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(演劇集団風の作品の一場面)
麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本 卓三)の中学3年生は総合学習「自分(ゆめ)プロジェクト」の一環で芸術体験特別授業を実施します。
参加の主な目的は、「動画を制作する場面で役立てる」ことです。コロナ禍において、なかなかリアルな体験ができなかった生徒たちは、これまで授業や文化祭で動画作成に触れる機会が多くなりました。動画制作能力の需要は急激に高まっています。実際、学校でも緊急事態宣言下、多くの教員が授業動画を制作してきました。動画を制作し、動画を通して物事を伝える能力は今後益々必要不可欠になると考えています。
しかしまだ生徒たちには動画を作ることに一所懸命で、バックミュージックや照明といった動画制作に重要な要素にまで目を配れていません。その点、舞台芸術はセリフや演技だけでなく、音響や照明など、様々なステージエンジニアリングにより構成されています。感動を生み出す素晴らしい作品の全ては、演者の演技だけではなく、エンジニアの緻密な計算のもと繰り出される演出と調和しているからこそ生まれることを、生徒たち自身の肌を通して感じることで、動画制作において、視野を広げ、理解を深める良い機会になると考えています。
この芸術体験特別授業で、生徒たちに学んでほしいことは次の3点です。
①舞台芸術が動画作成などのクリエイティブな活動に応用できることを知る。
②音響や照明などステージエンジニアリングについて、舞台の裏側や仕組みについて学ぶ。
③プロの劇団の演技から、表現方法や舞台の雰囲気の作り方を学ぶ。
これまで、中学3年生はドラマケーション(ドラマ+コミュニケーション)教育に取り組んできました。今回「東京演劇集団風」にご協力いただき、プロの演劇を生で見る機会を得ることができ、より学びを深めることができます。
中学3年生の学年部長である秋元 誠道(あきもと しんじ)教諭は「本特別授業はSTEAM教育の一環として位置づけています。感動的な芸術作品にも制作者の意図や仕掛けがあります。そのことを理解し、使いこなせるようになれば、生徒たちの表現の幅が広がり、世の中に大きな影響を与えられるようになります。これから社会はSociety5.0に向け、AIの技術革新が益々進んでいきます。その中で、生徒たちには麗澤で学んでいる『心の力』と『情報技術』を結び付け、これからの社会で活躍できる人材になってほしい」とコメントしています。
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(生徒が作った動画作品の一場面)
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(演劇集団風の作品の一場面)
■日時:2021年5月14日(金)13時30分〜16時30分
■対象:中学3年生 145人
■場所:松戸市文化会館「森のホール21」小ホール
■内容:「東京演劇集団風」の演劇「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち~」を見て、自分たちの演技の参考にし、舞台裏の照明や音響が作品に与える影響について学ぶ。
麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。
麗澤中学・高等学校のホームページはこちら : https://www.hs.reitaku.jp/
【プレスリリース】麗澤STEAM教育 動画制作力の必要性.pdf
: https://newscast.jp/attachments/28uQeRZGlfNOIUHtYzFi.pdf