ねぷたの練り歩きで記念品を配り、台北観光を宣伝


台北観光を宣伝する台北市政府観光伝播局蕭君杰主任秘書


台北観光PR ブースの登龍街を撮る観光客


台北観光PR ブースの登龍街を撮る観光客

台北市はここ数年日本の観光市場を開拓しようと、主要都市圏以外にも日本の各都県市と積極的に交流を図っており、愛媛県松山市の祭り「大神輿総練」に続き、今年は台北ランタンフェスティバルに参加した青森県弘前市からも招待を受け、かの有名な弘前ねぷたまつりに参加しました。

同まつりに海外の政府観光協会が招待されるのは初めてのことで、開催期間中、台北市政府観光伝播局は弘前駅に台北観光ブースを設置し、台北観光の見どころと台北ランタンフェスティバルをPR。日本の東北地方における台北市の知名度向上を図りました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/162794/LL_img_162794_1.jpg

ねぷたの練り歩きで記念品を配り、台北観光を宣伝



交通部観光局の統計資料によると、日本から台湾への観光客は2017年に189.8万人を超え、2018年1月から5月も前年同期比で3%増、台北市の重要な観光成熟市場となっています。台北市はさらに多様なインバウンド市場を開拓しようと、日本各都県市との交流を積極的に推進し、今年の台北ランタンフェスティバルに青森県弘前市を招待、地方色豊かなランタンをそれぞれ披露しました。弘前市も台北市での大型イベントの成功に驚きと深い感銘を受け、日本の東北地方の一大祭り、青森ねぶた祭の一つである弘前ねぷたまつりの観光イベントに台北市を招待。台北市と弘前市は2018年の台北ランタンフェスティバルに続き、一層交流を深めることとなりました。

観光伝播局は今回、主任秘書である蕭君杰がゲスト代表として練り歩きに参加したほか、イベント期間中は弘前駅に台北観光のブースを設置。当地の日本の人々や祭りの参加者から注目を浴びるよう台北ランタンフェスティバルをテーマとした装飾を披露しました。



青森ねぶた祭は、日本の東北三大祭りの一つで、毎年7月末から8月初めまで青森県の青森市、弘前市、黒石市、五所川原市など各地で開催されています。中でも青森市は最大の規模を誇りますが、弘前市のねぷたまつりは、青森ねぶた祭の発祥の地であり、1980年に日本の重要無形民俗文化財に登録された重要な祭典で、国内外から毎年160万人が訪れます。

台北市は今回の参加を通じて、観光産業の交流だけでなく、これを機に日本の東北地方で台北市の観光知名度を高めたいと考えており、8月3日の「弘前ねぷたまつり」のメインイベントである練り歩きでは、来賓の吉田健弘前市教育長、弘前市商工会議所会頭、弘前観光コンベンション協会会長、弘前市物産協会会長、弘前ねぷたまつり合同運行安全会議副会長とともに、台北市政府観光伝播局蕭君杰主任秘書が練り歩きの先頭に立ちました。

祭りは、続いて登場した大小のねぷたで最高潮を迎え、蕭君杰主任秘書と市政府のスタッフは、イベントの浴衣を着て、手には台北の文字が印刷されたウチワや提灯、髪には台北101やタピオカミルクティー、小龍包をモチーフとした飾りをつけ、ねぷたの運行される沿道で台北の記念品を配り、道行く人も関心を寄せ、記念写真を撮るなど注目を集めました。





また観光伝播局は、8月3日から5日まで弘前駅に台北観光をPRするブースを設置し、2018台北ランタンフェスティバルの戌年のデザインが入った登龍街の様子を再現。2019台北ランタンフェスティバルを宣伝するとともに、台北市の特色豊かな観光スポットを紹介しました。登龍街の様子に魅せられた人々が足を止め写真を撮り、また夜市の輪投げゲームに興じる人々の姿も。台北グルメをモチーフとしたキーホルダーを手に入れた観光客は「機会があればぜひ台北を訪れ、味わってみたい」と大喜びの様子でした。



蕭君杰主任秘書によれば、例年台北ランタンフェスティバルの目玉の一つは、人気の高い「友好交流ランタンコーナー」で、2018年には青森県弘前市の高さ2メートルのランタンが展示され、有名な「弘前ねぷたまつり」が再現されました。本物の山車の縮小版ではありましたが、ねぷたまつりの活気が伝わるねぷたは台北の人々の心に刻まれました。また、今回弘前市長表敬訪問の際、桜田宏市長に2019年台北ランタンフェスティバルへの招待状をお渡し、弘前のねぷたが来年も台北の人々の前に雄姿を現すよう、弘前市が2019年も台北ランタンフェスティバルへの参加を心より願っております。

両市の観光面での交流のよき話題となり、こうしたイベントへの参加を通じて台北市と弘前市の交流が深まり、両市の観光市場が一層盛り上がることが期待されます。

情報提供元: @Press