Snipe-ITの利用画面

オープンソースソフトウェア※1(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、社内の資産管理を行うことのできるOSS『Snipe-IT(スナイプIT)』の資産管理者向け日本語マニュアルを2022年2月24日よりホームページにて公開します。このマニュアルは、画面イメージを使った解説や、利用に関する注意点も盛り込むことで『Snipe-IT』の利用方法を分かりやすく、管理者に優しいマニュアルになっています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/298368/LL_img_298368_1.png
Snipe-ITの利用画面

■資産管理の課題
企業には、PC機器やオフィス用品など様々な資産が存在します。これらの資産を管理することは、業務の効率化や情報漏洩防止の観点においても非常に重要です。しかし、企業における資産管理には、以下のような課題があります。

1. 資産の利用状況を管理できていない
企業の場合、資産は減価償却など会計管理を行う必要があるため、既に会計的な資産管理は行われています。しかし、会計的な資産管理だけでは、誰がどこで利用しているかなど、資産の利用状況まで管理することができません。

2. エクセルや台帳で管理しきれない
資産管理をエクセルなどで管理している場合もありますが、管理する資産が増えることで管理しきれなくなる可能性があります。さらに、資産管理が複雑化し欲しい情報が見つけられなくなるなど、業務効率の低下にも繋がります。

3. 資産の紛失や情報漏洩につながる
利用状況などの資産管理ができていない場合、資産を貸し出した後どこにあるか分からなくなってしまったり、無断で持ち出されたことに気がつかないなど、資産の紛失や漏洩などの問題が発生します。

4. 在庫切れや保証期間切れに気付けない
在庫や保証期間などの資産管理ができていない場合、消耗品がなくなったことに気づかず発注が遅れてしまったり、資産が故障した際に保証期間が切れてしまっていたなど、業務に支障が生じる可能性もあります。

これらの課題を解決できるOSSが資産管理システムの『Snipe-IT』です。


■Snipe-ITとは
『Snipe-IT』はパソコンやソフトウェア、ライセンス等のPC機器やオフィス用品などのIT資産管理のために開発されたOSSです。『Snipe-IT』はIT資産以外の消耗品などの管理にも応用することができるため、『Snipe-IT』を導入することで、社内の資産を一元管理できるだけでなく、貸し出し状況やライセンスなどの利用状況も把握することが可能となります。

これにより、社内にどれだけの資産があるのかや、ライセンスの更新時期がわからないなどの資産管理の課題を解決することができるようになります。また、『Snipe-IT』はWEBインタフェースから利用できるため、社外からリアルタイムに社内の資産を管理することができます。これにより、システム管理の業務を効率よく行うことができるようになります。

しかし『Snipe-IT』の公式マニュアルはすべて英語表記のため、日本人ユーザにとって敷居の高いものとなっていました。そこでデージーネットは、資産管理システムを構築できるOSSである『Snipe-IT』の「資産管理者向けマニュアル」を作成しました。

このマニュアルはハードウェアやソフトウェアなどIT資産の管理だけでなく、消耗品や資産に貼るラベルの作成など、IT資産以外の管理方法も含めた、デージーネットが独自に作成した日本語マニュアルとなっています。画面イメージを使った解説や利用に関する注意点も盛り込み、利用者にとって優しいマニュアルになっています。


■Snipe-ITのメリット
1. 資産に様々な情報を登録することが可能
資産番号や購入日、金額はもちろん、資産を管理する管理ユーザや資産を貸し出す対象のユーザ、貸し出す場所まで登録することができます。さらに、資産の写真なども合わせてアップロードすることができます。
これにより、様々情報で検索を絞り込んだり、名前から判別がつきにくいものも、画像で判別ができるように工夫されています。

2. 特徴に応じた管理が可能
『Snipe-IT』は通常の資産だけでなく、消耗品やライセンスなどの管理も行うことができます。さらに、消耗品の場合は大量に購入する場合があるため、数量や最小値を指定できるようになっていたり、ライセンスの登録では、ライセンス特有の情報としてプロダクトキーやシート数(ライセンス数)などが登録できるなど、管理する資産の特徴に応じた管理ができるようになっています。

3. アラート通知による管理サポート
『Snipe-IT』は、消耗品の最小値を下回った場合や、ライセンスや保守の期限が切れる前にアラートが送信されるように設定することができます。これにより、消耗品がなくなってから慌てて購入することや、ライセンスの更新し忘れ、保証期間切れのまま運用するリスクを避けることが可能です。

4. バーコードやQRコードによる監査が可能
資産を管理するためのバーコードやQRコードを発行することができます。QRコードを印刷して資産に貼り付けておけば、スマートフォンでQRコードを読み取って、Snipe-ITで資産の情報を確認することが可能です。また、監査記録を残すこともできます。


■日本語マニュアル無償公開開始
このように『Snipe-IT』は、社内の資産管理を行うことに適したソフトウェアです。しかし『Snipe-IT』の公式マニュアルは、すべて英語表記での解説のため、日本人ユーザにとって難しいものとなっています。そこでデージーネットは、ウィズコロナ時代の働き方改革に貢献するため『Snipe-IT』の「資産管理者向け日本語マニュアル」を作成しました。
この日本語マニュアルは、公式マニュアルの単純な翻訳ではありません。IT資産だけでなく消耗品などを含む、社内における資産管理利用に沿ったマニュアルとなっています。また、画面イメージを使った解説や利用に関する注意点など盛り込み、利用者に分かりやすいマニュアルになっています。
デージーネットでは、2022年2月24日より、次のURLで『Snipe-IT』の「資産管理者向け日本語マニュアル」を無償公開します。

https://www.designet.co.jp/ossinfo/snipe-it/snipe-it_adminmanual/


■用語注釈
(※1)オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。


■デージーネットのサービス
Snipe-ITはオープンソースソフトウェアのため、無料で入手できます。さらに、今回デージーネットが公開するSnipe-ITの利用マニュアルも無料で公開されているため、Snipe-ITを使って資産管理システムを構築することで完全に無料で利用することが可能です。しかし、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安な企業もあります。

1. システムの構築
デージーネットでは、Snipe-ITのインストールや構築が不安な企業向けに、構築サービスも提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス
デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート


■参考URL
・Snipe-IT調査報告書
https://www.designet.co.jp/download/#information
・Snipe-IT~資産管理のOSS~
https://www.designet.co.jp/ossinfo/snipe-it/


■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/


<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/
情報提供元: @Press