(2) (1)の後、「生理用ショーツのみ着用」「伸縮ナプキン(※2)を装着」「一般的な生理用ナプキンを装着」のそれぞれの状態で、「装着-安静(5分)-軽いダンス(4分)-安静(5分)-VAS(Visual Analog Scale)(※4)」を行い、感性及び主観値を測定した。試験順はランダムに実施し、安静は開眼で同一壁を見て過ごした。
※4 VAS(Visual Analog Scale)とは、検証対象者の主観値の評価手法です。紙の上に10cmの線を引いて、左端に0、右端に100と書き、各質問に対して、0~100の間のどのあたりになるのかを示していただく評価です。
感性アナライザ(※3)を用いて、ダンス前と軽いダンス中の「ストレス」測定を行なったところ、いずれもダンス中の「ストレス」は低い傾向を示し、「生理用ショーツのみ着用」は有意差あり、「伸縮ナプキン(※2)装着」は有意傾向を示した。さらに、「前安静のストレスが高い群(10名)」のダンス前とダンス中の「ストレス」を比較したところ、「前安静の高いストレス群」のダンス中の「ストレス」軽減効果は大きく、「生理用ショーツのみ着用」「伸縮ナプキン(※2)装着」ともに、有意差ありの結果となった。また、VAS(Visual Analog Scale)(※4)評価でも、「伸縮ナプキン(※2)」は、「生理用ショーツのみ着用」に近い傾向を示した。