撮影:アレックス・コール

エンティティー・コンテンポラリーダンス所属、上條史織(32)が今月半ばに行われた国際的アメリカの大会、『カペジオ・エース・アワード2020』にて優勝致しました事を発表します。この大会は一年に一度行われており、観客には著名なアメリカ人ダンスディレクター、エージェント、プロデューサーなどを含み、勝者にはハリウッドでのオリジナルショー制作に向けた多額の賞金が授与されるという、若手振付師が世界中から集まり競い合う大会です。ダンサー兼振付師として上條は見事日本人初の優勝者となりました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/204347/LL_img_204347_1.jpg

撮影:アレックス・コール



2009年から開催されているカペジオ・エース・アワードは、世界の最優秀若手振付師の発掘をすることで有名で、過去には、エミー賞受賞経験のある有名なブロードウェイ振付師、アル・ブラックストーンや、ダンステレビ番組ワールド・オブ・ダンス(NBC)の振付師、クリスティン・ラッセルなど著名なアメリカ人振付師達が優勝を果たしてきました。



上條とアメリカ人コレオグラフィックパートナーのグレイソン・マグワイアーは、米ハリウッドのモンタルバンシアターにて行われた、『カペジオ・エース・アワード2020』の最終決戦にて、革新的な作品『Boots』を披露し優勝。『Boots』は、人それぞれの感じ方、考え方を尊重し、新たな世界観で人を元気づけようという深い想いで、才能ある日本人とアメリカ人の合作として披露された。上條とマグワイアーは既に、名声ある大会、『パーム・デザート・コレオグラフィーフェスティバル2019』にてこの作品を披露しており、評論家達からの称賛を受けている。



ハリウッドに位置する歴史あるモンタルバンシアターで行われたこの『カペジオ・エース・アワード2020』には沢山の創造力に富むトップクラスの若手振付師達がアメリカ中から集まる中、才気溢れる日本人とアメリカ人からなるこのダンスチームは、優勝の座を勝ち取りました。司会者にはヒップホップ界のレジェンド、ケニー・ウォーマルド、審査員にはアニータ・マン、マーガレット・デリックス、レイ・リーパー、ヴィンセント・パターソン、トニー・セルズニック、テサンドラ・チャヴェスなどを含むダンス界の象徴とも言える名誉ある著名人が顔を揃えました。



カペジオ・エース・アワードは、上條とマグワイアーにチャンピオンの座を与えるとともに、アメリカのトップダンスマガジン、『ダンス・スピリット・マガジン』のスポンサーシップから成る全面資金援助とアメリカや世界の中でも最大級プロダクション会社の一つである『ブレーク・ザ・フロアー』のプロデュースによるダンスフェスティバルにて行われるオリジナルショーを制作する権利を与えました。



「こんなに素晴らしい大会にて私達の作品が優勝をした事を、本当に幸せに思いますし、大変感銘を受けました。パートナーのグレイソン・マグワイアーにも本当に感謝の気持ちで一杯です。恐縮ではありますが、私の活動を通して、日本人としての良さ、歴史を世界に広めていけるチャンスが頂けたんだと思うと、何よりも嬉しいです。」と上條は語りました。





■上條史織のプロフィール

愛知県生まれの上條は、尚美ミュージックカレッジダンス学科を卒業後、東京にて『SMAP×SMAP』などのテレビ番組や大きな舞台でプロのダンサーとして活動したり、最高利益を得たマドンナの『レベル・ハート・ツアー』の為のメインプロフェッショナルデモンストレーターを行った事もある。日本人のベストダンサーの一人として同世代からも高く評価を受けている上條はアメリカの有名ダンスカンパニー、『エンティティー・コンテンポラリーダンス』に加入し、現在は主要ダンサーとして起用されている。





大会の様子が後日こちらから配信される予定です。

https://www.youtube.com/user/DANCETEACHERSUMMIT



(筆者:佐々木真理)

情報提供元: @Press