サミットの様子 専門家による講義
全国の海苔を生産者自ら、食べ比べ自分の知見に活かします
第3回サミットの様子
海苔の収穫写真
全国の海苔生産者とその関係者で構成される海苔サミット実行委員会(実行委員長:鈴木 和正)は、国の海苔生産者が一堂に結集し、海苔を通じた活動の未来を模索する今年で4回目となる「海苔サミット」を2017年7月3日(月)~4日(火)に千葉県木更津市で開催いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/131337/LL_img_131337_1.jpg
サミットの様子 専門家による講義
【開催の主旨】
近年の海苔養殖は養殖技術や生産性の確立が先代達の努力・研究心の積み重ねにより現在まで引き継がれてきました。しかし、近年の異常気象による新たな生産リスクの発生や、市場のニーズや生産者・消費者の価値観の変化など取り巻く環境も変化しています。この現状と状況についての理解を深め、まずは海苔業界の未来を中心に、生産者発の意見交換の場を作り、日頃の海苔生産に活かす事を模索すべく、地域や技法などの垣根を超えた生産者同士が集結し、様々な角度から協議したく開催します。
【目的】
第4回海苔サミットの会場は千葉。千葉の海苔はひと昔前まで大消費地東京が近いという環境もあり、贈答用として重宝され、そのため海苔の単価も高いままに推移していた時代もありました。しかし、市場動向や環境面が現在では激変しているにも関わらず、自らを知り、改善・改革を図るなど、自らの産地の振り返りをする動きがないのも現状です。
今回のサミットでは、そんな状況でも千葉の海苔を盛り上げようと県・問屋・漁連・生産者が集い、行動できる体制が徐々に整いつつある現状を知って頂いた上で、各産地にも危機感を持って自分の地域、産地を知り、次の1年をどうやって個人単位ではなく、日本の数ある産地の一つとして存在意義が持てるか。今変わらなければこのまま何も変わらず、千葉の海苔を含め日本の海苔業界が衰退します。衰退させないために、まずは各産地の顔とも言える生産者の意識の向上が不可欠と考えています。
【開催概要およびプログラム】
■日程:2017年7月3日~4日(2日間)
■場所:東京ベイプラザホテル 千葉県木更津市新田2-2-1
TEL:0438-25-8888
<1日目:7月3日(月)>
12:30~ 受付開始
13:00~13:15 海苔サミット開催と挨拶
13:15~13:30 「SWOT分析から目標立てに関して」
各産地の分析と報告の意図説明 太田 将司(東松島食べる通信)
13:30~14:00 【開催産地発表】「千葉を振り返り、今を見て思う事、伝えたい事」
発表:鈴木 和正(千葉県 新富津漁業協同組合)
14:00~15:30 産地毎に分かれて分析と目標立て※産地ごとにグループ
(1) 現状の課題
(2)次の1年で産地として取り組む事
(3)目標に対してのアクションプラン
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00 各産地のレビューと、目標発表(各産地15~20分)
17:00~17:30 1日目総括及び、連絡事項/1日目閉会
18:00~ 懇親会(東京ベイプラザホテル)
<2日目:7月4日(火)>
8:45~ 2日目主旨説明
9:00~10:30 海苔の食味検討会(食味体験を行いポイント別に意見交換)
生産者、消費者の求める美味い海苔とは?
10:30~10:45 休憩
10:45~11:30 講義「“味”というもの」
講師:「つきぢ田村」三代目 田村 隆氏
11:30~12:00 事例報告「ドコモICTブイの実例報告と提案」
講師:NTTドコモIoTデザインプロジェクトチーム 山本 圭一氏
12:00~12:20 次回開催場所及びテーマ決定
実行委員長総括(千葉県 新富津漁業協同組合 鈴木 和正)
12:20~12:30 第1部終了
第2部「パネルディスカッション」は任意での参加となります
13:30~15:00 パート(1)「海苔の生産技術に関して」
パネラー:生産者
ファシリテーター:鈴木 和正
内容:千葉の生産課題をベースに各産地と解決しながら討議
パート(2)「海苔漁師として出来る共同プロモーションを考える」
パネラー:生産者、業界、オブザーバー
ファシリテーター:太田 将司
内容:漁師たちで出来る事は何があり、何なら実行出来るか?
15:00~ 総括、解散
【参加予定産地】
※2017年6月13日現在、8県23生産地105名の漁師が参加予定
宮城県:矢本支所/浦戸支所/宮戸西部支所
千葉県:千葉県 新富津漁業協同組合/富津漁協/金田漁協/大佐和漁協/船橋漁協/下洲漁協
兵庫県:神戸市漁協/林崎漁協
岡山県:笠岡市漁協/小串漁協/九蟠漁協
愛媛県:西条漁協
福岡県:大和漁協
佐賀県:佐賀市支所/南川副支所/有明諸富支所
熊本県:松尾漁協/畠口漁協/沖新漁協/河内漁協
■過去実績
第一回(宮城県仙台市) 5県13生産地35名参加、その他(各資材機械メーカー多数)
第二回(熊本県熊本市) 7県16生産地56名参加、その他(各資材機械メーカー多数)
第三回(岡山県岡山市) 8県23生産地80名参加、その他(各資材機械メーカー多数)
【運営体制】
■主催:海苔サミット実行委員会
(第4回実行委員長 鈴木 和正/事務局長 太田 将司)
■後援:NTTドコモ・東松島食べる通信
■協力:株式会社アイフィス・NPO法人フードデザイナーズネットワーク
情報提供元: @Press