デジタル観光統計オープンデータの意義と内容


デジタル観光統計の観光来訪者定義


デジタル観光統計オープンデータの活用例


おでかけウォッチャートライアルキャンペーン概要

株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:酒田 理人)、以下「ブログウォッチャー」)は、公益社団法人日本観光振興協会(本部:東京都港区、会長:山西 健一郎、以下「日本観光振興協会」)が10月12日より提供を開始した「デジタル観光統計オープンデータ」お試し版に、当社の人流データが採用されましたことをお知らせいたします。

ブログウォッチャーが保有する、許諾を得たユーザの端末から取得された月間3,000万MAU(月間アクティブユーザ数)の位置情報データに、全国10万箇所の観光地点情報および観光客判定ロジックを実装、各地域の観光実態を信頼性高く把握・分析した「デジタル観光統計(国内版)」を活用し、全国の都道府県・市区町村の観光来訪者数を日本観光振興協会が「デジタル観光統計オープンデータ」として届けることで、持続可能な観光地の経営やマーケティングの取り組み等を支援してまいります。

10月12日より提供された「デジタル観光統計オープンデータ」はお試し版ですが、確定版の提供にむけて、観光来訪者数の対象となる観光地点の登録を日本観光振興協会で受け付けています。これまで都道府県にて実施されてきた観光統計の調査対象地点を踏まえ、変更・追加する等の登録を行っていただくことにより、各地域の観光実態をより網羅的に把握できる「デジタル観光統計オープンデータ」の確定版として提供する予定です(2024年1月以降を予定)。

なお、「デジタル観光統計オープンデータ」は、観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」と連携しており、自治体・DMO様は「おでかけウォッチャー」に無償登録いただくことで、デジタル観光統計オープンデータの元となる日別データを週次で閲覧・分析できるようになります。併せて、これまでは自治体・DMO等に限られていた利用範囲を拡大し、民間事業者でもおでかけウォッチャーの利用できるキャンペーンを開催します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/371809/LL_img_371809_1.jpg
デジタル観光統計オープンデータの意義と内容

■背景・目的
新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、観光を取り巻く環境が劇的に変化、多様化するなかで観光による持続可能な社会の実現のためには、観光客の現状をタイムリーに把握し、速やかに施策の実行・評価に繋げるデータ利活用およびEBPMの推進が求められています。

こうした観光を取り巻く環境下で、ブログウォッチャーは「デジタル観光統計を身近に。」をテーマに、「デジタル観光統計(国内版)」のデータ提供や、デジタル観光統計サービス「おでかけウォッチャー」等の提供を通じて、データを活用した観光地経営を支援してまいりました。

令和5年3月からは、デジタル技術を活用した観光入込客数調査データの整備を目的に、日本観光振興協会が設置したデジタル観光統計整備検討委員会による検討会を経て、「デジタル観光統計オープンデータ」の有用性の検証や活用にむけたガイドラインの策定に取り組んでいます。


■デジタル観光統計整備検討委員会について
「デジタル観光統計オープンデータ」の整備を目的とした検討委員会では、観光庁をオブザーバーに迎え、都道府県等の意見を踏まえながら観光地点の選定や観光客の定義についてデータを用いた検証を進め、ガイドラインを策定しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/371809/LL_img_371809_2.jpg
デジタル観光統計の観光来訪者定義

【デジタル観光統計整備検討委員会(概要)】
目的:デジタル技術を活用した観光入込客数調査の作成・活用ガイドラインの検討
座長:清水 哲夫 東京都立大学都市環境学部観光科学科 教授
委員:古屋 秀樹 東洋大学国際観光学部国際観光学科 教授
中野 隆治 一般社団法人広島県観光連盟
カスタマーコミュニケーション事業部 プロデューサー
上田 和佳 公益社団法人静岡県観光協会 事業統括ディレクター
野田 優 福岡市経済観光文化局 観光マーケティング課
デジタルマーケティング係
オブザーバー:観光庁


■デジタル観光統計オープンデータについて
この度、策定したガイドラインに基づく「デジタル観光統計オープンデータ」のお試し版は、日本観光振興協会のホームページよりダウンロードが可能です。これにより、都道府県・市区町村の観光来訪者数を比較(地域間・時系列比較)することや、観光KPIのモニタリング等に活用できます。本データは「おでかけウォッチャー」にも連携し、観光地経営におけるデータ活用を推進してまいります。

【デジタル観光統計オープンデータ(概要)】
提供項目 : 都道府県・市区町村別の観光入込客数(国内)
使用データ : ブログウォッチャーが提供する人流データ(*1)
提供期間 : 2021年1月以降(直近1ヶ月分を毎月更新)
地点更新頻度: 年1回(都道府県による観光地点の登録・更新)
提供開始時期: 2023年10月(お試し版)・2024年1月以降~(確定版を提供予定)
提供URL : https://www.nihon-kankou.or.jp/home/jigyou/research/d-toukei/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/371809/LL_img_371809_3.jpg
デジタル観光統計オープンデータの活用例

*1 事前にユーザから許諾を得て取得したスマートフォン位置情報データを活用し、
予め設定した調査地点来訪者を都道府県・市区町村単位で
ユニーク人数集計した月間合計値を、個人を特定できないように加工。


■おでかけウォッチャーの民間開放について
「デジタル観光統計オープンデータ」(お試し版)は、誰でも無償で利用することが可能となります。これにより、従来は自治体を中心に活用されてきたデータが、民間事業者も含めたより包括的に広がりを見せることが期待されます。これは、多様な事業者がデータを利用することで、地域におけるデータ利用が促進され、自治体と民間企業が協力してデータ活用を推進していく上で、重要な取り組みであると考えています。

この新しい取り組みの一環として、デジタル観光統計サービス「おでかけウォッチャー」を民間事業者にも開放するキャンペーンを実施します。これまで「おでかけウォッチャー」は自治体を中心に利用されており、民間事業者には提供していませんでした。今回、「デジタル観光統計オープンデータ」と「おでかけウォッチャー」が連携し、迅速かつ詳細なデータ分析が可能となる環境を全国に整えることで、観光地経営のデータ活用がより進むよう取り組みます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/371809/LL_img_371809_4.jpg
おでかけウォッチャートライアルキャンペーン概要

■おでかけウォッチャーについて| https://odekake-watcher.info/
・観光動態分析に特化した、観光政策主体向けのデジタル観光人流モニタリングサービス。
・全国の市区町村日別来訪者数(登録した最大20ヶ所いずれかの観光スポット来訪者数)ならびに、観光スポット日別来訪者数(登録した最大3ヶ所の観光スポット来訪者数)を基本機能として無償提供。
・有償のプレミアムサービスとして、観光スポットを最大2,000箇所まで設定でき、来訪地分析・発地分析・属性分析・周遊分析および、各分析軸を組み合わせたクロス分析を提供。
・市区町村および任意の観光スポットへの来訪者の行動特徴を準リアルタイムに提供(月曜~日曜までの日別来訪者数を翌木曜に把握可能)。


■デジタル観光統計(国内版)について
・株式会社ブログウォッチャーが保有する、事前に許諾を得て取得したスマートフォン位置情報データを活用し予め設定した全国観光スポット(約100,000箇所)から計測された観光動態データ。
・おでかけウォッチャーをはじめ、観光予報プラットフォームや日本観光振興デジタルプラットフォーム等にも提供されている。


■株式会社ブログウォッチャーについて| https://www.blogwatcher.co.jp/
商号 :株式会社ブログウォッチャー
代表者 :代表取締役社長 酒田 理人
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル4F
設立 :2007年4月
事業内容:「プロファイルパスポート」位置情報データプラットフォームによる、
広告・分析・データ提供・サービス開発の実施。
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