- 週間ランキング
福井県勝山市(市長:水上 実喜夫、以下勝山市)、株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)、株式会社ナイスメッツ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:熊谷 秋三、以下ナイスメッツ)は、勝山市にてマクニカが提供するフレイル予防プログラムMAQUP(メークアップ)を活用したフレイル予防事業「フレ!フレ!元気アップ教室」を開催し、その結果、フレイル状態ではない方の割合が約20%増加したことを本日発表いたします。
新型コロナウイルスによる巣ごもり生活により、高齢者の生活機能の低下が顕著となっており、各市町村では健康増進やフレイル予防の取り組みを推進しています。勝山市は、高齢者が介護の必要な状態となることを予防するとともに、地域において自立した日常生活を送ることができるように支援するフレイル予防事業に力を入れており、参加者の健康寿命を延伸することで、中長期的に、要介護者増加および介護保険費用の抑制を目指しています。その取り組みの一つとして、2022年7月より勝山市体育館 ジオアリーナにてMAQUPを活用したフレイル予防事業「フレ!フレ!元気アップ教室」を開催しました。
MAQUPは、フレイル研究の先駆者である熊谷 秋三 九州大学名誉教授による学術的な実証による疫学研究のエビデンスに基づく知見と、マクニカのデータ利用・AIのノウハウを掛け合わせて開発した、マクニカが提供するフレイル予防サービスです。Web上で6つの質問に回答することでフレイル状態を早期発見し、健康の維持とフレイル状態の改善を目指す運動プログラムを提供します。
今回の運動教室では、MAQUPをベースとし、高齢者のフレイルチェック・体力測定・結果説明・運動介入を行い、健康寿命の延伸を目指しました。65歳から80歳代までの約40名の方に8か月間、Zoomを活用し遠隔で楽しみながら、安定した歩行や体力向上をサポートする運動、脳トレを行なってもらいました。
期間中、参加者は3か月に1度、フレイル状態のチェックを行いました。教室に参加する前の昨年7月と、5か月間運動を継続した12月の結果を比較すると、ノンフレイルと判定された方の割合が約20%増加、フレイル・プレフレイルと判断された割合は減少しました。また、参加者の多くで握力や5m歩行の数値の改善が見られ、運動量の変化や体の動かしやすさに変化を実感してもらうことができました。
<フレイルチェックの結果>
画像 : https://newscast.jp/attachments/zLjVz3EPEjfZ7vC6pSYN.png
・フレイル:加齢により心と体の働きが弱ってきた状態
・プレフレイル:フレイルの前段階
・ノンフレイル:フレイル状態ではない
今後も、人生100年時代に向けて「フレ!フレ!元気アップ教室」を継続的に開催し、気軽に楽しめる運動だけでなくコミュニケーションの場を提供することで、フレイル予防の推進に努めてまいります。
【本件に関するお問合せ先はこちら】
■ 遠隔指導型フレイル予防事業
福井県勝山市 健康体育課
TEL:0779-87-0900
■ MAQUPフレイル予防サービス
株式会社マクニカ MAQUP担当
E-mail:Kfps-sales@macnica.co.jp
URL:https://www.macnica.co.jp/business/healthcare/products/139590/index.html
※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
福井県勝山市は、福井県の東方部に位置し市の周辺は1,000m級の山々に囲まれ、中心部は県下最大級の河川である九頭竜川が流れています。明治以来の地場産業である繊維産業を基幹産業とした商工業と、古くから農林業が盛んな水と緑の豊かな田園都市です。
全国的に高齢化が加速する中、勝山市の高齢化率は37.4%(R4.4.1)と高齢化が進んでいます。平成17年にオープンした福祉健康センター「すこやか」では、市民の地域福祉活動と健康づくりの拠点として様々な事業を行っており、高齢者の健康の維持増進を目的とした介護予防やフレイル予防にも取り組んでいます。
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。
詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。
ナイスメッツ(代表取締役社長 熊谷秋三)は、2021年12月に健康寿命延伸にかかる社会課題を解決するため設立されました。弊社は、高齢者向けのフレイル予防・改善を目的にフレイル判定評価や遠隔指導も含めた運動介入サービスを提供します。2022年2月に株式会社マクニカと資本・業務提携を結び、同社のデジタル技術を活かした大規模なサービス展開を図っていきます。今後、ナイスメッツは、「自分でつくる健康社会の実現」に向けた取り組みを通して社会に貢献してまいります。
詳細はWebサイト(https://www.nice-mets.co.jp/)をご覧ください。