冠水監視システム

株式会社Braveridge(ブレイブリッジ、本社:福岡県福岡市西区、代表取締役社長:小橋 泰成、以下 Braveridge)は、小河川や用水路の冠水を検知、冠水後もリアルタイムに推移を把握可能で低価格な『冠水監視システム』を開発したことを2021年10月26日に発表しました。


■背景
近年、多発する豪雨災害を踏まえ、各自治体では水位計設置を含めた監視体制の整備が急務となっています。Braveridgeでは「ため池」への対策として、低価格で設置性のよい『ため池管理システム』を既にサービス化、自治体への導入を進めています。さらに、ため池だけではなく、市中に張り巡らされた小河川や用水路でも水位管理が求められており、その技術とノウハウを応用して、小河川や用水路に、より簡単に低コストで設置できる『冠水監視システム』を開発しました。

■Braveridge Monitoring Service『冠水監視システム』
小河川や用水路の冠水を検知するリーズナブルな『冠水監視システム』です。冠水センサーの水位検出部が冠水したことを検知し、さらにその後の水位の推移を遠隔で継続監視することができます。
リチウム電池2本で約2年間の動作が可能、ソーラーパネルや外部電源が不要で設置がかんたんです。
小河川や用水路などにも導入しやすい低価格なシステムを実現しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/282243/LL_img_282243_1.png
冠水監視システム

なお、この『冠水監視システム』には、『ため池管理システム』同様に、Braveridgeが開発した短期間でIoTサービスを実現するためのハードウェアユニットシステム「PILEz(パイルズ)」と、IoTネットワークサービス「BraveGATE(ブレイブゲイト)」が使われています。

●仕様
・無線 : LTE-M
・測定方式 : 水圧測定式
・使用電源 : CR123A×2本
・電池寿命 : 約2年間
※1回/日の死活監視で算出。
冠水時のデータ通信回数により異なる。
・データ通信 : 通常時 1回/日、死活データ送信
冠水時 任意の設定間隔で水位データ送信
・予定価格(税抜): 120,000円(予定)
・販売開始 : 2022年1月(予定)


■福岡県糸島市で試験運用開始
『冠水監視システム』は、福岡県IoT認定制度の認定製品「自治体向けソリューション」の新たなサービスとして開発されました。2021年11月より福岡県糸島市の2箇所で試験運用を開始いたします。


■「第7回 IoT&5Gソリューション展」において『冠水監視システム』を出品
2021年10月27日(水)~29日(金)に開催される『第7回 IoT&5Gソリューション展』において、『冠水監視システム』を出品いたします。

開催日時 : 2021年10月27日(水)~29日(金)10:00~17:00
開催場所 : 幕張メッセ 3~6ホール
小間番号 : 33-30
福岡県IoT推進ラボ
(公益財団法人 福岡県産業・科学技術振興財団)ブース
主催 : RX Japan株式会社
無料入場チケット: https://www.japan-it-autumn.jp/ja-jp/visit/inv-gate.html


■Braveridge Monitoring Service(ブレイブリッジ・モニタリング・サービス)
Braveridge Monitoring Serviceとは、Braveridgeが持つ無線デバイスや無線通信設計技術、最新のIoTプラットフォーム「BraveGATE」、直感的な遠隔操作を可能にするWeb技術、そして自社工場での量産技術、それらノウハウを活用して展開するIoTサービスです。既に「ため池管理システム」「ガス導管内 露点・圧力遠隔管理システム」をサービス展開しています。


■会社概要
名称 : 株式会社Braveridge
所在地: 福岡県福岡市西区周船寺3-27-2
代表 : 代表取締役社長 小橋 泰成
設立 : 2004年7月
資本金: 100,000,000円
URL : https://www.braveridge.com/

株式会社Braveridgeは、Bluetooth(R)Low EnergyやLTE-Mをはじめとする各種LPWAなど無線通信技術を軸に、日本国内でIoTデバイスの企画・開発・量産・販売を行うハードウェアメーカーです。2019年には電気通信事業者登録を行いMVNOとして回線、プラットフォーム、デバイスを含めた総合的なIoTサービスの提供を開始しています。
情報提供元: @Press