避難用ケージ(正面)


避難用ケージ(裏面)


避難用ケージ(収納時)


避難用ケージ(オープン)

猫の緊急避難用ケージの企画・開発及び猫(犬)の保護活動を推進する、猫のとびら合同会社(埼玉県草加市、代表:山下 初子)は、当社が販売する緊急避難用ケージ“いっしょに避にゃん”を2019年12月25日より商品化、販売を開始しました。

大災害に備え、“いっしょに避にゃん”は家族同様のペットと一緒に避難する“同行避難”を推進するための避難に特化したケージです。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/203129/LL_img_203129_1.png

避難用ケージ(正面)



■特徴

このケージの特徴は以下の通りです。



○キャリーバッグより大きく、中にトイレが置けて、居住スペースがある

○プラダン製なので水に強く、手入れが簡単

○道具が要らず、簡単に組み立てられる

○折り畳み式でバッグに入っているので持ち運びが楽々

○猫には絶対に必要なトイレ容器がついている。

避難という、平時とかけ離れた状況にあっては、人も動物もかなりのストレスにさらされます。

災害発生時の避難生活を想定して開発された避難用ケージは、人とペットが一緒に避難出来る状況を作る第一歩になります。





■商品概要

商品名 : いっしょに避にゃん

価格 : 19,800円(消費税・送料込み)

販売場所: いっしょに避にゃんの販売サイト

https://nekotobi.com/





■東日本大震災におけるペットの被災状況

環境省の報告によれば、東日本大震災により死亡した頭数(犬)は、

青森県…31頭

岩手県…602頭

福島県…2,500頭

となっており、上記の報告がある他は不明とされています。また猫については、犬の様な登録制が無いため、いずれの自治体においても被災の状況は全く分かっていません。

また、福島原発事故により警戒区域が設定されたため、飼い主はペットを家に留置する、屋外に放つ、係留したまま避難せざるをえない状況であったため被害がかなり拡大したと考えられています。





■ペットは家族の一員

平成30年度ペットフード協会の調べによると、全国の推計飼育頭数は犬8,903,000頭、猫9,649,000頭(2014年~2017年の過去5年間の調査結果により集計)で、犬猫だけで1,800万頭を超えています。

一方で15歳未満の子供の数は1,633万人。日本では子供のいる家庭よりも、ペットを飼育する家庭の方が多いのです。様々な時代背景と共に「飼う・飼われる」の関係から、「家族・パートナー」という存在に変化して来ています。

この様にいまや飼い主にとってペットはかけがえのない家族の一員なのです。





■同行避難とは

環境省はペットと避難する同行避難を推奨しています。避難=避難所に行くことだと考えている方が殆どだと思われます。災害が起きた時に安全な場所まで動物たちと一緒に避難することを同行避難と言います。「安全な場所」とは避難所とは限りません。実家、友人宅、親類宅などもそうです。

大切なのは一緒に生きて安全な場所に行くことです。避難所でのペットの扱いは各自治体や管理者の判断に委ねられていて、ちゃんとしたルールが定められていない所が殆どです。ペットの鳴き声などの問題だけでなく、アレルギーを持っている人もいれば、動物が苦手な人もいます。特に断水して衛生状態が悪い状況では人畜共通の感染症のリスクも高まります。この様な問題から避難所でのペット受け入れが厳しい状況になっていると思われます。

そのためペットがいる世帯が避難所に行っても受け入れてもらえないからと自宅に留まる人が多くなっています。昨年の台風19号の時も多摩川の氾濫時にマンションの1階に住んでいた高齢の男性がペット4匹と亡くなったとの報道がありました。ペットを助けることは人命を助ける事に繋がるのです。



国や行政、各自治体だけの問題では無く、飼い主側の意識を変えていくことも必要になってきています。避難所に行けば何とかしてくれるだろうとの「公助」を求めるだけでは無く自分の家族は自分で守る「自助」の意識や準備また飼い主のモラル向上も大切です。



実際に、ケージやクレートに入っていなかったとの理由で避難所に受け入れてもらえなかった、とのケースが多くありました。自治体や避難所でケージ及びクレートの備蓄はされていません。

飼い主がこの“いっしょに避にゃん”のようなケージを準備しておくことで、自治体や避難所側が受け入れしやすい環境になると思われます。災害時にペットと人のために必要な“装備”を揃えておくことが大切です。

情報提供元: @Press