジェに及ぼす主な影響は、米国事業で得た利益に対して低い連邦法人税が課されることです。米国税制改革がなければ、2018年の当社の実効税率(ETR)は、2017年第4四半期のETRから約2~3ポイント上昇する可能性があります。しかし、2018年の米国税制改革によりこの税率上昇は概ね相殺されると予想されます。そのため、2018年通期のETRは、特別費用と利益を除く2017年第4四半期のETRとほぼ同じになると予想しています。 | ||||||||||||||||
9) | 2017年12月31日時点での流通普通株式数はどれぐらいでしたか?また、この株式数は前四半期末からどの程度変化しましたか? | |||||||||||||||
2017年12月31日時点での流通普通株式数は13億8400万株でした。以下の表に、2017年9月30日から2017年12月31日までの株式数の変化を示します。 | ||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||
2017年9月30日時点での流通株式数 | 1,385 | |||||||||||||||
オプション保有者に売却した株式(交換した株式を除く) | - | |||||||||||||||
制限付き株式の付与 | 1 | |||||||||||||||
従業員株式購入制度に基づいて発行された株式 | - | |||||||||||||||
自社株買い戻しプログラム | (2) | |||||||||||||||
2017年12月31日時点での流通株式数 | 1,384 | |||||||||||||||
10) | 2017年第4四半期および2017年第3四半期の加重平均流通株式数はどれぐらいでしたか?また、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化に基づき、希薄化後加重平均流通株式数との差異調整はどのようになっていますか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期および第3四半期の加重平均流通株式数は、それぞれ13億8500万株と13億8500万株でした。 | ||||||||||||||||
以下の表に、加重平均流通株式数と、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後平均流通株式数の差異調整を示します。 | ||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||
第4四半期 | 第3四半期 | |||||||||||||||
2017 | 2017 | |||||||||||||||
加重平均流通株式数 | 1,385 | 1,385 | ||||||||||||||
想定されるストックオプションの行使 | 1 | 1 | ||||||||||||||
未付与の制限付き株式 | 5 | 6 | ||||||||||||||
希薄化後平均流通株式数 | 1,391 | 1,392 | ||||||||||||||
11) | シュルンベルジェ生産管理(SPM)プロジェクトとはどのようなものですか? また、シュルンベルジェはこのプロジェクトの売上高をどのように計上していますか? | |||||||||||||||
SPMプロジェクトは、長期契約に基づき、シュルンベルジェの顧客企業に代わって開発と生産共同管理を中心に行います。シュルンベルジェは、当社のサービス、製品、また場合によっては現金を、油田開発活動と操業に投資します。一部の契約において、シュルンベルジェは、提供するサービスまたは製品の一部に対する売上高を計上し、その支払を受けますが、通常、シュルンベルジェは、サービスの提供時または製品納入時に支払を受けることはありません。代わりに、シュルンベルジェは、創出されたキャッシュフローあるいはバレル当たり料金で売上高を計上し、それが報酬となります。これには、シュルンベルジェが相互合意した基準を上回る生産増加分に対してのみ支払を受けるという一定の取り決めが含まれることがあります。 | ||||||||||||||||
12) | PMプロジェクトに投資されるシュルンベルジェの製品とサービスはどのように計上されていますか? | |||||||||||||||
売上高と関連する費用は、シュルンベルジェの各グループが、シュルンベルジェのSPMプロジェクトに提供したサービスと製品について、それぞれのグループ内で計上されます。この売上高(公正価格に基づく)と関連する利益は、その後、「消去など」の項目に含まれる社内調整を通して消去されます。(「消去など」の項目には、SPMの消去以外の項目も含まれますので注意してください。) さらに、シュルンベルジェのサービスまたは製品をSPMプロジェクトに提供することに関連する直接費用は、貸借対照表に計上されます。 | ||||||||||||||||
計上されたこれらの投資は、現金および前述の直接費用の形となる場合があり、関連する生産が実現され、関連する売上高が計上された時に損益計算書に費用計上されます。この償却費用は、生産高比例法に基づいており、各生産高には、推定総生産量に基づき未償却費用の比例配分が割り当てられます。 | ||||||||||||||||
期間中のSPM売上高と資産計上済み投資の償却および発生したその他の営業費用は、生産グループに反映されています。 | ||||||||||||||||
13) | 2017年12月31日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高はどれぐらいでしたか。また、これは2017年9月30日時点と比較して、投資と償却においてどのように変化しましたか。 | |||||||||||||||
2017年12月31日および2017年9月30日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高は、それぞれ41億ドルと28億ドルでした。これらの金額はシュルンベルジェの要約連結貸借対照表のその他の資産に含まれています。シュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高の変化を以下に示します。 | ||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||
2017年9月30日時点での残高 | $2,804 | |||||||||||||||
SPM投資 | 1,117 | |||||||||||||||
その他の追加 | 279 | |||||||||||||||
SPM投資の償却 | (135) | |||||||||||||||
2017年12月31日時点での残高 | $4,065 | |||||||||||||||
14) | 2017年第4四半期のウェスタンジーコ・マルチクライアントの売上高は、どうなりましたか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期のマルチクライアントの売上高(譲渡手数料を含む)は1億6600万ドル、2017年第3四半期は1億2700万ドルでした。 | ||||||||||||||||
15) | 2017年第4四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残はどれぐらいでしたか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残(顧客と締結済みの契約に基づく)は3億9900万ドルでした。2017年第3四半期末時点では4億8900万ドルでした。 | ||||||||||||||||
16) | キャメロン・グループのワンサブシーおよび掘削システムの注文ならびに受注残はどのようなものでしたか? | |||||||||||||||
ワンサブシーおよび掘削システムの注文と受注残は以下の通りです。 | ||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||
第4四半期 | 第3四半期 | |||||||||||||||
注文 | 2017 | 2017 | ||||||||||||||
ワンサブシー(OneSubsea) | $282 | $347 | ||||||||||||||
掘削システム | $150 | $156 | ||||||||||||||
受注残 (四半期末) | ||||||||||||||||
ワンサブシー(OneSubsea) | $2,060 | $2,328 | ||||||||||||||
掘削システム | $408 | $523 | ||||||||||||||
17) | 2017年第4四半期にシュルンベルジェが計上した30億4100万ドルの税引き前費用は何に関するものですか? | |||||||||||||||
2017年第4四半期に計上された税引き前費用の30億4100万ドルの内訳は以下の通りです。(単位:100万) | ||||||||||||||||
ウェスタンジーコ地震探査の再編 | $1,114 | |||||||||||||||
ベネズエラでの評価損(1) | 938 | |||||||||||||||
人員削減(2) | 247 | |||||||||||||||
マルチクライアント地震探査データ減損 | 246 | |||||||||||||||
その他(3) | 496 | |||||||||||||||
$3,041 | ||||||||||||||||
(1) 最近のベネズエラの経済的・政治的状況を踏まえ、シュルンベルジェは、ベネズエラでの投資の評価減を計上することが適切だと判断しました。 | ||||||||||||||||
そのため、シュルンベルジェは、9億3800万ドルの費用を計上しました。その内訳は以下の通りです。 | ||||||||||||||||
4億6900万ドルの売掛金、約束手形に関連する1億500万ドルの一時的でない減損費用、2億8500万ドルの固定資産、7900万ドルのその他の資産。 | ||||||||||||||||
(2) 当社の地理的および製品ライン組織の再編に伴う削減 | ||||||||||||||||
(3) 「その他」には、工事進行基準で計上される長期坑外施設建設プロジェクトに関する概算損失の引当金として2億4500万ドル、キャメロンおよびウェザーフォードの取引に関連する合併統合費用として9500万ドル、その他の事業再編費用として1億5600万ドルが含まれます。 |
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Simon Farrant – Vice President of Investor
Relations, Schlumberger Limited
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