昨年のクエの養殖の様子


昨年の「いのちの授業」の様子

“陸養”プロジェクト実行委員会は、全国6地域7つの小学校(青森・千葉・東京・富山・愛媛・長崎)の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取組みを開始いたします。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

このプログラムは、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子供達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的としており、昨年に続き2度目の開催となります。



今年度、東京都渋谷区の子どもたちが育てるのは、ヒラメ。渋谷区立加計塚小学校では、昨年の陸養プロジェクトで、関東では珍しい高級魚・クエの陸上養殖にチャレンジしました。最終的には、度重なる議論の末、大切に育てたクエを、「食べる」という選択をし、養殖の意義や、海の命をいただくことのありがたみを体感しました。

昨年のクエと異なり、子どもたちにとっては馴染みも深い魚・ヒラメ。困難を伴う海水魚の養殖、全ての判断は子どもたちに委ねられます。今年の渋谷区立加計塚小学校の5年生は、最終的に育てたヒラメをどうするでしょうか。

今回は、9月26日(木)8時50分から「お魚受け入れ式」を開催いたします。



<開催概要>

日時 :2019年9月26日(木)8時50分~9時30分

実施場所 :〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目21-10





<発表会プログラム>

1. オープニング

2. 校長ご挨拶:渋谷区立加計塚小学校校長 河口 尚志様

3. プログラム説明

4. 共催ご挨拶:NPO日本養殖振興会 齊藤 浩一様

5. 子ども達より宣誓:渋谷区立加計塚小学校5年生 代表者2名

6. お魚受け入れ:各クラスの代表児童各1名が、稚魚を受けとり、水槽へ入れる

7. 集合写真撮影

※9:45~10:25は浦和実業学園高等学校生物部の生徒から子どもたちにヒラメの成育に関する特別授業を行います。





“陸上養殖”プロジェクト実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。





【「陸上養殖」の取組みについて】

■対象者 :青森県青森市立長島小学校/千葉県野田市立関宿小学校/

東京都台東区立忍岡小学校/東京都渋谷区立加計塚小学校/

射水市立放生津小学校/愛媛県伊予市立北山崎小学校/

長崎県長崎市 私立精道三川台小学校

■養殖する魚の種類:青森=メバル/千葉・東京=ヒラメ/富山=メバル/

愛媛=ヒラメ/長崎=クエ

※育てやすさなどからNPO日本養殖振興会が検証し、選定

■実施概要 :(1)地元専門家による座学の実施…

地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ

(2)養殖現場などへの見学…

水産業の現状を学ぶ

(3)海水魚の「陸上養殖」の実施…

魚の成長過程や、その成長過程における自分の気持ちの

変化を記録として残していき、自分たちが食べている

魚や海の問題を皆で考える。

プロジェクトの最終結論として、育てた魚を

どうする(食べるのかなど)のか、

子どもたち自身が話し合い決める。

■プロジェクト監修・水槽考案:NPO日本養殖振興会





【実施校・参加児童数・受入式参加者について】

■東京都渋谷区立加計塚小学校 5年生(児童60名)



■受け入れ式出席者(予定)

<出席予定>

渋谷区立加計塚小学校 校長 川口 尚志 様

NPO日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一 様





【昨年の陸養プロジェクト2018・東京の取り組みについて】

■昨年の加計塚小学校の5年生児童は、関東では珍しい高級魚・クエの陸上養殖にチャレンジしました。半年間育てたクエを、子どもたちはどうするか真剣に議論した結果、「食べる」という結論を決め、

「食べる」ことによる「いのちの授業」を実施しました。児童皆が、海の恵みや命の尊さ、食べることへの感謝と真剣に向き合いました。





画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193868/LL_img_193868_1.jpg

昨年のクエの養殖の様子

情報提供元: @Press