文部科学大臣賞

一般社団法人 日本損害保険協会(会長:舩曵 真一郎)は、第18回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の入選作品(入賞22作品・佳作50作品)を決定しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、全国の小学校、子ども会、児童館、少年消防団など371団体から5,697人が参加し、971作品が寄せられました。

応募作品の傾向として、まち歩きなどを通じて分かった事柄を図表やイラストなどにまとめ、自ら学んだことを記すことに加え、「見る人にわかりやすく伝える」という姿勢を感じる作品が多数あり、いずれも力作ばかりでした。また、危険な箇所について注意を促すだけではなく、「どのように改善されるとより安全になるか」といった具体的な改善点などを提言する作品も多く、子どもの視点から、地域をより安心・安全なまちにしようという熱意が感じられました。
保護者や指導者からは、「ぼうさい探検隊を実施することで、防災・防犯・交通安全に関する発見、意識の高まりがあり、参加した子どもたちが自発的に考えるきっかけになった」と、あらためて教育効果を実感したといった感想を多くいただきました。

入賞22作品については、審査員の講評等を取りまとめた表彰動画を、2022年1月下旬に当協会ホームページで公表する予定です。


「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」とは
子どもたちがまちを探検しながら、まちにある防災、防犯、交通安全に関係のある施設や設備を発見し、マップにまとめる実践的安全教育プログラムです。2004年から、毎年、マップコンクールを開催し、優れたマップを表彰しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/290734/LL_img_290734_1.jpg
文部科学大臣賞

◆文部科学大臣賞
【愛媛県】宇和島市立奥南小学校
「板の浦・中浦なかよし組」


応募作品の特徴
各テーマの作品の特徴は次のとおりです。

1. 「防災」をテーマとした作品の特徴
・東日本大震災などの過去に発生した自然災害の被害状況やその災害を経験した人々の感想や行動を調査したうえで、今後の防災対策に役立てようとマップにまとめる作品が多くあった。
・新型コロナウイルス感染症や2021年に多発した土砂災害など、ニュースで取り上げられたトピックスも踏まえ、土砂災害発生の仕組みや土砂災害時の避難方法についてまとめた作品もあった。
・外国人居住者が多い地域で、ピクトグラムや英語表記を取り入れることで、外国人向けに分かりやすいマップを工夫して作成した作品もあった。

2. 「防犯」をテーマとした作品の特徴
・子ども110番の家などの安全な場所や死角となる危険な場所を調べ、マップにまとめた作品が多くあった。田んぼが多く、商店や民家が少ない地域では、警察に相談して子どもたちにとって安全な場所をマップに記載した作品もあった。
・「い・か・の・お・す・し」(※)を紹介している作品が多くあった。
※防犯標語「ついていかない」「車にのらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「大人の人にしらせる」のこと

3. 「交通安全」をテーマとした作品の特徴
・地域の危険な場所を調べ、さらに、交通量等の情報についてはグラフなどにして視覚的に訴える工夫がされている作品が多くあった。交通安全に対する意識をアンケートし、表にまとめて注意喚起している作品もあった。
・どのように行動すれば交通事故に遭わずに過ごせるかを子供たちの目線で考え、マップに記載している作品が多くあった。
・地域の交差点等を図解して、どのような危険が潜んでいるかを示している作品もあった。
情報提供元: @Press