eGen Power製品ファミリーは、完全電気駆動およびハイブリッド駆動ソリューション「Allison eGen」ポートフォリオの第二弾となる製品です。アリソンは、eGen Powerシリーズの最初の電動アクスル製品として、定格総軸荷重(GAWR)10,500kgの eGen Power 100Dを発売します。eGen Power電動アクスルは、米国ミシガン州のオーバーンヒルズに最近竣工した敷地面積10,200平方メートルを誇る電動アクスル製造工場で生産されます。
eGen Power 100Dは、最もパワフルなシステムの一つで、完全統合型の中・大型商用車向け電動アクスルシステムです。連続出力200kWの電動モーター2台(合計400kW、最大出力は合計550kW)を採用しました。中央ハウジングに2速トランスミッションを内蔵したことで優れた発進時登坂性能と最高速度性能の両立を高効率で実現したことに加え、オプションでデフロック機能も装備可能です。高効率がもたらすメリットは、航続距離の向上やバッテリーパックの小型化、eGen Power電動アクスルならではの経済性の最適化となって現れます。
eGen Power 100Dは、これらのメリットから日野自動車とHexagon Purusに採用され、2020年10月5日に米国日野社が発表したゼロ・エミッション車の開発ロードマップ“Project Z”のHino XL7に採用されました。