リビングルームに洗濯物を干す人が増加


積水ハウス 住生活研究所「梅雨と洗濯に関する調査(2022年)」1


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積水ハウス株式会社は、梅雨時の快適な生活空間のご提案を目的に、全国の20~60代の男女計500名を対象に「梅雨と洗濯に関する調査」を実施しました。
積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施しています。今回は、すっきりとした空間を叶えるための洗濯や室内干しとは?梅雨時に住まい手が快適に生活できる空間がどのようなものか?を導き出すための調査になります。
そして今回の調査結果をもとに、梅雨時をはじめ毎日の洗濯を快適にする4つの「幸せTips」もご紹介します。

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リビングルームに洗濯物を干す人が増加

■気になる毎日の洗濯事情 共働き世帯では洗濯時間帯の二極化も
調査結果によると、56.2%の人が週に4回以上家庭で洗濯をしています。洗濯作業を行う時間帯は、片働き(専業主婦 / 主夫)世帯は朝(午前6時~9時)に洗濯機を回す、洗濯物を干す人がそれぞれ42.5%、37.2%。夕方(午後3時~6時)に取り込む人が半数以上の53.2%。共働き世帯(夫婦ともフルタイム勤務)では、洗濯機を回す、洗濯物を干す時間帯は、それぞれ夜(午後6時~9時)、深夜(午後9時~午前0時)と回答した人の割合が、朝と回答した人と同程度という結果に。仕事前に洗濯をする人と帰宅後にする人の2パターンに大きく分かれると言えるでしょう。

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積水ハウス 住生活研究所「梅雨と洗濯に関する調査(2022年)」2

また、共働き世帯では、コロナ前の調査(積水ハウス 住生活研究所「生活定点調査 衣家事編(2015年)」)と比べ、朝または午前中に洗濯機を回すと回答した人の合計が42.8%から44.5%に、朝または午前中に洗濯物を干す人は46.0%から49.0%にそれぞれ増加。一方、夜または深夜に洗濯機を回す人は43.7%から40.7%、夜または深夜に洗濯物を干す人は43.4%から39.2%に減少しました。共働き世帯では22.1%の人が新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務になったと回答しており、仕事前に洗濯を行う人が増加したと考えられます。


■雨の日も、晴れの日も、洗濯物が生活空間を圧迫しがち
梅雨時、とくに知りたいのは室内干し事情ではないでしょうか。雨の日はリビングに干す人が最も多く37.4%となりました。主寝室や和室など、リビング以外の生活空間に干す人も、それぞれ10%を超えています。朝干してから夕方取り込むまで、長時間生活空間に洗濯物が干しっぱなしのご家庭が多いことが予想されます。

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実は、雨の日に限らず、晴れの日に屋内に洗濯物を干す人も多いことがわかりました。17.6%の人は天候に関係なく全ての衣類を屋内で干しており、屋外をメインとして干している方も下着(21.6%)やおしゃれ着(19.2%)など、洗濯物によって干す場所を分けているようです。晴れた日の外干しは早く乾くものの、人目に触れたり、大切な衣類が直接陽にあたり傷んでしまう可能性があったりするため、あえて室内干しをする人がいると考えられます。晴れの日の室内干しの場所もリビングが最多で、1割以上の人がリビングに干していると判明しました。

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また、雨の日は複数箇所で洗濯物を干す人が27.0%ということもわかりました。最大の理由は干し場不足。1室にまとめて全ての洗濯物を干す十分なスペースがなく、結果として複数の空間を洗濯物が圧迫してしまっているご家庭が多いようです。

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ここまでの調査結果によると、雨の日は朝から夕方まで洗濯物が複数の生活空間を圧迫してしまうことに加え、晴れの日も室内干しをしたりするご家庭も一定数あるようです。共働き世帯では、夜に洗濯をするご家庭も多く、また、在宅勤務で朝に洗濯をする人が増加しているとはいえ、仕事中は急な天候に対応することが難しい場合も少なくありません。いまや室内干しスペースは必須と言えるのではないでしょうか。


■もはや洗濯物の定位置?たたむのもアイロンがけもリビングで行う人が最多
洗濯物を取り込んだ後も、たたんだりアイロンをかけたりと作業は続きます。すぐに行うことができず、取り込んだ洗濯物を一時的に保管する場合も多いのではないでしょうか。取り込んだ洗濯物の保管場所はリビングが最多(37.0%)で、主寝室(21.8%)、和室(12.8%)と続く結果に。たたむ場所やアイロンがけの場所も同様に、リビング、主寝室、和室の順となりました。

リビングで洗濯関連の作業を行う家庭が多く、憧れのすっきりした生活空間の実現は難しいように思えてしまいます。しかし、生活空間と切り離した場所で洗濯作業を行えるようにすれば、叶えることができるかもしれません。

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■4つの「幸せTips」で洗濯を快適に
雨の日や夜間に加え、晴れの日も直射日光や花粉を避けて干すことができる室内干しスペースや、生活空間と切り離した家事スペースがあれば、梅雨時をはじめ毎日の洗濯がもっと快適になるのではないでしょうか。実は積水ハウスでは、洗濯専用室をはじめとした、室内干しや家事スペースに関わるご提案を用意しています。ここでは、衣家事を快適にするために住まいに盛り込みたい4つの「幸せTips」をご紹介します。

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衣家事を快適にする4つの「幸せTips」

(1) 室内干しスペースの確保:
雨の日や夜に加え、人目や直射日光を避けたい衣類や花粉が気になる時期の室内干しにも活躍します。また、洗濯専用室内に干すことで生活空間の圧迫感もすっきりし、湿度上昇が避けられ快適に。

(2) 作業台や収納の設置:
アイロンがけや片付けなど、全ての洗濯作業を一室で済ませることが可能になり、衣家事の負担が大幅に減少します。生活空間がすっきりすることも嬉しいポイントです。

(3) 洗濯機の近くに外干しスペース:
洗濯機の近くに外干しスペースを設置することで、濡れて重くなった洗濯物を持っての移動距離が短くなり、晴れた日の外干しも楽々行えるようになります。

(4) 洗濯機を洗面所から解放:
洗濯専用室に洗濯作業を集約することがおすすめ。洗面所・脱衣所から洗濯作業を切り離すことで、来客にも対応できるすっきりした洗面所になります。


今お住まいのご自宅に洗濯専用室を作るのは難しい場合も、少しの工夫で生活空間をすっきりさせることが可能になります。例えば、つっぱり棒やカーテンを使用して洗濯機が見えないようすること、普段の生活で目に入りにくいよう洗面室の鏡に映らない場所やカーテンで仕切れる場所に室内干しスペースを設けることなどがおすすめです。

ぜひ皆様も4つの「幸せTips」を参考にご自宅でできる工夫を行い、梅雨時もすっきりした生活空間を保つことができる室内干しスペースをつくってみてください。

積水ハウスストーリーでは洗濯動線を重視したご自宅をご紹介しています。あわせてご覧ください。
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/stories/stories_2022/20220527/


■住生活研究所長 メッセージ
調査では、洗濯作業がリビングにはみ出している方が多くおられましたね。とくに雨の日は外に干せない分、室内に洗濯物が広がっていて、それがストレスになってしまう方も多いのではないでしょうか。私自身はリビングの居心地にこだわりがあって、日頃からお片付けには気をつけています。マイルールは、リビング周りに衣服を置かない事。衣類が見えないだけで、リビングに居る時間がより快適になります。ぜひ皆様も今回ご紹介した「幸せTips」を参考に、生活空間が快適になるよう、ご家庭で工夫を行ってはいかがでしょうか。これから住まいづくりをされる方は、洗濯専用室も検討してみてくださいね。

<河崎 由美子>
執行役員 住生活研究所長
1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。一級建築士。

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執行役員 住生活研究所長 河崎 由美子


【「梅雨と洗濯に関する調査」調査概要】
調査期間 :2022年5月14日~15日
集計対象人数:500人
集計対象 :衣家事を主体的に行っている全国の20~60代の男女


<記事などでのご利用にあたって>
・引用元が「積水ハウス 住生活研究所」による調査である旨と、引用元調査「梅雨と洗濯に関する調査(2022年)」の記載をお願いします。
・積水ハウス ウェブサイトの該当記事(URL)へのリンク追加をお願いします。


■住生活研究所について
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住めば住むほど幸せ住まい ロゴ

積水ハウスが2018年に開所開設した、日本の企業として初めて「幸せ」を研究する研究所です。
人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。
情報提供元: @Press