DDN Storage

データダイレクト・ネットワークス(以下 DDN)はNASAの火星探査機インサイト( https://mars.nasa.gov/insight/ )を支援し、ミッションに直結する極めて重要な情報を管理することを発表しました。インサイトは、日本時間の11月27日(火)に火星に着陸して、表層、マントル及びコアを探査する準備を進めています。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/171190/LL_img_171190_1.jpg

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火星探査機インサイト(InSight:Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport - 地震調査、測地学、熱輸送を使った内部探査の略称)は、2018年5月5日に打ち上げられ、205日間にわたって宇宙を旅し、日本時間の11月27日(火)午前5時に火星に着陸する予定です。当日は米国内70地点と海外の4地点でライブ視聴( https://mars.nasa.gov/insight/timeline/landing/watch-in-person/ )の開催が予定され、宇宙愛好家がオンラインで見守ります( https://mars.nasa.gov/insight/timeline/landing/watch-online/ )。



火星への着陸は簡単ではありません。大気圏突入、降下および着陸のプロセス(EDL)は、地表から約128キロメートル上空から始まる、恐怖の6分間と言われるような、困難な任務です。EDLの準備開始とともに巡行段階は完了します。探査機は、パラシュートと逆噴射装置により減速しながら降下していき、着陸脚が伸びて着陸時の衝撃が吸収されるとEDL段階が完了します。



EDL技術は、過去の火星ミッションから得られた多くの教訓と、モンテカルロシミュレーション手法によって向上してきました。データを記録しEDL中の姿勢の変化ごとにモンテカルロシミュレーションを繰り返す機械学習アルゴリズムにより、探査機のすべての動きが正確に計算されます。生成されたすべてのデータは、DDN EXAScalerアプライアンスに保存されます。モンテカルロシミュレーションは徹底的に行われますが、EDLは天候の変動に柔軟に対応することもできます。ミッションチームは、火星探査機インサイトのパラシュートを開きレーダーを使用して着陸面を見つけるときに微調整するというような驚異的な技術も習得しました。



着陸地点は、米国の南西部の地形に似ているフラットで平滑な大溶岩平野の西端に位置する、長さ130キロメートル幅27キロメートルの楕円形のエリシウム平原と呼ばれる場所です。他の強力に推進されている火星ローバー(探査車)によるミッションとは異なり、火星探査機インサイトは着陸地点に留まり、データを収集して1億4,645万キロメートル離れた地球上のデータセンターに導入されているDDN EXAScalerシステムに送信します。このデータに対して綿密な分析とシミュレーションが実行されます。



火星探査機インサイトはこの種の探査作業を行う最初のロボットです。この探査作業により火星において初めて地面の掘削が行われることになり、惑星の地震、熱流量、高精度追跡を測定する手段が得られます。これらのデータが収集されることで、新たに宇宙探査の限界が押し上げられ、太陽系の成り立ちについての洞察が得られることになります。地球と火星の内部を比較することにより、宇宙への理解がさらに進み、生命を育む他の惑星を発見することにつながることが期待されています。





<DDN 社長 Paul Blochのコメント>

「ジェット推進研究所は、当社の長年にわたるお客様であり、同研究所が実施している宇宙探査の一役を当社が担っていることを光栄に思います。当社は火星探査機インサイトの着陸を心待ちにしており、その体験を世界中の皆様と分かち合えることを大変嬉しく思います。火星のコアから収集されたデータは、この赤い惑星への理解を確実に深めるとともに、地球上の私たち全員の生活を変える可能性のある成果につながることでしょう。」





【関連資料】

・DDN EXAScaler ソリューションについて

https://ddn.co.jp/products/storage_appliance/es14kx.html

https://ddn.co.jp/products/storage_software/exascaler.html



・火星探査機インサイトのミッションについて(英語)

https://mars.nasa.gov/insight/mission/overview/



・DDNのお客様について(英語)

https://www.ddn.com/customer-use-cases/





【DataDirect Networksについて: https://ddn.co.jp

DataDirect Networks(DDN)は、企業、サービスプロバイダ、大学や政府機関が、データから多くの価値を生み出すことができるように、効率的で高速なストレージプラットフォーム、ソフトウェア、ソリューションを、20年にわたり開発・提供してきました。AI、クラウドの時代を迎え、さらに高度化する情報活用ニーズに応え統合的なアプローチを一層強化し、データから実践的アイデアや新たな機会を生み出し、ビジネスやイノベーションを加速していきます。株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンはDDNの日本法人・100%子会社です。



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※本ニュースリリースは2018年11月14日(現地時間)に米国で発表されたプレスリリースをもとに、日本国内向けに抄訳・再編集したものです。

情報提供元: @Press