stereo編 ONTOMO MOOK 「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」表紙
『OM-MF4』は、マークオーディオ初の直径40mmのコーンを使用した最小モデル。小口径ながら驚くことに低域特性も良く、最低共振周波数(ユニットの再生限界的な値)は100Hz以下。
『OM-MF4』寸法図
『OM-MF4』周波数特性・インピーダンス特性
今年創立79年を迎える株式会社音楽之友社(東京都新宿区、代表取締役社長:堀内 久美雄)は、stereo編 ONTOMO MOOKとして、マークオーディオ製6cmフルレンジ・スピーカーユニット『OM-MF4』を付録とした「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」と、対応エンクロージャー『ラビリンス・バスレフ型』を付録とした「これならできるスピーカー工作 2020」を、2020年8月19日(水)に同時発売しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/223121/LL_img_223121_1.jpg
stereo編 ONTOMO MOOK 「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」表紙
「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」は、月刊誌「stereo」から引き継いだ毎年恒例のスピーカーユニットの付録のムック誌としておなじみで、過去にはスキャンスピーク、フォステクス、パイオニアといった有名オーディオメーカーとコラボして今回で11回目を迎えました。今年2020年の付録ユニットは、前年・前々年と大好評を博したマークオーディオ製で、同社製品3回目となる今回は、6cm口径とした新設計ユニット『OM-MF4』です。
この付録スピーカーユニット『OM-MF4』は、前2作のスピーカーユニット『OM-MF5』シリーズより小口径として、より小さなスピーカーシステムもつくれるように企画されています。一般的に小口径になると低音が出にくくなるところを改善し、驚くことに低域再生限界の目安となるfo(最低共振周波数)は6cmながら100Hz以下を誇ります。小口径の有利さを生かした高域の伸びも合わせ持つワイドレンジ設計。音圧特性や諸特性も小さなエンクロージャーに対応するものとなっています。『OM-MF5』同等のマグネットや4mmというロングストロークは強力な駆動力を持ち高い能率を誇ります。もちろん、マークオーディオの設計理念設計理念「入力信号に正確に追従するドライバー」となっています。
■『OM-MF4』T/Sパラメーター
Revc= 8 Ohm
Fs= 97.5 Hz
Sd= 0.0024 m2
Vas= 1.15 Ltr
Mmd= 1.63 g
Mms= 1.69 g
Qms= 3.77
Qes= 0.78
Qts= 0.64
SPLo= 83.41 dB
Power= 7 Watts (Nom) 14w(Max)
X max=4.0-mm (1 way)
マークオーディオ創業者のマーク・フェンロン氏は、このスピーカーユニット『OM-MF4』について下記のように評価しています。
「今回のモデルはニアフィールド・オーディオでも本格的なサウンドを得られる稀有のユニットです。本機のパフォーマンスは、マークオーディオがムック付録ユニットを本物のハイファイユニットにしたいという決意から生まれました。小さいスピーカーは低域再生に制限がありますが、本機はストロークを長くした(ストロークの最大総量は8mmとロングストロークで設計されている)ことで高品質の低音を再生できます。もちろん小口径は高域が優秀ですから、ワイドレンジです。特に私がこのユニットに対して自信を持って言えるのは、とてもスイートトーンだということです。きっと自然でウェルバランスの音に驚かれることでしょう。」
(「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」インタビュー記事より抜粋)
■商品名
stereo編 ONTOMO MOOK 「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」
特別付録:マークオーディオ製6cmフルレンジ・スピーカーユニット
発売日 :2020年8月19日(水)
【定価】 5,995円(本体5,450円)
【判型・頁数】B5・24頁
【ISBNコード】9784276963115
【商品コード】963110
一方、「これならできるスピーカー工作 2020」では、上述のスピーカーユニット『OM-MF4』が口径6cmと昨年のユニットより小型化されているにも関わらず、さらに重心の低い低音再生を楽しめるスピーカーユニットとなり、また20kHz付近の超高域にはアグレッシヴなエネルギーがもたらされて音楽ソースの空気感や臨場感を明瞭かつ鮮やかに描きだすという個性的な持ち味を備えていることを踏まえ、6cm口径による小型性を犠牲にすることなくコンパクトなサイズを維持しつつ、かつユニットが持つ精細な表現力を可能な限り素直に発揮できるエンクロージャーとして、
オーディオ・アクティビスト(音楽家/録音エンジニア/オーディオ評論家)生形三郎氏設計による「ラビリンス・バスレフ型」という方式を採用したエンクロージャーを付録としました。
この付録エンクロージャー「ラビリンス・バスレフ型」は、長いダクトが特徴で市販スピーカーに採用がほぼない方式ですが、ヴォーカル帯域に厚みが生まれ、フルレンジスピーカーの魅力をより味わい深いものにします。一般的なバスレフ型と異なり、長い迷路をエンクロージャー内で形成することで、バスレフポートからの風切り音や中高域の音漏れを低減でき、誇張感のない自然な低域を得やすい方式です。コンパクトでありつつもしっかりと伸びたローエンドの確保、そして音楽ソース本来の姿を尊重した自然な音楽表現力をお楽しみいただけることでしょう。
また、誌面では、オヤイデ電気とコラボした内部配線材・真鍮製スパイク・電磁波吸収テープをセットにした「2020 ONTOMO SP MOOK set」のほか、レッドチェリー天然木を使用した「OM-MF4対応エンクロージャーアップグレード用バッフル」、「フィンランドバーチのデスクトップスタンド」など工作魂をくすぐるグレードアップパーツや各種追加オーディオアクセサリーも紹介。自分なりにカスタマイズできる楽しみも用意されています。
■完成時のサイズ:(約)W96×H202×D134mm(ターミナル等除くエンクロージャーのみ)
設計者である生形三郎氏は、このエンクロージャーについて下記のように評価しています。
「ムックサイズであるA4に納めるという物理的な制約や限られたコストのなかで、板の厚みを9mm確保したり、フロントバッフルの左右に傾斜をつけて音の回折を減らすなどのケアを実施するなど、ムック付録といえども、可能な限りの配慮を盛り込むことで、自然な音楽再生を追求している。結果として容量の大きなエンクロージャーには低域の絶対量こそ譲るが、コンパクトでありつつもしっかりと伸びたローエンドの確保、そして音楽ソース本来の姿を尊重した自然な音楽表現力が確保できたと自負している。今回の、攻めに攻めたマークオーディオ・ユニットと併せて、市販のスピーカーでは味わえない音楽再生をお楽しみいただけるキットに仕上がった。」(「これならできるスピーカー工作 2020」記事より)
■商品名
stereo編 ONTOMO MOOK 「これならできるスピーカー工作 2020」
特別付録:マークオーディオ製6cmフルレンジ・スピーカーユニットOM-MF4対応エンクロージャー・キット
発売日 :2020年8月19日(水)
【定価】 5,940円(本体5,400円)
【判型・頁数】A4変・16頁
【ISBNコード】9784276963122
【商品コード】963120
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情報提供元: @Press