Mailman3の利用画面

オープンソースソフトウェア※1(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、メーリングリストをWEBから管理することのできるOSS「Mailman3(メールマン・スリー)」の日本語マニュアルを2022年11月16日よりホームページにて公開します。( https://www.designet.co.jp/ossinfo/mailman/ )
このマニュアルは、画面イメージを使った解説や、利用に関する注意点も盛り込むことで『Mailman3』の利用方法が分かりやすく、利用者に優しいマニュアルになっています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/334286/LL_img_334286_1.png
Mailman3の利用画面

■Mailman3とは
『Mailman3』は『Mailman』の新しいバージョンとしてリリースされた、メーリングリストを管理するためのOSSです。『Mailman3』では、マルチドメイン(※2)の対応や、REST APIの使用が可能になり、今までよりもさらに便利になっています。


■Mailman3の特徴
『Mailman3』はオープンソースソフトウェアのため、無料でメーリングリストの管理システムを利用することができます。メーリングリストを管理するシステムは数多くありますが、『Mailman3』では以下のような特徴があります。

1. メーリングリストの様々な設定をWEBから行うことができる
メーリングリストを管理するシステムには、コマンドライン(※3)で管理する方法しかサポートしていないソフトウェアも少なくありません。しかし、コマンドラインでの操作は、設定するための命令を全て文字で入力する必要があり、管理者の中には難しいと感じる人も多くいます。
一方『Mailman3』では、メーリングリストの作成や、ユーザ管理、配信設定など基本的な機能はもちろん、迷惑メール対策、添付ファイルのフィルターなど、メーリングリストで必要になるほとんどの機能をWEBから行うことができます。コマンドラインから操作することもできるため、管理者の使いやすい方法で、メーリングリストを管理することができます。

2. マルチドメインに対応している
メールアドレスにおけるドメインとは、@よりも右側の部分で、「test@designet.co.jp」の場合「designet.co.jp」の部分がドメインとなります。今までの『Mailman』では、マルチドメインに対応していませんでした。そのため、「designet.co.jp」と「designet.jp」という異なる2つのドメインを扱いたい場合、ドメイン毎にメーリングリストサーバを作る必要がありました。
しかし、『Mailman3』からは、マルチドメイン対応機能が新たに追加され、複数のドメインを管理したい場合でもシンプルにシステムを構成することができます。


■日本語マニュアル無償公開開始
このように、『Mailman3』はメーリングリストを管理することに優れたソフトウェアです。
しかし『Mailman3』の公式マニュアルは、すべて英語表記での解説のため、日本人ユーザにとって難しいものとなっています。
そこでデージーネットは、社会貢献の一環としてOSSをより効果的にビジネスに活用してもらえるよう『Mailman3』の日本語マニュアルを作成しました。

この日本語マニュアルは、公式マニュアルの単純な翻訳ではありません。画面イメージを使った解説や利用に関する注意点など盛り込み、利用者に分かりやすいマニュアルになっています。

デージーネットでは、2022年11月16日より、次のURLで『Mailman3』の「メーリングリスト管理者マニュアル」と「メーリングリスト利用者マニュアル」を無償公開します。

Maliman3「メーリングリスト管理者マニュアル」
https://www.designet.co.jp/ossinfo/mailman/mailman3_admin_manual/

Maliman3「メーリングリスト利用者マニュアル」
https://www.designet.co.jp/ossinfo/mailman/mailman3_user_manual/


■今後の展望
デージーネットは、今後も日本企業のDX化やテレワークなどに役立つOSSを調査し、情報を公開していきます。また、OSSの日本語化や日本語マニュアルを公開していきたいと考えています。今後も社会貢献の一環として、様々な分野でより多くの企業にOSSを利用してもらえるよう、OSSの日本語化や、日本語マニュアルの公開を実施していきます。


■デージーネットのサービス
『Mailman3』はオープンソースソフトウェアのため、無料で入手できます。さらに、今回デージーネットが公開する『Mailman3』の利用マニュアルも無料で公開されているため、『Mailman3』を使ってメーリングリスト管理システムを構築することで完全に無料で利用することが可能です。しかし、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安な企業もあります。

1. システムの構築
デージーネットでは、『Mailman3』のインストールや構築が不安な企業向けに、構築サービスも提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス
デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート


■用語注釈
(※1)オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

(※2)マルチドメイン
マルチドメインとは、1つのサーバ上で複数のドメインを扱うことを指します。マルチドメインに対応していれば、「designet.co.jp」と「designet.jp」のように異なる2つのドメインを、1つのサーバで扱うことができるようになります。

(※3)コマンドライン
コマンドラインとは、ユーザがキーボードから文字列を打ち込んで処理を実行する方法です。


■参考URL
・Mailman3 調査報告書
https://www.designet.co.jp/download/#information

・Mailman ~OSSのメーリングリストサーバ~
https://www.designet.co.jp/ossinfo/mailman/

■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/


■一般の方からのお問い合わせ先
https://www.designet.co.jp/contact/
情報提供元: @Press