アリソン_AXE

米国、インディアナポリス - 中・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカーであり、ハイブリッド駆動システムおよび完全電気駆動システムを含む商用車向け駆動ソリューションのサプライヤー、アリソン・トランスミッション(以下、アリソン)は、完全統合型新型ゼロエミッション電動アクスルeGen Powerを発表しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/230380/LL_img_230380_1.jpg

アリソン_AXE



eGen Power製品ファミリーは、完全電気駆動およびハイブリッド駆動ソリューション「Allison eGen」ポートフォリオの第二弾となる製品です。アリソンは、eGen Powerシリーズの最初の電動アクスル製品として、定格総軸荷重(GAWR)10,500kgの eGen Power 100Dを発売します。eGen Power電動アクスルは、米国ミシガン州のオーバーンヒルズに最近竣工した敷地面積10,200平方メートルを誇る電動アクスル製造工場で生産されます。



eGen Power 100Dは、最もパワフルなシステムの一つで、完全統合型の中・大型商用車向け電動アクスルシステムです。連続出力200kWの電動モーター2台(合計400kW、最大出力は合計550kW)を採用しました。中央ハウジングに2速トランスミッションを内蔵したことで優れた発進時登坂性能と最高速度性能の両立を高効率で実現したことに加え、オプションでデフロック機能も装備可能です。高効率がもたらすメリットは、航続距離の向上やバッテリーパックの小型化、eGen Power電動アクスルならではの経済性の最適化となって現れます。



eGen Power 100Dは、これらのメリットから日野自動車とHexagon Purusに採用され、2020年10月5日に米国日野社が発表したゼロ・エミッション車の開発ロードマップ“Project Z”のHino XL7に採用されました。



米国日野販売のカスタマー・エクスペリエンス担当シニア・バイス・プレジデントであるグレン・エリス氏は、「日野自動車とアリソンは長期にわたる協業を続けており、業界をリードする当社のパワートレイン5年保証や日野自動車の全ボンネットタイプのトラックがアリソンを標準搭載していることがその証です。性能や品質、信頼性、耐久性で定評があり、信頼できるパートナーであるアリソンとともに電動アクスル車両開発プログラムを今後も継続、発展させられることをうれしく思います」と述べています。



アリソンのグローバルマーケティング担当マネージングディレクター、ブランデン・ハービンは、「アリソンはeGenブランドの電動化製品ポートフォリオの構築を続けており、世界の大手OEMトラックメーカーとの共同検証プログラムを通じて本製品を継続的に発展させてまいります。私たちは、世界で最も信頼性と付加価値の高い駆動ソリューションを提供し、お客様の業務効率改善に寄与することをお約束します。私たちは、動力源や駆動方式にかかわらず、今後も選ばれる駆動ソリューションのプロバイダーであり続けます」と述べました。





■アリソントランスミッションについて

アリソントランスミッション(Allison Transmission、NYSE:ALSN)は、中型・大型商用車用および中型・大型の米国軍用車向けオートマチックトランスミッション、商用車向け完全電気駆動システムおよびハイブリッドシステムの世界最大手メーカーです。アリソンは、あらゆる市場、用途(配送、塵芥収集車、建機、消防車両、スクールバス、路線・観光バス、キャンピングカー、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪車両・無限軌道車両など)で活躍しています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに置き、世界80以上の市場でビジネスを展開し、地域本部をオランダと中国、ブラジルに、製造拠点を米国とハンガリー、インドに設けています。

また、約1,500の独立した販売・サービスディーラー網を有し、充実したサポートを提供しております。詳細については、こちらをご参照ください。 https://www.allisontransmission.com

情報提供元: @Press