Prioritizing People Model(C)BSIグループジャパン株式会社(所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹)が最新の年次報告書「BSI組織レジリエンス指標年次レポート2021年版」を分析した結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりもたらされたビジネス課題が、ビジネスリーダーに従業員の信頼を高める機会を与え、その結果、組織のレジリエンス(抵抗力・復元力)が高まったことが、明らかになりました。ビジネス改善企業で標準化機関であるBSIグループは、長期にわたる本レポートの作成にあたり、世界各国の500人のシニアリーダーを対象に調査を行いました。
本レポートの結果は、新しいベストプラクティスのアプローチであるBSIのPrioritizing People Model(C)の発表に活用されました。このモデルは、個人の自己実現であるウェルビーイング(幸福度)と組織レジリエンスを高めるための適切な条件となる、信頼の文化を創造するためのベストプラクティスがどのようなものであるかを示しています。このモデルは、組織が人材を優先するための道のりをサポートする規格への道しるべとなっています。その中には、職場における精神的健康管理と改善に関する実践的なガイダンスを提供する世界初の国際規格である、ISO 45003「労働安全衛生マネジメントー職場での精神的健康管理に関する実践的なガイダンス」が含まれています。 レジリエンスの高い組織のリーダーは、従業員を大切にするため迅速に対応し、従業員の長期的な心身の健康を視野に入れて行動していると考えられます。
BSIのPrioritizing People Model(C)は、マズローの欲求段階説1から「欲求」のフレームワークを採用したもので、組織が、ウェルフェアや心身の健康と安全、多様性と包摂性、キャリア開発、イノベーションなどの側面を取り入れた人間中心のアプローチを示すことができるだけでなく、組織レジリエンスの向上を頂点とする組織の成果を示すフレームワークとなっています。BSIのベストプラクティスモデルを採用することで、従業員やその他のステークホルダー、シェアホルダーに対して、持続可能な健康・安全・ウェルビーイング(幸福度)が組織の最優先事項であることを示すことができます。さらに、これらの分野でベストプラクティスを採用することは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを示す効果的な方法でもあります。