Castillo de Canena社からは10月12日、今年の“ファースト・ハーベスト・デイ”― 収穫初日のオリーブだけで作るオリーブオイルに関する発表がありました。雨が少なく、気温が高いという悪条件の中にあっても品質を維持することはできた、といいます。Castillo de Canena社は18世紀末から続くオリーブ栽培の伝統を持つファミリー企業でありながらオリーブの収穫から一貫して冷蔵システムを導入するなど製品の品質維持のための技術やシステムへの投資も積極的に行っている企業です。今年の“ファースト・ハーベスト・デイ”についてフランシスコ・ヴァニョ ジェネラルマネージャーは、「夏の間、適切な水分量を維持するよう努力しなければならなかった。10月も気温が高かったので、収穫は特に大変だった。 」と例年と比べてもまれなほどの気候条件の悪さを語りながらも、「2021年の収穫量が少なかったことから、オリーブ生産に重要な剪定を早めに行い、冬に備えることができたこと、春も乾燥することが予想されたため早めに灌漑をスタートし夏も続けたこと、猛暑に見舞われる前に開花させることができたことなどからよい状態の実をとることができた。またオリーブの実が畑で収穫された瞬間からオリーブオイル生産工程すべてにわたる一体型の冷蔵システムと、生産工程全体のスピード、さらに生産者のたゆまない努力のおかげで高い品質レベルを維持することができた。」と話しています。