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デスクでランチも脳に悪い!?
ならば使っているメディアが1つだけならいいのか? というと、これも違います!
仕事に追われるビジネスパーソンにとって要注意なのが、「デスクでランチ」。忙しいときには、自分のデスクでおにぎりやパンを片手に仕事をしなければならないこともあるでしょう。たしかに使っているメディアはパソコンのみなのでマルチタスクではありませんが、こうした状況も脳にとっては悪影響なのです。
「仕事をしながら食事」という、「緊張と弛緩」の両極端である2つの事柄を並行して行うことにより、脳は緊張して仕事をするべきなのか、リラックスしてごはんを食べていいのかわからず、混乱してしまうんですね。
パソコン以外にも、書類やスマートフォンをチェックしながらのランチなど、ついついやっていませんか?
このとき、脳は「緊張と弛緩」の両極端にさらされていることをお忘れなく。
ランチはランチと割り切ろう
「デスクで仕事をしながらのランチ」では、ごはんの味もろくにわかりませんよね。よく噛むことを忘れて早食いになりがちですから、肥満の原因にもなります。
また、せっかくの昼休みなのに、頭の切り替えもリフレッシュもできないまま、午後に突入していくことになってしまいます。脳は賢いので、ある程度のことに対応しようとしてくれますが、そのぶん、ストレスも多く抱え込んでいます。1日を通して効率的に仕事をしたいと思ったら、「昼休みはランチを食べる」と割り切って、仕事はいったん置いておくのが得策です。
「自分はマルチタスクに慣れているから大丈夫」という人も、少し立ち止まって考えてみてください。マルチタスクを得意としている人に同時並行で物事の処理をお願いしたところ、その処理能力は、1つずつ処理している人よりも劣っていたという実験結果も出ています。
マルチタスクよりシングルタスク。忙しい、時間がないといったときこそ、あれもこれもと欲張らずに、1つ1つの事柄にきちんと取り組んでみることをおすすめします。その方が脳にも心にも優しいですし、結果的に、仕事もスムーズに進むでしょう。
脳に悪影響を及ぼすマルチタスク
①「ながら活動」――テレビを見ながらスマホなど、複数のメディアを使った「ながら活動」は、同一の感覚器官を酷使し、脳に負荷をかける。
②「デスクでランチもNG!」――脳が「緊張と弛緩」にさらされ、混乱してしまう。「昼休みはランチを食べる」と割り切ったほうが得策。
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