創業者 鈴木 政吉


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鈴木バイオリン製造株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:鈴木 隆、以下 鈴木バイオリン)は、地域に根ざした世界一の弦楽器メーカーを目指すため、2021年4月に本社を愛知県大府市に移転いたします。
また、本社工房移転に関わる費用を捻出するべく、クラウドファンディングサイト CAMPFIRE(キャンプファイヤー)にて2月7日(日)まで支援を募集しております。

URL: https://camp-fire.jp/projects/view/360210?list=watched

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/243312/LL_img_243312_1.jpg
創業者 鈴木 政吉

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/243312/LL_img_243312_2.jpg
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【本社移転の経緯】
鈴木バイオリンは、明治20年に創業し、国内バイオリン製造のパイオニアとして、130年以上に渡り弦楽器の製造に取り組んできました。100年先にも明治時代から培ってきたバイオリン製造の伝統技術をつなぐべく、かつてバイオリンの大量生産の礎を築いた土地である愛知県大府市に本社工房を移転することにいたしました。

移転に関する詳細は下記のとおりです。

(移転前 所在地) 名古屋市千種区千種二丁目2-16
(移転後 所在地) 大府市桃山町二丁目23-1


【本社移転の背景とクラウドファンディングの立ち上げ】
鈴木バイオリンは、日本のバイオリン製造のパイオニアとして明治20年に創業以来、約130年間にわたり、バイオリンをはじめとする弦楽器の製造に取り組んできました。
近年、少子化による楽器需要の低下や海外製の安価なバイオリンが市場に出回り、当社の売上は減少傾向にあります。さらに今年は、新型コロナウイルス感染症の影響を多分に受け、現在の経営状況は、まさに崖っぷちに立たされております。
そんな逆風の中でも、かつて同社二代目の鈴木 梅雄が分社工場を構え、バイオリンの大量生産を確立させた縁ある愛知県大府市に、本社工房を移転することにいたしました。
本社工房移転に関わる費用を捻出するべく、会社の再建をかけクラウドファンディングを敢行しております。


【クラウドファンディングのプロジェクトで実現したいこと】
1. 本社工房を愛知県大府市へ移転し、まちに音楽が溢れる情緒ある「バイオリンの里」を作る。
2. スズキ・メソードのバイオリン教室を開講
スズキ・メソードは、政吉の三男である鈴木 鎮一が創設し、世界中で有名なバイオリン教室。鈴木バイオリンの本社工房とスズキ・メソードの教室が一体となった「世界で一つだけのバイオリン教室」を大府市の新本社内で開講する。
3. バイオリン文化を広めるイベントや講座を開催する。
4. 次世代のバイオリン製作職人を育成する。


【リターン品について】
本社工房移転を記念した特別仕様のバイオリンセット、バイオリン製作に使用する材料で作った小物グッズなど、バイオリン製造メーカーらしいリターン品を用意。さらに、30年ほど前に生産終了となったSUZUKIギターにリペアを施し、限定数蔵出し品としてラインアップに投入。
また、大府市出身のバイオリニストで同市広報大使の水野 紗希氏が出演予定の記念コンサートのチケット、アインシュタインの直筆手紙を実際に見ることが出来る本社工房見学チケットなど幅広く用意しています。


【スケジュール】
2021年
1月~ 本社工房移転準備
2月 バイオリン教室開始(スズキ・メソード バイオリン教室)
4月 本社工房移転完了
4月下旬 本社工房オープニングセレモニー
5月 鈴木バイオリン大府市移転記念コンサート(おおぶ文化交流の杜 | allobu にて)


【応援メッセージ】
本社移転先の愛知県大府市も同社のクラウドファンディングを全面的にサポートしています。
また、大府市出身の世界的バイオリニスト竹澤 恭子氏からも、同社が実施するクラウドファンディングに直接応援メッセージが届いています。

~竹澤 恭子氏からの応援メッセージ~
「3歳のお誕生日に両親からプレゼントされた鈴木バイオリンとともに、スズキ・メソードでバイオリンを始めました。このバイオリンを通して音楽の楽しさを学び、世界中のみなさまとコミュニケートできる素晴らしさを経験することができ、そのことは現在の演奏活動の糧となっています。このように音楽との出会いをもたらしてくれた鈴木バイオリンが、スズキ・メソードと連携し、大府市に拠点を移転されますとのこと、大府市出身の私としましては強い縁を感じずにはいられません。昨今では貴重な人口増加の都市「大府市」で、このことをきっかけにたくさんの子供たちが音楽に興味を持ち、その素晴らしさに触れる機会がどんどん増えてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
そして、この大府市から日本全国のみならず、世界に向けて音楽発信をしていくことができたら、なんて素敵なことでしょうか。」竹澤 恭子


【鈴木バイオリンの歴史】
創業者である鈴木 政吉は、1887年(明治20年)に名古屋の地で鈴木バイオリン製造を創業し、分業制によるバイオリンの製造にも成功。
現天皇陛下が故高松宮宣仁親王から贈られ愛用されているバイオリンも政吉が手作りした逸品です。
1900年(明治23年)にはバイオリン製作の本場ヨーロッパ、パリ万博にて鈴木バイオリンが銅賞を受賞。国際的な評価を確立し、事業は飛躍を始め、最盛期には毎日500本ものバイオリンを製造する世界的弦楽器メーカーに成長しました。
その間も政吉は研究を怠ることなく、ドイツの製作大家を多数訪問し、製造技術に磨きをかけ続けました。ストラディバリが名器を生み出した産地『クレモナ』では、「巨匠の遺作に匹敵する絶品」という評価を受け、アルバート・アインシュタイン博士も絶賛しました。アインシュタイン博士は、「このような音色は、200年前のイタリアの巨匠の手に成ったものでなければ、世界のどこにも求めることはできない。それを日本で、名器と同じ音色を出すものが作り出されるとは驚きである」と評価し、後日政吉へ宛てた直筆の手紙の中で、「自分が愛用しているバイオリンと弾き比べをしたところ、その場にいた皆が貴社のバイオリンの方が優秀だと判断した」と驚きを綴っています。
このように順調に進んでいた事業も1929年(昭和4年)に起こった世界恐慌で一変しました。鈴木バイオリン製造は、一度破産まで追い込まれたのです。政吉の長男鈴木 梅雄は再建を図ろうと各地を奔走。1935年(昭和10年)に現在の愛知県大府市に大府分工場を新設しました。梅雄が工場を大府に決めた時に思い描いていたのは、ドイツで見た「楽器生産の村・Markneukirchen(マルクノイキルヒェン)」です。ドイツのように町と一体となったバイオリンの里を大府に再現しようと考えたのです。しかし、戦争による経済統制により楽器製造はままならなくなり、1944年(昭和19年)に大府分工場の歴史は幕を閉じ、梅雄のバイオリンの里をつくる夢は幻となりました。
現在は、名古屋市内に工場を置き、創業者政吉が、バイオリンを初めて製作して130年余り、今もなおその技術と情熱が受け継がれ生き続けています。国産のバイオリンとして主に教育分野を中心に使われており、「品質の良いものを、皆が使えるように」とコストを抑えながらも品質に強いこだわりを持ってバイオリン製作に取り組んでいます。コスト削減だけでなく、匠の世界で習得に長い歳月のかかる技術を持つ職人を大切にし、また職人個々の更なる技術力の向上をもってストラディバリやガルネリの手に成るクレモナ銘器への研究・挑戦も推し進めています。


【会社概要】
商号 :鈴木バイオリン製造株式会社
代表者 :代表取締役 鈴木 隆
所在地 :〒464-0858 愛知県名古屋市千種区千種二丁目2-16
設立 :1887年1月
事業内容:バイオリンをはじめとする弦楽器の製造及び販売
資本金 :6,480万円
従業員数:9人(2021年1月20日現在)


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情報提供元: @Press