AI診断サポートソリューション「Join AI Connect」株式会社アルム(東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野 哲平、以下 アルム)は、アルムが開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」のクラウドプラットフォームを活用したAI診断サポートソリューション「Join AI Connect」の提供を2020年11月に開始いたしましたことをお知らせします。
Join AI Connectは、「最先端のAI技術を活用しやすくすることで医療の質を高め、医療機関を支援したい」という思いをもとに、世界の最先端を走る医療AI企業がJoinを中心としてスタートする新しいソリューションです。医療機関へのJoinの導入に伴って構築されたインフラとJoin Cloudの活用により、幅広い医療AIサービスを施設毎の必要性に応じて、簡単かつ低コストで提供します。
通常、診断補助AIを導入するには、医療情報を収集・解析するためのサーバーやセキュリティ機器を施設内に設置する必要があります。担当部署との調整に時間を要し、医療AIサービスごとに高額な個別契約が必要となるため、費用対効果についての検討が長引くなど、導入へのハードルは低くありませんでした。Join AI Connectは、Join導入の際に構築されたセキュアなインフラを利用するため、新たな設備設置などは不要です。Joinのコミュニケーション機能を活用し、専門的な医学サポートを提供する様々な医療AIサービスをすぐにご利用いただけます。
この度アルムは、Join AI Connectにおいて利用できる第1弾目の製品として、エルピクセルが提供する「EIRL」の中でも、脳MRI画像から脳動脈瘤の検出をサポートする「EIRL Brain Aneurysm」(*1)と、胸部X線画像から肺結節の検出をサポートする「EIRL Chest Nodule」(*2)を採用いたしました。Joinが広く活用されている領域である脳神経外科系の疾患や、肺がんなどの呼吸器系疾患における読影時の見落とし防止に寄与することを期待しています。