Scary Beauty


Scary Beauty 演奏風景


渋谷慶一郎

国立音楽大学(所在地:東京都立川市、学長:武田忠善)では、来たる2018年10月12日(金)、作曲家の渋谷慶一郎氏をお迎えし、アンドロイドオペラ『Scary Beauty』パネルディスカッションを開催いたします。



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Scary Beauty



アンドロイドオペラ『Scary Beauty』は去る2018年7月22日、ALIFE 2018(人工生命国際学会)のパブリックプログラムとして日本科学未来館で世界初演され、大きな話題を呼びました。本公演のオーケストラを国立音楽大学の有志学生が担当し、その演奏も高く評価されました。

今回のパネルディスカッションでは、渋谷氏に加え、公演でオーケストラを統括した本学准教授の川島素晴、セカンドヴァイオリンを務めた本学修士課程の伊藤太郎ほかの出演者を交え、これまであまり公に語られてこなかった『Scary Beauty』の演奏面の実際を総括します。

指揮と演奏、ひいてはアンドロイドと人間の、関係性と可能性について問い直す機会となります。





■アンドロイドオペラ『Scary Beauty』パネルディスカッション 概要

日時 :2018年10月12日(金)18:15-19:45

会場 :国立音楽大学 新1号館 N-128合唱スタジオ

料金 :入場無料(ただし、学内関係者を優先させていただきます)

会場アクセス:・西武新宿(拝島)線 玉川上水駅下車

改札出て左へ 西武線線路沿い徒歩7分

・多摩都市モノレール 玉川上水駅下車

改札出て右へ 西武線線路沿い徒歩7分



『Scary Beauty』オフィシャル・サイト

http://scarybeauty.com



国立音楽大学公式サイト

http://www.kunitachi.ac.jp/



Scary Beauty 演奏風景

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■ゲスト

【作曲家】渋谷慶一郎

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音楽家。1973年生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。

2002年に音楽レーベルATAKを設立、国内外の先鋭的な電子音楽作品をリリースする。これまでに数多くの映画音楽やサウンドインスタレーションを発表。

2012年には、初音ミク主演による世界初の映像とコンピュータ音響による人間不在のボーカロイド・オペラ「THE END」を発表。同作品はパリ・シャトレ座での公演を皮切りに世界中で公演が行われており現在も上演要請が絶えない。

2018年にはAIを搭載した人型アンドロイドが人間のオーケストラを指揮しながら自ら歌う、アンドロイドオペラ Scary Beautyを発表。

これまでにパレ・ド・トーキョーでアーティストの杉本博司、ロボット研究者の石黒浩と、パリ・オペラ座でエトワールのジェレミー・ベランガールとなど数多くのコラボレーションを発表。世界的な人工生命の研究者である池上高志とは15年に及ぶノイズや立体音響による協働、開発を行なっている。

現在は東京とパリを拠点に活動を展開している。





■オーケストラ統括

【作曲家】川島素晴(国立音楽大学准教授)

1972年東京生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。1992年秋吉台国際作曲賞、1996年ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞、1997年芥川作曲賞、2009年中島健蔵音楽賞等を受賞。1999年ハノーファービエンナーレ、2006年ニューヨーク「Music From Japan」等、作品は国内外で演奏されている。1994年以来「そもそも音楽とは『音』の連接である前に『演奏行為』の連接である」との観点から「演じる音楽(Action Music)」を基本コンセプトとして作曲活動を展開。「演奏行為の共有体験化」の実現メソッドであり、前提として、真に知的な文化体験の本質としての「笑いの構造」がある。2000年に自作論、及び作品集CD「ACTION MUSIC」(Fontec)を発表。

自作における「cond.actor」(アクションを伴う指揮パフォーマンス)の他、現代作品の指揮、その他の演奏活動も多数行っている。国立音楽大学准教授、東京音楽大学及び尚美学園大学講師。日本作曲家協議会理事。いずみシンフォニエッタ大阪プログラムアドヴァイザーをはじめ、現代音楽の企画にも多数携わっている。





■ヴァイオリン

伊藤太郎(国立音楽大学修士課程2年)

5歳よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学附属高等学校を経て2017年3月、国立音楽大学を首席で卒業。同時に矢田部賞を受賞し、皇后陛下が主催する皇居内桃華楽堂での御前演奏、第87回読売新人演奏会等に出演。2017年4月、国立音楽大学大学院に奨学生として入学、現在修士課程2年に在籍中。在学中、大学より奨学金を受け二年連続で霧島国際音楽祭に参加し、Svetlin Roussev、藤原浜雄各氏のマスタークラスを受講。また学部時代に行われた大学創立90周年記念演奏会、オーケストラ定期演奏会等において同大学の学生として初めて大学所有の1723年製ストラディヴァリウス「ヨアヒム」を貸与された。

2013年、2017年の日本モーツァルト青少年管弦楽団のヨーロッパ公演ではウィーン楽友協会等でソリスト、コンサートマスターを務め、共演のアーティストからも絶大な信頼を得ている。第16回大阪国際音楽コンクールエスポワール賞他、入選、入賞多数。これまでにヴァイオリンを佐久間礼子、奥田雅代、小森谷巧、久保田巧の各氏に、室内楽を青木高志、漆原啓子の各氏に師事。2015年度明治安田クオリティオブライフ音楽奨学生。





■モデレート

【作曲家/サウンド・アーティスト】今井慎太郎(国立音楽大学准教授)

音や物の微細な運動の剪定と矯正による作曲とサウンドアートを手がける。国立音楽大学、パリのIRCAMにて学んだ後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツのZKMにて研究活動を、またDAADベルリン客員芸術家としてベルリン工科大学を拠点に創作活動を行う。バウハウス・デッサウ財団でバウハウス舞台の音楽監督を度々務める。CD『動きの形象』を発表。

情報提供元: @Press