驚き1


驚き2


驚き3


驚き4

NEXT Logistics Japan株式会社(本社:東京都新宿区、社長:梅村 幸生、以下 NLJ)は、荷主・物流事業者など20社のパートナー企業と共に物流課題解決を目指し、新たなテクノロジーを活用し、より少ないトラックとドライバーでたくさんのモノを運ぶための仕組み・システムと枠組みつくりに取り組んでおります。
2023年7月21日に、NLJの相模原センターにて「2024年問題だけではない。日本の物流の抱える緊急課題」をテーマにプレスセミナーを開催しました。そこでご紹介した内容を報告します。


1. 当社代表梅村による講演
「日本の物流課題5つの驚き 及びNEXT Logistics Japanが示す物流の未来」と題し、今後起こりうる物流の5つの課題を、ある家族に起きた悲劇を例にご説明しました。

【知られざる物流における「5つの驚き」】
▼驚き1
「日本の貨物輸送量」のうち91.6%がトラック輸送。トラックが日本の輸送の多くの部分を支える
→トラックドライバーの不足がダイレクトに“運べない”に繋がる
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_1.jpg
驚き1

▼驚き2
トラック輸送の多くは企業物流やその生産を支える原材料や農作物など
→これらの輸送が困難になると、企業の生産・流通などの活動が滞り、“モノが作れなくなる”
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_2.jpg
驚き2

▼驚き3
トラックドライバーは稼げる職業ではなくなった
→労働環境の過酷さと合わせて、特に若者を中心とした労働者に嫌がられてしまう傾向に
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_3.jpg
驚き3

▼驚き4
トラック輸送の生産性は低く積載率は40%を切っている。いわば、6割が空気を運んでいる
→生産性を上げ、付加価値を創出しないと、持続的なサービスとしてのトラック輸送が成り立たない
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_4.jpg
驚き4

▼驚き5
労働時間の上限960時間という、一般的に言えば「過労死」レベル
→2024年は更なる改善が求められる「始まり」にすぎない
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_5.jpg
驚き5


2. 立教大学 経済学部 首藤 若菜 教授の講演(労働経済学専門)
「日本の物流は持続可能なのか」と題してご講演頂きました。
1) 2024年問題とは
・「トラックドライバーの労働時間が短くなるため、これまでと同じように荷物を運べなくなるのではないか」という懸念
・「働き方改革」と残業規制
自動車運転の業務は、上限規制の適用が猶予。かつ除外され、さらに、時間外労働の上限を年960時間とする別の基準が設けられた
・「時間外労働 年960時間」が意味すること…過労死ライン
・「2024年問題」は2024年で終わらない
一般労働者と同じ規制のもとでドライバーが働くには、今後さらに労働時間の短縮が必要

2) ドライバーの賃金
・労働条件の低下
「キツいが、稼げる仕事」から「キツくて、稼げない仕事」へ
・「2024年問題」後の賃金水準は?
労働時間の削減により、賃金が下がれば、さらに人手不足に陥る懸念

3) どうすればいいのか?
・生産性の向上
例) より多くの荷物を運び、より高い運賃を獲得する
・物流を止めないために、ドライバーの労働時間を短くするために
荷主・運送会社、そして私たち消費者の理解と協力が必要


3. パートナー企業様よりNLJへのメッセージ
“業種業態の壁を超え、各社の知見や先進技術を活用し、NLJと共に社会課題解決に取り組む”パートナー企業の4名様からビデオメッセージを頂きました!
・アサヒグループホールディングス
アサヒロジ株式会社
取締役副社長 島崎 市朗 様

・トランコム株式会社
取締役 執行役員 上林 亮 様

・三菱HCキャピタル株式会社
常務執行役員 中井 健夫 様

・株式会社ユーネットランス
代表取締役 副社長 石川 清茂 様


4. 技術デモンストレーション
会場の相模原センターでは、下記の技術デモンストレーションも実施しました。
(1) 世界最大級 全高4.1mダブル連結トラック
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_6.jpg
全高4.1mダブル連結トラック 1
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_7.jpg
全高4.1mダブル連結トラック 2

(2) 量子コンピューターを使用した、自動割り付け・積み付けシステムNeLOSS(ネロス)
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_8.jpg
NeLOSS(ネロス) 1
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_9.png
NeLOSS(ネロス) 2

(3) 自動運転フォークリフト×自律走行搬送ロボットによる、荷下ろしの自動化
画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_10.jpg
FCEV大型トラック
画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_11.jpg
FCEV大型トラック 2

(4) 水素で走るFCEV大型トラック
画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_12.jpg
FCEV大型トラック 3
画像13: https://www.atpress.ne.jp/releases/365560/LL_img_365560_13.jpg
FCEV大型トラック 4

◆各プログラムの詳細・資料について
・技術デモンストレーションの動画は、当社のNEXT Logistics Japan公式YouTubeに掲載しておりますので、ぜひご視聴ください!
公式YouTubeURL: https://www.youtube.com/@nextlogisticsjapan1350

・当社代表の梅村、立教大学の首藤先生の講演の動画をご欄になりたい方、また資料をご要望の方は下記の問い合わせ先までご連絡ください。


◆NEXT Logistics Japan株式会社について
NEXT Logistics Japan株式会社は「ドライバー不足の解消」、「カーボンニュートラル」、「ホワイト物流の実現」といった社会課題の解決を目的にトヨタグループのメンバーを中心に2018年に設立されました。
現在は、この3つの社会課題に対し、より少ないトラックとドライバーでより多くのモノを運ぶため、リアルな輸送を通じて、さまざまな新しいテクノロジーを実装しながら、パートナー、Plus+の企業の皆様とともに仕組みと枠組み作りを進めて参りました。
具体的には、量子コンピュータを活用した自動割り付け・積み付けシステム『NeLOSS』、世界最大級ダブル連結トラックを中心とした『ロードトレイン』、日本を代表する製造業、小売、外食といった様々な40社を超える荷主・物流事業者を組み合わせた『異業種混載』、自動運転フォークリフトと搬送ロボットによる『荷役の自動化』、『FCEV大型トラックの社会実装』など様々な取り組みを進めております。
今後も社会課題の解決に向けて、一緒に取り組んでいく企業様を募り、全国に拡大すべく活動をして参ります。
情報提供元: @Press