工夫するより、クイックカバー


クイックカバー


「クイックカバー」の構造

医療・福祉・健康分野の材料、機器を開発・製造・販売するアルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:鈴木 輝重)は、入院治療中の患者のシャワー浴を快適にするアームカバー「クイックカバー」を開発、5月26日に新発売します。





「クイックカバー」は、けがや手術後の点滴中患者のシャワー浴の際、看護スタッフの簡便性と患者の快適さを追求して開発したものです。また、併せて廃棄物の削減や業務の効率化にも貢献する製品です。





■「クイックカバー」の主な特徴

・看護スタッフにとって:点滴中の患者のシャワー浴の保護をワンタッチで簡単に、早く6分⇒1分へ!

・患者にとって:久しぶりのシャワーを豪快、爽快にできるよう専用設計!

・医療の質にとって:看護スタッフによる手技のばらつき、病棟毎のばらつきをなくします





■「自分の手で今までどおりに髪を洗いたい」:入院患者の思いに応えます

入院中、患者は許可が下りるまで数日間入浴ができず、タオルで拭くだけの日々になります。体調が回復しシャワーに入れるようになっても、まだ点滴中のため、看護スタッフに点滴の針の周りをテープや袋で覆ってもらう必要があります。数日振りのシャワーは患者にとって感動そのものです。

この度新発売する「クイックカバー」は、患者にとって久しぶりのシャワー浴において、入院中のストレスを解消し、「患部を気にせずシャワーを浴びたい」、「髪を自分の手で洗いたい」という思いを実現するために開発された製品です。





■「手間と時間をかけて濡れないように保護したのに濡れてしまった」

 「保護は面倒」「濡らしてしまって、点滴の刺しなおしさせてしまったら

 患者さんに申し訳ない」:看護スタッフの思いに応えます

看護スタッフは、入院中の患者が治療に専念できる環境づくりに常に気を配っています。特に治療中の傷や穿刺部位のある患者のシャワー浴では、シャワーの温水が傷口や刺入部周辺に触れることによって起こる感染リスクや患部への悪影響を防ぐために、入念な準備と細心の注意が必要です※。

しかしながらその準備には、シャワー毎に、患部や穿刺部位にカットしたポリ袋やラップで巻いて端を粘着テープで固定する等、手間がかかり、処置によっては患部への水などの侵入の危険性があります。また、医療機関や看護スタッフよって、結果的に濡らしてしまったり、病棟によって使う物品すら違うということがおきており、濡れてしまう可能性にばらつきが発生しています。しかも濡れてしまった場合は点滴の針の交換や保護フィルムの交換などのモノのコストや時間、手間、さらには廃棄物などの問題もあります。

「クイックカバー」は、患者の洗髪やシャワー浴の準備作業を簡略化でき、廃棄物も削減できる、看護側にも貢献する製品です。



※米国CDC(疾病管理予防センター)は、2011年に血流感染ガイドラインを改定。「カテーテルまたはカテーテル挿入部位を水に浸してはならない。微生物がカテーテル内に侵入する可能性を低減する注意をはらうことが出来れば、シャワーを浴びてもよい(シャワー中にカテーテル及びコネクターを不透明性カバーで覆った場合など)」

*血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン2011メディコン社和訳より一部抜粋





■「クイックカバー」の構造

https://www.atpress.ne.jp/releases/126977/img_126977_3.jpg

(1)手先がフリーな腕抜きタイプ

→シャワー時に手先で使え、素手で頭が洗えます

(2)手首と上腕に輪ゴムを配置

→手首側に二重、上腕側一重構造

(3)本体部分は柔軟なフィルム素材を使用

(4)リユース(繰り返し使用)可能な設計

→術後患者が入院中にシャワー浴を行う回数を2-5回程度と想定しています





■「クイックカバー」の機能

(1)ワンタッチで装着でき、簡単に外せる

→密着ではなく、防水効果のあるきつくない口ゴム設計

→事前に患部の周りにタオルを巻いてカバーを巻く

(2)シャワーが保護部に直接あたるのを防ぐ

(3)両端の輪ゴムが端部からの伝い水の侵入を低減

→完全防水にはなっていません





■製品概要

<製品名>

クイックカバー



<開発コンセプト>

「簡単で快適なシャワー浴」「患者さん一人に一枚繰り返し使える」

看護師の手間削減、処置時間短縮、手技の標準化により、入浴行為にゆとりを提供し、患者に安心と安楽をもたらす末梢ルートの交換を防ぐカバー



<使用シーン>

亜急性期・回復期に末梢静脈点滴、もしくはPICC(末梢挿入式中心静脈カテーテル)のルート留置のままシャワー浴をする際の刺入部保護



<材質>

本体/柔軟なフィルム素材(EMA)

端部/手首側ゴム2本、上腕側ゴム1本(共に防水効果は高いが、手にはきつくない口ゴムを使用)



<包装形態>

30枚入り/箱



<価格>

12,000円(メーカー希望小売価格、税抜き)



<購入先>

全国の医療機器取扱商社





■アルケアについて

アルケアは高齢社会におけるエッセンシャルパートナーとなることを目指し、ウンドケア、オストミー&コンチネンスケア、ロコモティブケア、ナーシングケア、ヘルスケアの5つの視点でケア現場に貢献する事業を展開しています。特にナーシングケア事業では、1955年の創業以来、「目指す看護の実現のためゆとりと安心を共創する」を目指して、新技術の開発と技術革新を進め、看護業務の標準化をサポートし、医療安全管理に貢献するための製品群を提供し続けています。



社名   : アルケア株式会社

代表者  : 代表取締役社長 鈴木 輝重

本社所在地: 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階(〒130-0013)

創業   : 1955年7月

売上高  : 144億円(2016年6月末現在)

従業員数 : 530名(2016年6月末現在)

事業内容 : 医療機器・医療用消耗材料の研究開発、製造、販売業

事業所  : 本社、医工学研究所(以上、東京都墨田区)、

       千葉工場(千葉市)、物流センター(東京都江戸川区)

       営業所(札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、

       吹田市、広島市、福岡市)

関連会社 : 株式会社ザイタック(東京)

お問合せ先: 0120-770-863(コールセンター)

URL    : http://www.alcare.co.jp
情報提供元: @Press