健康から病気へ向かう段階を捉え、今身体が抱えている課題や問題を見える化し、修正することで病気を近づけないことを目的に、ミネラル・有害金属、身体構造のバランス、酸化ストレス・抗酸化力、DNA酸化ストレスレベル、AGEs:終末糖化産物等のPoint of Care検査機器を提案して参りました。中でも終末糖化産物を測定する「AGE Reader mu」の測定値は、年齢との相関性と不可逆性が非常に高く、今世界で最も注目されている「老化の指標」として、抗加齢・生活習慣病の予防には欠かせない検査になりつつあります。
Lecture 1 “The fascinating association between vitamin D and AGE”
伊藤 明子先生/Dr. Mitsuko Itoh
赤坂ファミリークリニック/院長、
NPO法人Healthy Children, Healthy Lives/代表理事、
有限会社アクエリアス/代表取締役社長・会議通訳者
東京大学医学部附属病院 小児科/医師MPH(公衆衛生専門職)
東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 健康医療政策/客員研究員
10:55 講演2「サルコペニアと終末糖化産物」
Lecture 2 “Sarcopenia and Advanced Glycation End-products”
加藤 倫卓先生/Dr. Michitaka Kato
常葉大学 健康科学部 静岡理学療法学科/准教授
11:35 休憩/Break
11:50 講演3「2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害薬のAGEsに与える影響」
Lecture 3 “Effects of an inhibitor of sodium-glucose cotransporter-2 on tissue accumulation levels of advanced glycation end products in type 2 diabetic patients”
松本 善太郎先生/Dr. Yoshitaro Matsumoto
松本クリニック/院長
12:30 ランチョン:付録講演「セリスタ製品紹介」
Luncheon Seminar:Introduction of Selista products
伊藤 承正/Mr. Yoshimasa Itoh
セリスタ株式会社/代表取締役/CEO, Selista Inc.
13:15 講演4「AGE Readerを用いた臨床研究のアップデート」
Lecture 4 “Update on clinical studies with the AGE Reader”
Mr. Bart van den Berg
AGE Reader 開発元:Diagnoptics Technologies B.V.(オランダ)/CEO
13:55 講演5「糖化と酸化 -糖化の基礎-」
Lecture 5 “Glycation and Oxidation - Basic mechanism of Glycation”
井上 浩義先生/Dr. Yoshihiro Inoue
慶應義塾大学 医学部 化学教室/教授
14:35 講演6「糖化による悪性サイクル:老化・糖尿病の発症と進展」
Lecture 6 “Vicious cycles by glycative stress:Aging and diabetes.”
米井 嘉一先生/Dr. Yoshikazu Yonei
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター/
糖化ストレス研究センター/教授
15:15 休憩/Break
15:30 講演7「新時代を迎えたGeroscience:AGEsを標的とした包括的老年病の制御」
Lecture 7 “Beginning of a new era for Geroscience:Comprehensive strategy for management of aging- and AGEs-related disorders ”
つい最近、ヨーロッパ糖尿病学会の機関誌『Diabetologia』(2018年11月21日号)に、世界を驚かせる医学論文が掲載されました(著者:Waateringe氏他。論文タイトル:「Skin autofluorescence predicts incident type 2 diabetes, cardiovascular disease and mortality in the general population/皮膚自家蛍光値は一般集団における2型糖尿病、心血管疾患および死亡率を予測する」)。糖尿病や心血管疾患のない一般住民7万2,880人を対象に「AGE Reader」により皮膚自家蛍光値を測定し、その後、中央値で4年間(最長で10年間)にわたって追跡調査したところ、開始時点の皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病または心血管疾患リスクは3倍となり、死亡リスクは5倍に跳ね上がることがわかりました。