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株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年11月3日に『翔んだ!さいたま市の大逆転』(竹内 謙礼著/税込1,705円)を発売します。「ダサイタマ」と言われ続けたさいたま市は、いまや「首都圏で住みたい街ランキング」で3位に入り(リクルート調べ「SUUMO住みたい街ランキング2023」首都圏版)、政令指定都市の「幸福度ランキング」(一般財団法人日本総合研究所発行「全47都道府県幸福度ランキング2022年版」)でも常に上位に入る人気都市に成長しました。本書では、さいたま市全面協力のもと、経営コンサルタントである著者が1年半をかけて、市民、市役所職員、市議会議員、そして市長などへ取材を敢行し、見つけ出した「さいたま市大逆転の秘密」を解説します。
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就任当時、「さいたま市の人口は2025年にピークを迎える」と言われているなか、市の魅力である「交通の便の良さ」「都市の強靭性」「教育の充実」「環境」「健康・スポーツ」の5つの地域資源を強化していく成長戦略に舵を切ったのが、清水勇人現さいたま市長です。浦和、大宮、与野の3市が合併したさいたま市には、自治体としての強い“ウリ”がありませんでしたが、まずは旧浦和市が「文教のまち」として栄えてきたことに着目しました。教育費に厚く市税を投資して、「学校教育の充実」をアピールすることで、「子どもに良い教育を受けさせたい」という高年収のファミリー層を呼び寄せることに成功したのです。経営コンサルタントである著者は、このような「限られた資産」を見事に生かした取り組みが、他の自治体や民間企業の活性化の大きなヒントになると本書で述べています。巻末には、清水市長への直撃インタビューも収録しました。
大学時代の4年間を埼玉県で過ごした著者は、「SUUMO住みたい街ランキング2023」で、大宮が横浜、吉祥寺に次ぐ第3位と知って耳を疑います。「そんなバカな!」と思いながらも、『日経MJ』で500社以上の中小企業を10年にわたって取材してきた経験から、さいたま市が首都圏を代表する人気都市になった経緯の中に、ビジネスのノウハウがありそうだと考えました。本書は、さいたま市の「好きなように取材して、好きなように書いてください」という全面協力のもと、行政の取り組みや各種データを紹介しながら、マーケティング戦略や人材採用戦略、リーダーのマインド設定について分析する画期的な一冊です。住みたい人を増やした同市の魅力が伝わる本書には、映画『翔んで埼玉』の武内英樹監督が、「他の市町村の皆さん、移住したくなるので読むとキケンです」という推薦の言葉を寄せています。
竹内謙礼(たけうち・けんれい)
有限会社いろは代表取締役。1970年高知県生まれ・千葉県育ち。出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場のほか、複数のネットビジネスで受賞歴あり。実店舗の集客や販促戦略、ネットビジネスを中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主から大企業まで、幅広く販促ノウハウを提供している。著書は『巣ごもり消費マーケティング』『SDGsアイデア大全』(以上、技術評論社)、『逆境を活かす店 消える店』(日本BP)、『会計天国』(共著:PHP研究所)、『訴訟合戦』(KADOKAWA)ほか。
タイトル:翔んだ!さいたま市の大逆転
サブタイトル:“選ばれる都市”には理由がある
著:竹内 謙礼
判型製本:46判並製
定価:1,705円(税込)
発売日:2023年11月3日
ISBN:978-4-569-85593-6
発売元:株式会社PHP研究所